今野敏 警視庁東京湾臨海署 安積班 「最前線」
2002年初版 2007年文庫本
Webより
東京・お台場のテレビ局に出演予定の香港映画スターへ、暗殺予告が届いた。
東京湾臨海署の安積警部補らは、スターの警備に駆り出されることになった。
だが、管内では、不審船の密航者が行方不明になるという事件も発生。
安積たち強行犯係は、双方の案件を追うことになる。
やがて、付近の海岸から濡れたウエットスーツが発見され、
密航者が暗殺犯の可能性が――。 安積たちは、暗殺を阻止できるのか。
(「暗殺予告」より)新ベイエリア分署・安積班シリーズ!
短編集です
文庫本
いつものように安積班中心に速水の活躍があったりで
どの内容も面白い展開でした。
表題の最前線では以前安積班にいた大橋刑事の活躍の裏に
村雨部長刑事の指導が活きていたことが証明されます。
村雨の部下桜井刑事の目線で最後はやはり村雨は良い先輩だと。
夕映えは書下ろしで、ベイエリア分署で見る景色が描かれて・・・
安積の大先輩の三国部長刑事と再会しましたが、安積は係長で
三国はたたき上げの刑事として定年を迎えようとしており、いつもの事で
安積は考えすぎてギクシャクしますが、捜査本部の方針に逆らいながら
最後に二人でいい仕事をします。
またまた安積が好きになりました。
今年はこれで最後でしょう。
来年も安積班は続きます。