横山秀夫 「第三の時効」

単行本:2003年02月/文庫本:2006年03月

Webより

殺人事件の時効成立目前。現場の刑事にも知らされず、

巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か? 

刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、

全六篇の連作短篇集。笑わない「青鬼」朽木、公安出身の「冷血」楠見、

ずば抜けた直感力を持つ「天才」村瀬。

F県警強行犯係の男たちの強烈な闘争心と矜持を圧倒的な熱量で描き出す、

本格ミステリにして警察小説の金字塔。

他の文庫本

短編とは言え楽しませてくれます

それぞれの強行班の班長の個性を中心に束ねる田畑課長の悩みなど

一歩踏み込んだ部分が窺えます。

最終章は朽木班と村瀬班が競い合い上司も命令も聴かず別々の捜査で

犯人を特定しますが・・・何故か朽木は村瀬へ譲ります。

本当は仲間を思っているのか・・・思わせぶりで終わり。

F県警シリーズが他にもあるかも。

楽しみです