たんぽぽ舎です。【TMM:No5062】 2024年8月2日(金)地震と原発事故情報− | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

たんぽぽ舎です。【TMM:No5062】

2024年8月2日(金)地震と原発事故情報−

              5つの情報をお知らせします

                    転載・転送歓迎

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★1.ハガキを出そう!規制委員会と日本原電へ

  8月7日(水)日本原電本店抗議と申し入れ行動へ

  直下に活断層あり⇒敦賀原発2号機追及

                   柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

★2.敦賀原発2号機を廃炉にすることを求めます

  原発敷地から200mの浦底断層は「いつ動いてもおかしくない」

  浦底断層自体が原発敷地内直下と同義と考えるべき

               山本雅彦(敦賀発電所2号機から

                    約10kmに居住する敦賀市民)

★3.野菜クズを埋めるのはいいが 核ゴミは埋めちゃならねぇ

                    加藤浩道(北海道札幌市在住)

★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆8/6(火)第8回東海第二原発の再稼働を考える

   “再稼働? だめだっぺよ!【茨城編】”

   原口弥生さん(茨城大学人文学部長)

  ◆8/14(水)歌川達人さん

   「映画業界のカメラの裏にあるジェンダー格差と

   働き方の相関関係」   主催:ふぇみゼミ

  ◆8/23(金)東電刑事裁判第7回最高裁行動のお知らせ

   10:00〜10:30 最高裁前行動

   【集会】会場:全国町村会館第1会議室

★5.新聞・配信より7つ

  ◆【敦賀原発不適合】安全重視の妥当な判断だ

   いま一度、原発に依存しない社会を目指す決意が求められる

               (7月30日「高知新聞」【社説】より抜粋)

  ◆原発事故判決は法律違反 最高裁判事2人の罷免求める

                       (8月1日「共同通信」より)

  ◆さよなら!志賀原発集会1,100人

   珠洲原発が計画されたが、住民運動で凍結

   能登半島地震は原発やめようの最後の警告       鎌田 慧

          【7月17日「週刊新社会」第1363号沈思実行(202)より】

  ◆日本海海域M7以上 兵庫−新潟 活断層25ヵ所

   政府調査委「長期評価」  (8月2日「東京新聞」夕刊1面より抜粋)

  ◆イスラエルが空爆でハマス指導者とヒズボラ司令官を暗殺

                    (8月1日「毎日新聞」朝刊より)

  ◆イスラエル招待せず 長崎原爆式典「リスク懸念」

                (8月1日「毎日新聞」朝刊23面より抜粋)

  ◆【近事片々】より

   ・「文民統制の観点から問題だった」と防衛相。 ほか

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※8/7(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!

                 2つの行動=定例は第1水曜です。

 

1.第73回日本原電本店抗議行動

  東海第二原発の防潮堤は「設計も施工も」無理とごまかしだらけ

  欠陥工事による防潮堤は大地震・大津波に役立たず

  小手先の補修工事でなんとかなるものではない

  日本原電は再稼働をあきらめ、いますぐ廃炉を決めよ!

 

 日 時:8月7日(水)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1) 

     JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

        ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

 

     ☆第74回は、9月4日(水)17:00より18:00です。

 

2.「第131回東電本店合同抗議」

  放射能汚染水海洋投棄を中止せよ! 柏崎刈羽原発を再稼働するな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 

 日 時:8月7日(水)18:45より19:45

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

 

   ☆第132回は、9月4日(水)18:45より19:45です。

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※8/16(金)第39回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

 福島第一原発の核汚染水海洋投棄を中止せよ!

 老朽原発うごかすな!  東海第二原発再稼働するな!

 フクシマは終わっていない!

 

 日 時:8月16日(金)18時30分より19時45分

 場 所:首相官邸前

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

                  定例:毎月第3金曜日

  次回の第40回は、9月20日(金)18時30分より19時45分です。

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※たんぽぽ舎の夏休みは=8月13日(火)より17日(土)=です。

 メールマガジンもお休み(14水、16金、17土)致します。

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※8/31(土)【山崎久隆ゼミ】『日本原電の闇』

 敦賀2号…「直下に活断層あり」⇒規制委員会「適合せず」

 東海第二…「原電、防潮堤欠陥工事の対策⇒規制委への回答延期」

 

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 日 時:8月31日(土)14時より17時

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)  ◇予約の必要はありません。

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┗■1.ハガキを出そう!規制委員会と日本原電へ

 | 8月7日(水)日本原電本店抗議と申し入れ行動へ

 | 直下に活断層あり⇒敦賀原発2号機追及

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

 

1.原子力規制委員会・日本原電へハガキを出そう!

