たんぽぽ舎です。【TMM:No4956】 2024年1月18日(木)地震と原発事故情報 | 脱原発の日のブログ

脱原発の日のブログ

12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

たんぽぽ舎です。【TMM:No4956】
2024年1月18日(木)地震と原発事故情報-
              4つの情報をお知らせします
                    転載・転送歓迎
━━━━━━━ 
★1.動いた断層は想定をはるかに超える
  志賀原発は現在も断層のリスクが!
  今や地殻変動のまっただ中の原発
              山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★2.たんぽぽ舎へ来た年賀状から  (その3) (了)
  200通余、多方面からいくつもの意見、ヒント、助言など…
                柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
★3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
  ◆沖縄激戦地土砂の埋立使用阻止 2・6緊急防衛省交渉 東京
   場所:衆議院第1議員会館 国際会議室
   主催:沖縄戦遺骨収集ボランティア・ガマフヤー
  ◆事実を捻じ曲げ原発事故の責任が問われない社会を
   あなたは受け入れますか?
   2/10原発被害者訴訟原告団全国連絡会総会
★4.新聞より2つ
  ◆原発防災 抜本見直し消極的 地震で住宅倒壊 屋内退避困難でも
   規制委「現行指針で対応できる」 指針は機能不全明らか
           (1月18日「東京新聞」朝刊1面より抜粋)
  ◆脱税誘発免税制度(1952年頃から)
   誰のための制度か?=「米軍の軍人とその家族」
                                 三木義一(青学大名誉教授)
           (1月18日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」)
━━━━━━━ 
※1/22(月)『電磁波の何が問題か』
 「電磁波による生体への影響」、「電磁波干渉」など

 お 話:大久保貞利さん(電磁波問題市民研究会事務局長)
 日 時:1月22日(月)18時より21時  講師のお話は19時より
 会 場:「スペースたんぽぽ」
 参加費:800円(資料代含む) 

  ◇予約受付中 たんぽぽ舎・電話 03-3238-9035 か
   「ヤフーメール」<tanpopo3238@yahoo.co.jp> 宛てに、
   ご氏名と電話番号をお知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。
━━━━━━━ 
※1/26(金)第32回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)
                  定例:毎月第3金曜日
 福島第一原発の汚染水海洋投棄を中止せよ! 老朽原発うごかすな!
 東海第二原発再稼働するな! フクシマは終わっていない!

 日 時:1月26日(金)18時30分より19時45分
 場 所:首相官邸前
 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会
  第33回は、2月16日(金)18時30分より19時45分です。
━━━━━━━ 
※1/29(月)浅野健一「人権とメディア」3回連続講座
 第3回 岡 真理氏(早稲田大学文学学術院教授)
 定員に達しましたので予約の受付を終了させていただきました。
━━━━━━━ 
※2/5(月)『季節』第7回読者会

 日 時:2月5日(月)18時より20時
 場 所:「スペースたんぽぽ」
 呼びかけ人:柳田 真、平田明良
 参加予定者:小島 卓編集長、後藤政志元原発格納容器設計者
 費 用:300円
━━━━━━━ 
※2/7(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!
               2つの行動=定例は第1水曜です。

1.第67回日本原電本店抗議行動 東海第二原発の防潮堤欠陥工事発覚!
  日本原電の「欠陥工事隠蔽」をゆるさない!再稼働やめろ!

 日 時:2月7日(水)17:00より18:00
 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1) 
     JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分
       ※北ビルです!南ビルではありません!
 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549
 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

   ☆第68回は、3月11日(月)17:00より18:15です。

2.「第125回東電本店合同抗議」放射能汚染水海洋投棄を中止せよ!
  柏崎刈羽原発を再稼働するな! 東電は2200億円の原電支援するな!
  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:2月7日(水)18:45より19:45
 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)
 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
       「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

  ☆第126回は、3月11日(月)18:45より20:15です。
━━━━━━━ 
※2/10(土)山崎ゼミ
 『能登半島地震から見える日本の原発の危険・問題点』
  -能登半島地震と日本の「原発の危険」を検証

