だっちょのポルトガル滞在記 -7ページ目

だっちょのポルトガル滞在記

2011年9月から12月まで,IAESTEという国際インターンシッププログラムを使ってポルトガルで生活していました.
このブログは,当時書いていた滞在記を書き起こしたものです.

滞在記の「その0」はこちらから: http://ameblo.jp/dattcho47/entry-11250274732.html

※この滞在記は日本時間2011年11月12日に書いたものです


突然ですが,今日(日本では昨日か)11月11日のgoogleのロゴを覚えている人はいますか?
そう,栗をモチーフとしたロゴでしたよね.
11月11日といえば,日本ではポッキー&プリッツの日ですが,ここポルトガルでは焼き栗を食べる日として知られています.
元々11月11日が"聖マルティヌスの日"というキリストにまつわる日で,ポルトガルで栗を食べる以外にも,キリスト教の国では様々なイベントが行われるようです.
(参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8C%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%97%A5

てなわけで僕も近所の露天で買った焼き栗をもぐもぐ食べながら日記を書いています.
昨日も大学のインターナショナルパーティで出たのですが,量が足りなかったので・・・w
この時期になると,10月の終わりくらいから焼き栗の露天商が見られるようになります.
またこれがいい匂いでおいしいんだな.たまにはずれがありますがwww
日記に改めて書きますが,ポルトガルはガッツリとした食事から素朴なお菓子まで本当においしいです.
なんで日本人がもっとポルトガルに来ないのか不思議になるくらい!
というわけで近々始めます,ポルトガルのポジティブキャンペーン←
経済危機だけじゃないぞ!クリスティアーノだけじゃないぞ!!

んで,今日大学でFilipeとこんな会話したんです.

Filipe「ケイヤ!今日は何の日か知ってるかい?」
俺「もちろん!栗を食べる日だろ?」
Filipe「違うよ!ポッキー&プリッツの日だよ!もって来てないの?」

wwwwwwwwwwwwwwww
※この滞在記は日本時間2011年11月7日に書いたものです


最近日記書いてないような気がしますが生きてますよー!
木曜日にプレゼンをやったので,その準備で忙しかったんです.
プレゼンのテーマはずばり「レスキューロボットと東日本大震災」

実は10月の末に日本の地震についてプレゼンをしたいと,リスボン工科大学ロボットチーム(ISR)のボスにメールをしたんです.
そうしたら
「じゃあ次の木曜日(つまり11月3日)にプレゼンをしてくれるかい?できればロボットの話も混ぜてくれると嬉しい」
といわれました.準備期間が全然なかったんですね.
それでも資料を集めたり,FelixやFilipeからプレゼンに対して意見をもらったりしてなんとか完成させました.
あんまりフォーマルなプレゼンではなかったので,意を決してセリフをきっちりと考えずにちょっとアドリブを混ぜてやることにしました.
結果,僕の拙く汚い英語でもいい評価を頂くことができました.
みんなからコメントをもらえたときは本当に嬉しかったな.

でも僕がこの日記で伝えたいことは,そんな自慢話ではありません.
僕はプレゼンの中で,以下の津波の動画を皆に見せました.

http://www.youtube.com/watch?v=8vZR0Rq1Rfw

何回見ても本当に衝撃的な映像です.そして自然と涙が出てきてしまいます.
自分の生まれ育った街がたった5分で無くなってしまう.
人の笑顔や温かみが波に流されてしまう.
プレゼンを聞きに来てくれた人たちは,Filipeを含め誰もこの動画を見たことがなかったようで,皆無言で映像を見ていました.
やはり彼らにとってもまたショッキングだったようです.
こうやって真実を伝え続けていくことは,僕たち研修生の使命であるということを改めて感じました.

