エバポレーター交換 トヨタダイナ TC-TRY230 | とらっく整備士のきろくぼ

とらっく整備士のきろくぼ

自分で行った整備や自動車情報をご紹介していきます。自動車に興味がある方はもちろん、整備をはじめたばかりの人や調べ物をしている方などの参考にしてもらえればと思います。

よく読まれている記事

 

 

 

エアコンガスがすぐ漏れるとのことで入庫。
蛍光オイルとエアコンガスをある程度入れ、エアコンをしばらくつけておきます。

エアコンラインを点検するもオイルが漏れてる箇所は見当たらないので、これは目視できない配管部分かエバポレーター周りかもう少し時間をおかないと滲んでこないかだなぁと思っていました。

しかしパッと見きれいだったエアコンドレンから出てる水をよく見てみると…
黄色い油が浮いている!

エバポレーター周り確定ですね。
エバポケースの中のどこかで漏れ、そのオイルと結露で出た水が混ざってオイル水が出ていると言うことです。

結論からいうとエバポレーター本体から漏れていました。
なのでエバポレーターと、年数もたっていたのでにエキスパンションバルブ、それらの取り外しで外す繋ぎ目のOリングの交換作業をご紹介していきたいと思います。






①エアコンガスを回収する

②グローブボックス下のパネルを外す

③デッキ下のパネルを外す

④ウォッシャータンクを外す

ホースはクランプしておきます。

⑤グローブボックスを外す

五点でとまっています。





⑥ヒューズボックスをグローブボックス側(上にずらす)

エアバックの配線と三本のネジをとり、上に持ち上げるとフリーになります。

 



⑦ヒーターレジスタ、エバポレーター温度センサーのカプラーを外す



⑧エバポレーターケース上についてるリレーのステー、カプラーを外す

リレーのステーはエバポケースに1本ねじ止めされてます。




⑨ボンネットとの境目のコネクションパイプを外す

ロックプレートとフランジに1本ずつ止まってるねじを外し、引っ張ると抜けます。
抜けない場合は室内のエバポケースのネジを外してからやると抜きやすいです。

外した後のパイプ

ボンネット側から

エバポ側


⑩エバポレーターケースをネジを外して取り出す

ケースに向かって上に一つ、右に二つ、下に二つ、左に二つ。
計7本止まっています。

 

 

 

 

 

 


⑪エバポケースを分解する

エバポレーター温度センサーを抜いてから、ケースのビスと留め具三つずつを取ると二つに分かれエバポレーターが取り出せます。

取り外したエバポレーター


ここから目視でわかるくらいオイルが漏れていました。


ケース内もオイルで汚れていたので掃除します。


⑫新しいエバポレーター、エキスパンションバルブ、Oリングに変えてケースを組む

温度センサーもつけ忘れずに。


⑬コネクションパイプのOリングを交換する

ボンネットと室内の境目のところです。

⑭車内にエバポケースを取り付け、元に戻す

逆の手順です。

⑮真空引き、エアコンオイル、エアコンガスを入れる

⑯エアコンの効き、エアコンガス(オイル)漏れを確認

以上なければ作業完了です。

 

 

 

よく見られている記事