 「珠洲原発計画」が住民の反対運動により白紙撤回されていて
 本当によかった。能登住民の皆さんに深く感謝致します。

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
 日 時:2月10日(土)14時より17時
 会 場:「スペースたんぽぽ」
 参加費:800円(資料代含む)   ◇予約の必要はありません。
━━━━━━━ 
※訂正1つあります。昨日発信【TMM:No4955】の★1.能登半島地震に
対する規制委員会の反応… において
正:1.規制委は過去の審査で何を言ったか
誤:1.規制李は過去の審査で何を言ったか
 おわびして訂正致します。
━━━━━━━ 

┏┓ 
┗■1.動いた断層は想定をはるかに超える
 | 志賀原発は現在も断層のリスクが!
 | 今や地殻変動のまっただ中の原発
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 私は昨日発信の【TMM:No4955】で次のように書いた。

引用
「 さらに福浦断層と平行するように沖合4kmほどには兜岩沖断層
が、原発から北には今回の地震でも揺れの強度が変化した境目にある
富来川南岸断層が存在し、これら断層は一連の地震活動で動く可能性が
ある。…」 引用終了

◎ 動いた富来川南岸断層

 今後の地震活動で動くかも、といった趣旨だったのだが、今回の地震
活動で動いた可能性を指摘したのが、鈴木康弘名古屋大教授のチームだ。
 共同通信の記事「内陸の活断層、ずれ確認 志賀原発の北9キロ、能
登地震」(1月16日)に以下の記載がある。

 「震源に近い石川県志賀町で「富来川南岸断層」とみられる地表の
ずれやたわみが長さ3キロ以上続いているのが見つかった。」

 これは16日の日本地理学会災害対応チームの調査で分かったという。
 「現地は北陸電力志賀原発の北約9キロ。北陸電はこの活断層の存在
を否定していたが、2021年5月に原子力規制委員会に修正を申告。活動
性が否定できないとして長さ9キロの活断層としている」
 志賀原発からわずか9キロで断層が動いたとしたら、原発の地盤にも
影響を与えた可能性がある。

 実は、富来川南岸断層は敷地内を走るS-1断層などと繋がってお
り、仮に原発内の断層が活断層ではないと結論づけたとしても、富来川
南岸断層の活動に引きずられて動く「副断層」である可能性がある
からだ。

 11年前にこの断層について「明らかに活断層」と指摘していたのは
渡辺満久東洋大教授だ。
 2012年9月1日の朝日新聞は『富来川南岸断層は志賀原発の約9キロ
北側に東西に延び、断層を挟んで南北で20メートルほどの地層のずれが
ある。渡辺教授らの研究グループは今年5月の学会で、原発の耐震安全
性を考慮しなければならない13万~12万年前以降に動いた断層だと指摘
し、「耐震設計上考慮すべきだ」とアピールした。』と紹介している。

◎北陸電力は「動く可能性はないと否定した」断層

 このS-1断層を含む敷地内の断層について規制委が結論づけたのは
つい最近だ。2023年3月3日の審査会合において志賀原発の敷地内にあ
る断層が13万~12万年前以降には活動していないとして「将来活動する
可能性のある断層等」(「活断層等」)にはあたらないとする北陸電力
の説明が了承された。
 この断層が活断層とされると原発は廃炉になるはずだったが、この審
査会合で「命拾い」したというわけ。

 しかし2016年4月には「志賀原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関す
る有識者会合」が13万~12万年前以降の活動が否定できないとしていた。
 この有識者会議の結論と、反対の結論を出した規制委は、しかし有識
者会議のメンバーに意見を聞くということはしなかった。
 ではいったい有識者会議とは何だったのか。
 志賀原発敷地内の断層がどうなっているのか、活動していたのか、
屋外変圧器の破損は地盤変状との関係はないのか、そういったことを
調べないと結論は出せない。
 昨年の審査会合の結論は無効になったとするべきであろう。