その後リストバンド募金を行っていることに触れ,今回もたくさんの支援を頂くことができました.
東の果ての国にこんなにも支援を表明してくれるなんて,日本は本当に幸せ者だと思います.
写真はFacebookに順次アップしていきます.
以下のリンクからアカウントをもっていない方でも写真をご覧になれると思いますので,どうぞアクセスしてみてください.
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.2509168536409.2149180.1468971320&type=1&l=8a6729655e

さて,この活動を通して1つとても大事なことに気づきました.
それはこの活動が自分に
「世界からたくさんの支援を受けているのだから,今度は世界を救わないと」
という思いをリマインドさせてくれるということです.
支援を受けるというありがたみを最前線で感じることが出来るからこそではないでしょうか.
日本に帰国して集めた募金を日本赤十字に送ったら,今度はトルコとタイを救うべくまずはしっかりと募金しようと思います.
僕は何かプロジェクトを立ち上げて何とかしようというのは苦手なので,何か別の形で彼らの復興に必ず携わりたいと思います.
※この滞在記は日本時間2011年11月1日に書いたものです


早いものでもう11月ですね.研修も折り返しをすぎていよいよ残すところ半分となりました.
週末が6回きたら終了,7回目の週末には帰国です.
そろそろお土産を買い集める時期でしょうかね.
一部はもう購入済ですが,ポルトガルの工芸品はどれもおしゃれで目移りしちゃいます.

さてさて,11月が始まったということは10月が終わったということですよね?
10月が終わるということは,色々なものが終わることを意味します.

①自分の22歳が終わる
28日が誕生日でした.当然ながら海外で初めて誕生日を迎えました.
また,Facebookでは27日のうちにたくさんのお祝いメッセージを日本から頂きましたw
本当にありがたい限りです.
28日は金曜日だったので,夕方に後輩からもらった北海道の日本酒で乾杯しました.
多くの参加者が日本酒初体験だったようで,喜んでもらえました.
さらに夜はフラットメイトのインド人と,リスボンに来ていた日本人研修生とパーティ!
生姜焼きとカレーを作りましたが,カレーは明らかに野菜の分量を間違えて大変なことになりました.
ちなみに29日にも別件のパーティをしました.
このときは何も作っていないのですが,とにかく食べ物が辛くておしりが痛いです←

②サマータイムが終わる
今までサマータイム(本当のやつね.某大学のインチキなやつじゃなくて)を経験したことがないので,どうなるか興味があったのですが,日曜日の午前2時に時刻が切り替わりました.
切り替わるというか,午前2時に午前1時になるという仕組みです.
つまり,この日だけ1日に2回午前1時がやってきます.
どうやらルールでは10月最終日曜日の午前2時に替わるようになっているようです.
パソコンの時計が自動的に教えてくれて本当に助かりました.
ポルトガルの携帯も自動的に時間が切り替わり,iPhoneも自動で切り替わるようです.
ただし日本から持ち込んだ時計や携帯,カメラは当然手動切り替えです.
で,問題は街中.
これが本当に困りもので,切り替え済みの時計とそうでない時計が混在しています.
ちなみに地下鉄の駅は切り替わっておらず,バスターミナルの時計は切り替わっており,バスの中の時計は切り替わっていませんでした.
これがサマータイムの最大のデメリットであると思います.
日本での導入はまず無理だろうなぁ・・・

③夏が終わる
前の日記にも書きましたが,ポルトガルもとうとう秋がやってきました.
本当に変な天気で晴れと雨がコロコロ変わります.
昼前には晴れていたのに,食堂から出たら雨が降っている.
お日様が出ているのにザーザー降りとかざらです.
おかげさまでこちらに来てから2回も虹を見ました.
あと気温ですが,朝晩はそれなりに寒いです.
冬服を持ってきていないので秋服で凌いでいます.
実家から服を送ってもらう予定だったのですが,トラブルでリスボンから太平洋をさまよって返送されることになってしまいました・・・
なので第二弾を打診中です.まぁこっちにあるZARAで買ってもいいんですけどね.
服装といえば,ポルトガル人は寒がりです.
Pedroなんて15℃でめっちゃくちゃ寒いって言ってました.
道行く人でもかなり重装備な人もいます.
反対にロシアで生まれたFelixはやたらと暑がりで困ります.
ことあるごとに冷房を求めてます,彼ww
僕なんかは長袖のTシャツ1枚で平気だったりするのですが,困ったことに風邪をひいてしまいました.
これは季節が変わるときに必ず鼻と喉に異常をきたすもので,日本にいたときからなんら変わっていません.
まぁ熱もないし,頭痛もしないから平気なんですけどね.
困ったらもってきた薬飲みます.

