初冬の彩り

 頂いた山茶花の花びらの形はハート型でした


こんにちは
特定非営利活動法人 つなぐ です


私たちは
住み慣れたところで安心して生活できる支援
在宅生活を支える医療や介護との連携・推進
を特徴として事業展開しています




霜が降りる朝

今日は暖かいと思って出掛けた日も
宮地岳はやっぱり寒いです

「 冬は割烹着がよかな、袖が絞まっとるし、中にポンシンば着とれば温っかとやんな。ポンシンは綿の入っとるチョッキのことば言うと。私らベストとかシャレた言葉は使いません。」



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山名さんが説明します

まず酢の物から切り込みを始めます
鍋のスープはお出汁を取って味付けします
お出汁に煮干しも入れます

「煮干しばホシカて言いよったな」
「うちんところでもそがん言いよったよ」
「ホシカ?ホシコじゃなかとですか?」

天草弁のおしゃべりが止まりません



「手は洗ったとー?」と声を掛け合いながら
切り込み作業開始です
皆さん手際よく進めていかれます




酢の物には柚子を絞って入れました
爽やかな香りで風味も増します




鍋のスープは大きなお鍋でまとめて作ります
お肉も先にスープに入れました



お鍋は四つですのでお野菜もシャカンバチ四つに盛り付けてください

野菜を盛り付けた大きな皿はシャカンバチと呼ばれ、取り皿のことはテシオと言います


準備出来ました

皆さん揃ったら頂きます







寄せ鍋にはお出汁に使った昆布とホシカも入っています
酢の物は熱い鍋の箸休めにもなり
どんどん進みます
デザートの牛乳かんとコーヒーかんは
甘さが控えめ
参加者の方から頂いた大根の生漬け
どれを食べてもとても美味しいです


鍋は取り分けて具が減ったらうどんを投入
その後の締めはズーシーです

こちらがズーシー(雑炊)
むかご入りで風味豊かです


いつも食べる量が少ない人も
今回は2回3回と取り分けてもらって
うどんもズーシーも召し上がり
沢山食べられました


ありがとうございます
ごちそうさまでした






午後は干し柿作り


イットジョウケに入っているのは渋柿です
各々包丁やピーラーで皮を剥きます

紐になるのはシュロの葉です
庭になっているシュロを取って葉っぱを裂いて紐のようにします

その両端を輪っかにして柿ヘタのところの枝を入れると柿の重さでキュッと締まります

この輪っかが上手くできてないと紐がほどけてしまうのです



「私にも紐ちょうだい、昔とった杵柄よ」

高齢で独り暮らしをされている方など
干し柿を作ることがしばらくなかったので

皆でやる この一連の作業を
とても楽しんでおられました


「皮はどうする?漬け物に使う?」

柿の皮は干して大根と一緒に浸けると黄粉を使わずとも色がつくそうです


そういうことで
縁に広げて干してみました

柿って無駄なところがないんですね




こちらはアンボシ
軒下に干された渋柿のことを言います



古民家に干し柿

初冬の風物詩となりましたね




さてさて
今回はいくつ天草弁を覚えられましたか




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