 

・規制委員会あて

 内容(例):敦賀原発2号機の直下に活断層あり。

       規制委員会は「不適合」と判定した。

       さらに進めて、「廃炉」と決断し、日本原電へ伝えよ!

 

 送り先 〒106-8450 東京都港区六本木1丁目9番9号

           六本木ファーストビル内

      原子力規制委員会

 

・日本原電本店あて

 内容(例):敦賀原発2号機の直下に活断層あり。

        規制委員会は「不適合」と判定した。

        日本原電は、直ちに敦賀原発2号機の廃炉を決断せよ!

 

 送り先 〒110-0005 東京都台東区上野五丁目2番1号

               住友不動産秋葉原北ビル

              日本原子力発電株式会社 村松衛社長

 

 

2.8月7日(水)第73回日本原電本店抗議と申し入れ行動に

  集まろう!

 

 日 時:8月7日(水)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前  JR秋葉原駅より5分、

              銀座線末広町駅4番出口より4分

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 

 ※終了後、第131回東電本店合同抗議と申し入れ行動へ

  18:45より19:45 東電本店前

  呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

       「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 

 

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┗■2.敦賀原発2号機を廃炉にすることを求めます

 | 原発敷地から200mの浦底断層は「いつ動いてもおかしくない」

 | 浦底断層自体が原発敷地内直下と同義と考えるべき

 └──── 山本雅彦(敦賀発電所2号機から

            約10kmに居住する敦賀市民)

 

              ☆7/26規制庁に申し入れ

 

原子力規制委員会 御中                2024年7月26日

 

◎ 今年5月31日の規制委員会の審査会合で、原子力規制庁から、「

D−1トレンチの北西法面、原電道路ピット及びふげん道路ピットにお

けるK断層の活動性評価については、堆積年代が後期更新世以降である

可能性が否定しきれていないこと等から、活動性を否定する地点として

妥当とはいえないこと」との確認結果が示されていました。

 

◎ しかし、日本原電は6月6と7日、浦底断層からのびる破砕帯であ

るK断層が、D−1破砕帯と連動するかどうか、またそれらが活断層か

どうか、が争点だとして、光ルミネッセンス分析などの新たな手法など

で調査した結果、「K断層は将来活動する可能性のある断層等ではない

と評価した」と主張していました。

 

◎ 敦賀2号機の適合性審査では当初、原子炉直下の断層が「将来活動

する可能性がある」と規制委員会の「敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に

関する有識者会合」が認定。

 さらに、原発敷地から200mの浦底断層について、4,700年前以降の新

しい時期に活動した、1級の活断層であると指摘され、2014年4月の有

識者会合で、宮内崇裕・千葉大教授は、「いつ動いてもおかしくない(の

が)浦底断層で、浦底断層自体が(原発)敷地内直下と同義と考えるべき

で、破砕帯問題以上の脅威であるということは間違いありません」と述

べています。

 

◎ 浦底断層が動けば、まわりの断層や破砕帯と連動して動き、M7.4

から7.8の直下型地震が起きるといわれています。

 浦底断層を原発敷地近傍の活断層として「特別な考慮」もせず、有識

者会議の指摘も無視して、敦賀原発2号機を動かそうとすることは、

絶対に認められません。

 よって、規制委員会は、敦賀原発2号機を廃炉にすることを

求めます。                                              以上

 

 

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┗■3.野菜クズを埋めるのはいいが 核ゴミは埋めちゃならねぇ

 └──── 加藤浩道(北海道札幌市在住)

 

 野菜クズなど植物性のゴミを庭に埋めたら燃やせるゴミは激減。肥料

にもなり土に還ります。

 三坪程の菜園ですが人間は土と水と太陽によって生かされていること

を実感。

 しかし、自然の恵みを破壊する核ゴミ、無毒化に十万年もかかる核ゴ

ミは自然とは対極にあり原発はトイレ無きマンションといわれ廃炉しか

ありません。

 

  始末出来ない核ゴミを出し続け、今さえ良ければと、これから十万年

も子々孫々に管理を押し付けるのはあまりにも無責任過ぎます。

 

  ではどうしたらいいのか?