さて,11月1日はポルトガルでは休日です.
11月1日,どうしても行きたい場所があるのでそこに行ってきます.
理由は簡単,11月1日は日本人にとっても大事な日だからです.
1755年11月1日,知っている人は知っているはず.
その後には日本に来ていたギリシャ人研修生のGiannisと3年ぶりの再会です.みんな覚えているかな?
当時大学2年生だった自分にとって,忘れられない研修生の1人です.あれから3年も経つんですね.
たまたまポルトガルで学会があると言うことなので,午後の数時間だけですがリスボンをまわれたらなぁと思います.
何にもプランないけどねww

こういう再会」もまた,IAESTE研修の醍醐味かもしれません.
※この滞在記は日本時間2011年10月25日に書いたものです


さっきこっちで買った"グリーンティ"を飲んだら激甘で処理に困っている僕です.
リスボンもようやく夏が終わり秋がやってきました.
昨日初めて雨に遭遇したんですが,その後に一生忘れられないであろう光景を見ることができました.
これはFacebookにアップするのでお楽しみに.
ちなみに秋になったとたんに天気がコロコロと変わって困っています.
洗濯物は以前も部屋干しだったからいいのですが,ジーンズとか上着とか洗わないものの天日干しができなくて困っています.

さて,今日は文化の違いのその2を書いていこうと思います.
といってもたった一つだけなのですが,とても印象的だったので書きます.

先週の金曜日に研究室の仲間と夕食を食べに近所のフードコートに行ったときのこと.
食べ終わってトレーを片付けたら,Filipeから「次からは片付けないでくれ」と言われました.
僕は日本人としての常識を忘れたくないので片付けたのですが,彼曰く
「トレーを置いていくことで,誰かの仕事を生み出すことになる.」
「さっきはそんなに混んでなかったし,それにオーナーは金を持っているから誰かを雇って片付けさせればいい.」
「ポルトガルはそれくらい危機なんだ」
ということです.
これには本当に驚かされました.というか全然気づかなかった.
今までで一番文化の違いを感じた瞬間です.

ご存知のようにポルトガルは今経済危機の真っ只中にあり,政府・国民とも何とか危機を乗り越えようと頑張っているようです.
労働時間の延長など,対策はいろいろあるようですがどうも進んでいるように思えません.
レストランに入っても食事が出てくるまで,とんでもなく時間が掛かる場合もあるし,本当にのんびりしている国です.
まぁそののんびり加減はあまり僕は気にしていないのですが,Felixが
「これが危機の理由だな」
と妙に納得しています.
そして多くの学生が海外へ流出している様子.
そりゃ自国で仕事が見つからなければそうなりますよね.

ただ危機だ危機だと言われているわりには,国民の生活水準はかなり高いです.
いや,高い生活水準をかろうじて維持しているみたい.
そりゃ今までの生活が裕福だったらそのぬるま湯に浸かっていたいのもわかります.
ただし,税金は高く,特に消費税が13%もあります(それでも物価は安いですが).

今まで普通に暮らしていたので,あまり経済危機という実感がありませんでしたが,
金曜日の出来事は特に印象に残る出来事でした.
※この滞在記は日本時間2011年10月21日に書いたものです


昨日はiTunesのアップデートによって日本から持ってきた曲を失い,さらにubuntuというフリーのOSのアップデートで研修先の開発環境を失いました.
本当にアップデートって怖いですね.みなさんも公式ウイルスには注意してください←
あ,ちなみに開発環境は研究室が所有するパソコンを借りることで何とかなりました.
ノートパソコンもかなりの問題を残しました(ホストOSがクラッシュしたubuntuになった)が今のところ大丈夫です.

