タバコは嗜好品であると主張するたばこ会社、
タバコ(喫煙)は嗜好品ではなく、
病気であると主張する医学界など。
さてどちらが正しいのでしょうか?
人間というものは事の正邪(ただしい・まちがっている)を
己の都合で決めるものです。
「正も邪も 勝手に決める わが都合」
タバコは病気であると認めたら、
JTの商売は成り立たなくなります。
タバコは、病気ではなく嗜好品であると認めたら、
治す病のない医者には都合が悪くなります。
その立場の違いで、正邪が分かれることになります。
さて、タバコをやめたいと願っている喫煙者にとっては
どちらのほうが都合がいいのでしょうか。
嗜好とは、趣味や、たしなみを表す言葉です。
趣味やたしなみなら、やめるも、やめないもその人の自由です。
しかし病気なら、治さなければならないでしょう。
タバコ会社がせっかく嗜好品だと主張して、
やめるもやめないも自由ですよと言ってくれているのだから、
お言葉に甘えればよいのではないでしょうか。
やめたい人には、やめられるのに都合のいいほうを
正しいことだと選択すればいいのです。
嗜好であると選択すれば、
タバコは自由にやめられますし、
病であると選択すれば、
自由の利かない禁煙しかできなくなります。
しかし、
世間的には病だと選択する人が増えてしまっていますので、
これから、ますますタバコをやめるのは難しくなるかもしれません。
残念なことです。