  日本学術会議の提言を真剣に受け止めるべきと思います。

 

1.核ゴミ全体量の確定(原発の全基停止)

2.核ゴミを数十年、原発敷地内で地上保管

3.その間に処分地確定の国民的合意を得る

 

 70代最後の年。残りの人生を楽しみながらも人類と地球の破滅をもた

らす核兵器と核発電の廃絶の願いを行動で示したいものです。

                                             2024年7月 No50

※柳田宛に届いたハガキを紹介。

 

 

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 

 ◆8/6(火)第8回東海第二原発の再稼働を考える

  −福島原発事故の教訓は忘れ去られるのか

  “再稼働? だめだっぺよ!【茨城編】”

  CCNE連続オンライントーク「原発ゼロ社会への道」2024

 

日 時:8月6日(火)17時より18時

 原口弥生さん(茨城大学人文学部長、原子力市民委員会アドバイザー)

 質疑応答・意見情報交換

主 催:原子力市民委員会

申し込み https://www.ccnejapan.com/?p=15470

お問い合わせ:email◎ccnejapan.com[◎を@に変えてください]

         TEL 03-6709-8083

 

 

 ◆8/14(水)歌川達人さん

  「映画業界のカメラの裏にあるジェンダー格差と働き方の相関関係」

 

日 時:8月14日(水)19時より21時 オンライン併用

主 催:ふぇみゼミ

詳細・予約  https://geinou-femizemi.peatix.com/

 

 映画業界で働く人々のジェンダーや人種に格差があることは、2010年

代半ばから世界中で問題視されてきました。その弊害は映画業界に限ら

ず、今の日本社会が抱える課題と共通するように思えます。また、イン

クルージョンの問題は、働き方の構造的な問題とも直結しています。

 Japanese Film Projectでは、日本映画業界の制作現場におけるジェン

ダー格差調査、映画製作現場における労働環境調査、フリーランス新法

施行における契約書の問題等に取り組んでいます。

 現代社会の縮図のような日本の映画業界。その課題を検証し、改善策

を考えることで、これからの日本社会を考える一助となれば幸いです。

 

 

 ◆8/23(金)東電刑事裁判第7回最高裁行動のお知らせ

 

【最高裁前行動】10:00〜10:30 最高裁前行動

        11:00〜11:30 面談、署名提出(関係者のみ)

【集会】

会 場:全国町村会館第1会議室

     (東京都千代田区永田町1-11-35 @最高裁南門すぐ)

プログラム

13:30 開会

*弁護団からの報告

*三原由紀子さん講演(歌人 歌集「ふるさとは赤」 浪江町出身)

演題「声を束ねて」

*柏崎刈羽原発差止訴訟原告団・弁護団より報告

*歌 テーマソング:『真実は隠せない』 全員で合唱

15:00 閉会

主 催:福島原発刑事訴訟支援団

詳しくはこちらを https://shien-dan.org/

 

 8月23日に、「最高裁は口頭弁論を開け!東電刑事裁判 第7回最高裁

行動」を行います。係属している第二小法廷草野耕一裁判官は、東電と

密接な利害関係のある巨大法律事務所の元代表です。審理の公平性に強

い疑いがあり、審理から外れるべきという署名も提出します。

 

 

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┗■5.新聞・配信より5つ

 └──── 

 

 ◆【敦賀原発不適合】安全重視の妥当な判断だ

  いま一度、原発に依存しない社会を目指す決意が求められる

 

 原子力規制委員会は、原子炉直下に活断層が存在する可能性があると

して、日本原子力発電が再稼働を目指す敦賀原発2号機(福井県)が運

転の可否を判断する新規制基準に適合しないと結論付けた。(中略)

 

 安全性に不確かな部分がある以上、運転を認めることはできない。

妥当な判断と言える。(中略)

 