さて,今日は研修生からよく聞かれる質問について書きたいと思います.


①日本人と中国人,韓国人の見分け方
これが今のところトップクラスの回数を誇ります.
というのも,やはりポルトガルでもかなりの頻度でアジア人を見かけるんですね.
海外の研修生やポルトガルの学生には見分け方がわからないらしく,興味深々ですw
そしてそのたびにあれは何人グループか聞かれますww
ポルトガルにいる唯一の韓国人研修生のMyongJinとこの話題で盛り上がったりして楽しかったりします.
僕的な見分け方は,目,服装,靴です(言語除く).
とくに服装効果は絶大で.これで中国人とそれ以外を見分けることができます.
ですが,韓国人と日本人は難しいです.韓国人の若い子も結構おしゃれなので.
あとは目を見るしかないのですが,これも結構難しい.
実際MyongJinも日本人っぽい顔立ちなので,よく日本人に間違えられるそうです.
ていうか韓国人自体が相当珍しいみたい.ポルトガルのガイドブックも韓国になかったといってました.
ちなみに僕の見分け正解率は今のところ70%くらい.
ただ関西人とジジババの見分け方がかなり難しいんですよ.
関西人ってちょっと会話を聞いただけだと一瞬で日本語だと判断するのが難しいんです.
関西人のジジババになると難易度が極端にアップ!←

②引きこもりについて
これは研究室の同僚であるFilipeが言っていたのですが,引きこもりは「Hikikomori」として海外でも有名だそうです.
でもFilipeしか知りませんでした.なので説明したのは僕とFilipe.
これはそこまで苦労しなかった.

③自殺率の高さ
これもFilipeに聞かれました.
余談ですが彼本当に物知りなんですよ.
ユダヤ教やキリスト教にも詳しいと思いきや,日本にも相当詳しい.
ペリー襲来の年とか今の日本の首相とか普通に知っていますw
ですが,天皇家の菊の花びらの枚数は知らなかったみたい.つか僕も知らなかったですが16枚です←
で,本題の自殺率の高さですが,Filipe以外からも子供が自殺する理由は何かを聞かれました.
彼は競争率の高さだと思っていたようですが,「そうじゃなくてイジメが原因」であることを説明しました.
あと,人身事故発生率の多さ.
「僕が使っている路線(中央線快速電車)では多いときに一ヶ月で3件くらい自殺があるよ」
って言ったらこれには相当驚いていました.あと自分の家に超有名な踏切があったことも説明しました.
おそらく国分寺・国立市民なら知っていると思いますが,あの西五条踏切,別名「都営の踏切」です.

④地震について
実は意外なことにあまり聞かれません.たまに聞かれる程度.
なので,話題に上がったときはここぞとばかりに説明しています.
最近では自分から話を持ちかけてリストバンド募金に持ち込むことが多いです.
本当にツールに感謝しています.
(2012年5月28日注釈: 地震被害の深刻さを伝えるためにフォトブックを持っていき,さらにビラを作りました)

⑤宗教について
これもあまり聞かれない.実際助かっています←
宗教観についてはその16を参照してください.

⑥日本の経済について
海外の学生は日本が豊かな国だと思っているそうで,ポルトガルと対照的な国としてよく引き合いに出されます.
しかしながらそれは大きな誤解で
「借金がめちゃくちゃあるけど,だれも気にしないんだ.それは国民から借りているお金だからね」
と説明しています.

⑦物価の高さ
なぜ日本は物価が高いのかを聞かれます.
とにかく輸送コストがバカ高いのと,資源がないことを説明しています.


実際こんな感じかなー.
さっきも書いたようにFilipeが日本に詳しすぎて全然苦労していませんww
ただ少なくとも地震のことについては皆に知ってほしい.
これからも積極的に行きます.
まだまだリストバンドがたくさん残っていますから.
(2012年5月28日注釈: IAESTEリストバンドプロジェクトはこちら をご参照ください)