横山秀夫 「半落ち」

単行本:2002年09月/文庫本:2005年09月

Webより

日本中が震えたベストセラー
「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、

アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。

動機も経過も素直に明かす梶だが、

殺害から自首までの2日間の行動だけは頑として語ろうとしない。
梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは――。
妻を殺し、それでも生きる。心の奥に想いを秘めて――
日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。

文庫本

前々から気になっていた本でした

犯人の梶を取り巻く色々な関係者別に話が進んでいきます

取り調べを担当した志木が上から取調官を外され、検事の佐藤は

真実を追求しようとしたら担当を外され警察と検察が癒着か

現職警官が妻を扼殺後の2日間に歌舞伎町に行った事実を隠蔽し

早めの解決を選択したことに・・・

しかし、志木は諦めていなかった、刑務所内で面会

もう一人と一緒にそれは誰か

骨髄白血病で息子を亡くしている梶が最後に語った事は

なんと!そうだったのか。

何とも言えない感動でした。