 審査では、原子炉の北約300mにある「K断層」が活断層かどうか、原

子炉直下を通る「D―1断層」などがK断層と一体かどうかの2点が焦

点となった。

 原電はK断層の活動性はなく、D―1断層との連続性もないと説明し

た。だが、規制委は「明確な証拠により否定できていない」などとして

退けた。

 原発専業の電力会社である原電は追加調査の意向を示し審査継続を求

めたが、廃炉を迫られる可能性もある。規制委から突き付けられた判断

を重く受け止める必要がある。

 そもそも敦賀原発の立地は原発に不適切だといわれる。断層問題はか

ねて指摘されてきたが、原電は事業者として誠実に向き合ってきたとは

言えない。(中略)

 

 その後、焦点の断層と浦底断層との連動性が問題化したが、15年に再

稼働の審査を申請。以降も信頼性を疑うような行為を繰り返してきた。

 断層活動の痕跡を示す記載など審査資料に千カ所以上の誤りが見つ

かったほか、原電がデータを無断で書き換えたことが判明した。

 規制委は審査を一時中断し、原電本社に立ち入り検査することも

あった。それでも資料の誤記などは後を絶たず、昨年4月に審査を再び

中断した。

 

 原発推進派は今回の判断を「拙速だ」と批判するが、再稼働の申請か

ら9年が経過する。

 安全性を確実に証明できないのなら、いたずらに審査を長引かせては

ならない。

 脱炭素化を掲げる岸田政権は、従来の「可能な限り依存度を低減」か

ら「最大限活用」へと原発政策を大きく転換した。

 一方、今年1月には敦賀原発にも近い能登半島地震が発生し、地震大

国の日本で原発を動かし続ける危険性が改めて浮き彫りになった。

 甚大な事故の教訓を忘れてはならない。

 いま一度、原発に依存しない社会を目指す決意が求められる。

       (7月30日「高知新聞」【社説】より抜粋)

https://www.47news.jp/11267410.html 

 

 

 ◆原発事故判決は法律違反 最高裁判事2人の罷免求める

 

 東京電力福島第一原発事故で避難した住民らが国に損害賠償を求めた

訴訟で、国の責任を否定した2022年6月の最高裁判決を巡り、担当した

2人の最高裁判事の罷免を求める訴追請求を弁護士らが1日、裁判官訴

追委員会に申し立てた。

 

 法令の解釈ではなく、事故を防げたかどうかの認定を最高裁が独自に

行ったことは「民事訴訟法上の重大な違反だ」として、草野耕一、岡村

和美の両最高裁判事の罷免を求めた。

 

 最高裁判決は、地震の規模は東電の長期評価の想定よりはるかに大き

かったと指摘。国が「規制権限を行使し東電に必要な措置を命じていて

も、津波による大量の浸水を防ぐことができなかった可能性が高い」な

どと国の責任を否定した。

 

 訴追請求状によると、民訴法は、下級審判決の事実認定について最高

裁は、法令の解釈適用の当否を判断しなければならないと規定。原判決

を破棄する際には下級審に差し戻すよう定めている。

 

 今回は、国の責任を認めた下級審判決を否定して独自の事実認定を

行った上、差し戻しをせずに、国の責任を否定する判決を出したという。

                   (8月1日「共同通信」より)

https://www.47news.jp/11281584.html

 

 

 ◆さよなら!志賀原発集会1,100人

  珠洲原発が計画されたが、住民運動で凍結

  能登半島地震は原発やめようの最後の警告

                                  鎌田 慧

 

◯大地震のあと、能登半島にはまだ行っていない。6カ月たってもまだ

倒壊した住宅が片付いていない惨状を、テレビなどでみて、地震の影響

の深刻さと救援と復興が遅れている状況にたじろぐ。

 原発はたいがい、海上からしか全容をながめることができない場所に

ある。つまりは建設のとき、すでに危険な存在だったからだ。

 が、福島第一原発での大事故が起きるまで、逃げ惑う住民の姿を想像

できなかった。

 

◯地震から半年経った6月30日、金沢市香林坊ちかく、四高記念公園で

「さよなら!志賀原発全国集会」がひらかれた。志賀原発を廃炉に!訴

訟原告団などが主催、「さようなら原発1000万人アクション」が共催。

 地元の住民や労組の人びとのほか、福島原発事故の裁判闘争を担って

いる武藤類子さんや、宮城県・女川原発、新潟県・柏崎刈羽原発、茨城

県・東海第二原発、島根原発などの原発各地から、1100人ほどが集まった。

 