△関連記事紹介

 M7級予想できた「能登半島地震」 沿岸活断層、認定急げ
 「活断層は決して千年に一度だけ大地震を起こすわけではない」

        鈴木康弘(名古屋大学教授、日本活断層学会長)

 日本の過去百年間の内陸地震としては最大である、マグニチュード
(M)7.6の能登半島地震が1日、起きた。
 これは決して予測困難な珍しい大地震ではない。
 能登半島北岸の直線的な海岸線が、沿岸の海底にある活断層の活動に
よってできたものであることを知る研究者は多かった。地震は当然想定
されるべきだったが、それができず不意打ちの形になってしまった。
 こうした沿岸海域の活断層の認定は急務である。
 まずは沿岸海底の詳しい測量をして、陸上の活断層と同様な活断層図
を整備すべきである。

 1995年の阪神淡路大震災以後、陸上だけでなく海域の活断層調査も
進み、活断層が起こす地震へ備える取り組みが進んだが、海岸沿いの
海域の活断層は盲点である。
 その理由は、こうした海域での活断層認定の難しさにある。陸上の
断層は過去の活動で形成された地形を手掛かりに見つけられるし、地下
を掘削して調べることも可能だ。

 一方、海域では探査船から音波を出し、海底下の地質構造を調べる。
 だが、能登半島北岸のように海岸近くにある活断層を音波探査で調べ
ることは難しい。活断層であるかどうかを判定できる新しい堆積物が
薄いために見極めが難しい上漁業への影響も懸念される。

 こうした問題を補うため、最近は、海底でも陸上と同じように地形か
ら活断層を認定する技術が進んだ。
 能登半島では後藤秀昭・広島大准教授らが調査し、北岸をほぼ東西に
走る長大な海底活断層の存在を指摘していた。
 これが今回の地震を起こした断層とみられるが、いまだに音波探査に
よる地質調査が重視され、後藤氏らの結果は活断層図に反映されていない。

 さらにもうひとつ問題がある。
 海底活断層は短く認定されがちで、能登半島北岸沖にある断層の長さ
も20km程度の短い断層に分割されるとされていた。
 短い断層は大きな地震を起こさないとされるため、大地震の危険性を
見逃すことになる。

 2007年の新潟県中越沖地震も海底活断層によるものだったが、東京電
力柏崎刈羽原発(新潟県)を巡る政府の審査では音波探査が過度に重視
された結果、大幅な過小評価になっていた。
 改めて長大な断層による地震発生に対して正しく認識したい。2016年
の熊本地震もその例であり、M6.5の前震の後、M7.3の本震が
起きた。

 能登ではこの数年間、地震活動が続き、今回の地震につながった。
 このように相次ぐ地震は活断層が引き起こす一連のものである可能
性が高い。
 熊本も能登も、前震でも大きな被害が起きたことを考えると、活断層
は決して千年に一度だけ大地震を起こすわけではない。
 政府の地震調査委員会はこうした一連の活動について分かりやすく
説明して、国民の防災意識を高めてほしい。
            (1月16日「東京新聞」夕刊5面より)
【すずきやすひろ】2004年から現職。日本活断層学会長。
         専門は変動地形学、災害地理学。
※日本活断層学会HP
 https://jsaf.info/jishin/2024/01/20240101221500.html 

△情報提供:竹内憲一(日本地理学会会員)

1.「渡辺先生の論文と関連する原発の安全審査に関する提言」
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/grj/88/3/88_235/_article/-char/ja/
 能登半島南西岸変動地形と地震性隆起,渡辺満久・中村雄太・鈴木康弘
2.変動地形研究者が果たすべき役割,渡辺満久
 -原子力施設周辺の活断層評価-
<https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajg/2013a/0/2013a_100072/_pdf/-char/en>


┏┓ 
┗■2.たんぽぽ舎へ来た年賀状から  (その3) (了)
 | 200通余、多方面からいくつもの意見、ヒント、助言など…
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

