今野敏 「禁断」みなとみらい署 暴対係2

2010年初版 2013年文庫本

Webより

神奈川県警みなとみらい署暴対係の警部・諸橋は、

暴力団の間で〈ハマの用心棒〉と呼ばれ怖れられている。

ヤクザの抗争に巻き込まれ、

両親を失った諸橋の暴力団に対する憎悪は特別深いのだ。
大学生が自室で変死体となって発見された。死因はヘロインの中毒死。

市内では薬物検挙数が目に見えて増えているという。

白い粉で俺たちのハマを汚すな! 絶好調、シリーズ第二弾。

 

事件を追っていた新聞記者、さらには田家川組の構成員まで

本牧埠頭で殺害され、事件は急展開を見せる。

文庫本

今回は久しぶりに約500ページにおよぶ長編でした。

しかし、やはり吸い込まれてつい読み進んで、宮崎に行く

車の中で読破しました(笑)

暴力犯係から暴対係に名称変更です。(これは事実に基づく)

メンバーは変わらず諸橋と城島に部下4人

それぞれいい仕事します、今回の田家川組長は表向きは会社社長と

して政財界でも名の知れた大物で中々しっぽを出さない。。。

そこへ中国から武装警察の幹部と部下2人が県警に研修に来て

どうも怪しい!ヘロイン流通に関与か。

諸橋らも確証がなく泥沼へ、しかし武装警察と協力して本筋へ

浮上した中国人と田家川組長との繋がりが・・・

今回は頭脳戦でもありました、この辺が長編となったのでしょう。

暴対係にしては暴れるより心理戦でした、面白かったです。

次回はシリーズ第三弾へ