 志賀原発の2基は幸運にも、敷地内断層の審査があって、運転休止が

13年間もつづいていた。さらに、マグニチュード7.6を記録した能登断

層帯にちかい、珠洲市の寺家(じけ)地区には中部電力、高屋地区には関

西電力と、「珠洲原発」が計画されたが、地道な住民運動が阻止して

いた。

 取材先でのどこの原発地域にも転がっていた、カネにまつわる話。

 ここの取材でもなんども聞いた。珠洲原発計画の欲望を「凍結」にさ

せたのは、新潟県の巻原発阻止闘争とともに誇るべき勝利だった。

 

◯「原発立地と言う『国策』が、じつはエネルギー問題でもなく、過疎

地の地域振興でもなく、単なる巨大な利権の塊だったのである」(『珠洲

原発・阻止へのあゆみ』)と書いた、北野進さんが、その日の集会の主

催者のひとりだった。

 

◯大会スローガンは、「能登半島地震は最後の警告だ!」。原発は交通

不便な過疎地、たとえば「もんじゅ」のように道のない半島の奥地。

あるいは本州末端、下北半島の最先端だった。

 それが儲けのために、過疎地の人間の命などを無視して建設した、

原発の恐ろしい本質を証明している。

       【7月17日「週刊新社会」第1363号沈思実行(202)より】

 

 

 ◆日本海海域M7以上 兵庫−新潟 活断層25ヵ所

  政府調査委「長期評価」

 

 政府の地震調査委員会は2日、兵庫県北方沖から新潟県上越地方沖に

かけての日本海にある海域活断層を調べた「長期評価」を初公表した。

長さ20キロ以上でマグニチュード(M)7以上の地震を起こし得る活断

層や、一連の複数の活断層「断層帯」は計25カ所。M7.8〜8.1の地

震を起こし得ると評価された「能登半島北岸断層帯」(長さ94キロ程

度)は、1月1日の能登半島地震の原因となった。

 「上越沖断層帯」(長さ86キロ程度)も同程度の地震を起こし得る。

 能登半島地震の発生を受け、速やかに防災対策に活用するため、地震

の発生確率を評価せずに前倒しで公表した。調査委は発生確率を来年前

半にも公表するとしている。

 委員長の平田直東京大名誉教授は取材に「活断層のある場所は、過去

に大きな地震を起こした場所。より自分のこととして考えてほしい」と

述べた。

 海域活断層の長期評価は日本海南西部(九州、中国地域の北方沖)に

続き2例目。音波で海底の地下構造を調べたデータを使い、地層のずれ

た痕跡などから活断層かどうかを確認した。(後略)

             (8月2日「東京新聞」夕刊1面より抜粋)

 

 

 ◆イスラエルが空爆でハマス指導者とヒズボラ司令官を暗殺

  ・ハマス最高司令官を暗殺

   イランのテヘラン滞在先でイスラエルに空爆されて死亡

  ・ヒズボラ司令官を殺害

   イスラエルが首都レバノンを空爆した

                (8月1日「毎日新聞」朝刊より)

 ◆イスラエル招待せず 長崎原爆式典「リスク懸念」

 

 長崎市は31日、「長崎原爆の日」(8月9日)に開く平和祈念式典に

イスラエルを招待しないと発表した。イスラエルによるパレスチナ自治

区ガザ地区への攻撃を踏まえ、招待を保留していた。鈴木史朗市長は31

日の記者会見で「現時点でも式典で不測の事態が発生するリスクへの懸

念に変わりはなく、苦渋の決断だ。決して政治的判断に基づくものでは

ない」と強調した。(後略) (8月1日「毎日新聞」朝刊23面より抜粋)

https://mainichi.jp/articles/20240801/ddm/041/040/087000c 

 

 

 ◆【近事片々】より

 

