田畑が広がる坂戸市の郊外を車
で走っていると、突如ど派手な建物が現れてくる。
聖天宮（せいてんきゅう）と言い、中国
・台湾様式の道教寺院であるが、宗教を問わず自由に参拝することが出来ます。
なぜ台湾の寺が日本にあるかというと、この寺の建立者が約40年前に不治の病にかかったが
、道教の神様を崇めて加持祈祷
したところ奇跡的に治癒し、
そのお礼にと寺院を建築したいと願ったところ、神様からお告げがあり、「日本の埼玉県坂戸市東部に建立せよ」と云われたとの事
その他名称や方角
も細かく告げられ、それらお告げを忠実に守り、土地の開墾・道路整備から始まり、台湾から一流の宮大工を呼び、厳選された材料で建築を行い、15年かけて完成した。
ここでは全て道教の教えにのっとって祈願や参拝をすることが出来ます。
また建物内にいるだけでもここが日本
だとは思えないくらい精巧かつ豪華絢爛に作られていて、さながら台湾の寺院に居るような錯覚を覚えます。
私は「東京から1時間で行ける台湾」というキャッチコピーを勝手に作りましたが
、説明文などの日本語表記が無ければ、本当に異国の情緒があふれています。
今では地元の脱毛エステにすっかり溶け込み、毎週市民による太極拳が行われていますが、埼玉全体や東京の人にはまだまだ知名度が低いと思われます。
休日でも観光客はまばらなので、建物の豪華絢爛さと見ごたえのよさの割には穴場的観光地といえます。