 ・「資格があるのか」と責任を問われる理由にうなずく。

 ・「文民統制の観点から問題だった」と防衛相。

  歴史をひもとくまでもない。

  歯止め失った実力組織がどうなるか。

 ・「通報手続きの詳細を把握していなかった」と外相。

  想像してみるがいい。米兵の性暴力の実情を隠された住民の怒りが

  どこに向かうか。

 ・資格を問うことすらむなしい。監視すべき国の金を事もあろうに

  だまし取ったとあれば。歯止め利かぬ政治の劣化。

 ・地方自治体の長とて問われる引き際。県民の信頼を裏切ったと

  あれば、なおのこと。⇒兵庫県知事

             (7月31日「毎日新聞」夕刊1面より)

 

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※【動画アップの紹介】

 

☆maruo yukifumiさんのツイキャス

・20240605 第71回日本原電前抗議の1

 https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/795071713 

・20240605 第71回日本原電前抗議の2

 https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/795074061 

 

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

  https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3 

 

・20240729 UPLAN 子どもたちを放射能から守ろう!子ども脱被ばく裁判

  第2回最高裁要請行動と学習会

 https://www.youtube.com/watch?v=E14e03hkvEA 

・20240703 UPLAN 第72回とめよう!東海第二原発

 日本原電本店抗議行動 第130回東電本店合同抗議行動

 https://www.youtube.com/watch?v=Kk-GXsTFiyQ 

・20240625 UPLAN【原子力規制庁院内ヒアリング】

                 東海第二原発防潮堤欠陥工事

 https://www.youtube.com/watch?v=lBmPX40JEQM 

・20240617 UPLAN 【ヒューマンチェーン・講演・シンポジウム】

          司法の劣化を許さない〜最高裁共同行動

 https://www.youtube.com/watch?v=M3kHSR1PqY8 

・20240605 UPLAN 第129回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=8OET820f7Dk 

・20240601 UPLAN 辻野弥生「なかったことにはできない 関東大震災・

 知られざる悲劇・福田村虐殺事件」

 https://www.youtube.com/watch?v=fdoN-AfiuCg 

・20240518 UPLAN たんぽぽ舎35周年記念講演

 木原壯林さん「老朽原発うごかすな!稼働原発は即時停止を!」

 村上志保さん(東海村村議)「私が東海村で取り組みたいこと」

 https://www.youtube.com/watch?v=1qs20ZxENP0  (約2時間)

・20240427 UPLAN 川口正昭「群馬県追悼碑撤去問題を考える」

 https://www.youtube.com/watch?v=-hRld857H5o&t=6s 

・20240406 UPLAN 山崎久隆「柏崎刈羽原発の再稼働を許さない 新規制

 基準は地震と津波を過小評価 どこでも起こり得る津波災害と巨大地震」

 https://www.youtube.com/watch?v=Zknd66R3uKg 

・20240224 UPLAN 山崎久隆「能登半島地震から考える東海第二原発」

 主催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 https://www.youtube.com/watch?v=ARJStbsE2lU 

・20240210 UPLAN 山崎久隆ゼミ「大地動乱の時代」の原発は廃炉に〜

 地震・津波は止められないが原発は止められる〜今すぐ「止める、

 冷やす、閉じ込める」対策を

 https://www.youtube.com/watch?v=UIMWV9KC4nw 

 

☆広瀬 隆…私のYouTube「ロックフェラー財閥シリーズ第26話」で

 5月5日、「チェルノブイリ原発事故と放射能の基礎知識」を掲載。

 https://youtu.be/rRg2bq8B-Dk 

・ソ連の“ウラルの核惨事”と“キューバ・ミサイル危機”大事件に

 ついては「ロックフェラー財閥シリーズ第25話」

 https://youtu.be/6g2-jh1J9JU 

・“スリーマイル島原発事故”の被害とイギリスの“ウィンズケール

 再処理工場”による海の汚染は「ロックフェラー財閥シリーズ第24話」

 https://youtu.be/4XFzySIQi10  ぜひ、ご覧下さい。

 

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震と原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

 

☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

 

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

 

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

 

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

 

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 

5.【読者からのつぶやき】(仮)

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、

  タイトルも付けて下さい。

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

  ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

  武器輸出問題、パンデミック条約…等々

 ☆投稿者名は、ペンネームも可能です。名前の後ろにかっこで

  在住県名を入れて下さい。

 

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上、全て掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

 

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

  「メルマガ:地震と原発事故情報」をご参照下さい。

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  たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を

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