 たんぽぽ舎と3人の代表(鈴木千津子、柳田真、山崎久隆)へ来た年賀
状が約200通でした。
 「小さなハガキ」を皆さん活用され、それぞれの「思い」、「感
想」、たんぽぽ舎への意見(ヒント)などなどが載っています。
 その一部を紹介します。

〇 福島県 丹治杉江さん(女性)
 杉江は、楢葉町「伝言館」守、ALPS処理汚染水放出差止訴訟事務
局として頑張っていきます。これからも宜しくお付き合いください。

〇 東京都 Мさん夫妻
 ウクライナとイスラエルを見ていると、人間の遺伝子コードには「終
戦」という文字がないようです。
 貴兄の忍耐力、持続力には頭が下がります。

〇 千葉県 Kさん(女性) 
 能登半島の大地震、珠洲に原発がなくてほんとうによかった。珠洲市
の原発反対運動を思い出します。東海第二も珠洲市のように頑張って
止めましょう。

〇 茨城県 村上達也さん(男性)
 たんぽぽ舎、貴兄様のご活動には敬服してます。最も危い東海第二
原発を失くさねば!

〇 東京都 Sさん(女性)
 柳田さんのお心遣い、いつも痛み入ります。今年も自分に出来る
ことを探り、たんぽぽ舎に関わらせて下さい。

〇 東京都 Nさん(男性)
 好人 よきひと  好酒 よきさけ  好菜 よきたべもの
 (この三つがあればひとはしあわせ) 中国のことわざだそうです。
 ビールは二杯まで 集会、デモはリハビリに、です。
 食後のデザートは薬6個、サプリメントは二つ、で生きてます

〇 千葉県 Nさん夫妻
 たんぽぽ舎の活動力、行動力には頭が下がります。私自身は現場に
行けませんが、地元の若者たちに原発の恐さを伝えて行ってまいります。

〇 岡山県 Kさん夫妻
 いつも情報発信をありがとうございます。たんぽぽ舎の方が「あきら
めない」精神が私たちの心の支えです。とはいえ、身体が一番大事です
からどうぞご自愛ください。
「原発なくても電気は足りてる、地震大国に原発はクレイジー!」

〇 神奈川県 Tさん(男性)
 新年早々、北陸地方で大地震が起きました。原発の危険性を改めて認
識させられました。


┏┓ 
┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
 └──── 

 ◆沖縄激戦地土砂の埋立使用阻止 2・6緊急防衛省交渉 東京
  防衛省から戦没者を守れ! 県との事前協議に応じろ!
  土砂採取場所の変更は知事の承認事項だ!

日 時:2月6日(火)12時~14時 開場11時30分
場 所:衆議院第1議員会館 国際会議室
主 催:沖縄戦遺骨収集ボランティア・ガマフヤー
連絡先:具志堅隆松 090-3796-3132
協 賛:沖縄の闘いに連帯する関東の会 あつまれ辺野古@関東
    平和をつくり出す宗教者ネット
    沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、ほか

 防衛省交渉では、主に次の事項を明らかにさせる。
1.激戦地土砂の辺野古埋め立て使用は戦没者の尊厳を守れない
2.埋め立て承認の際の留意事項では「土砂採取場所を変更する場合は
知事の承認を受けること」となっており、埋め立て土砂の採取地決定は
知事の承認事項。
3.公有水面埋め立て法施行規則第3条では埋め立て願書に「土砂の採取
場所」を記載するように定めており「採取予定地」しか示していない現
状は書類不備。
4.受注業者が決定すると言う説明はおかしい。
5.埋め立ての岩ズリは「黒石」のはずだが南部は「白石」で強度が
弱く使用できない。」など。


 ◆事実を捻じ曲げ原発事故の責任が問われない社会を
  あなたは受け入れますか?
  2/10原発被害者訴訟原告団全国連絡会総会
  原発事故は国の責任です
  ~私たちは被害者切り捨てと分断を許さない~

日 時:2月10日(土)14:00より
場 所:日比谷図書文化館 地下1階〈コンベンションホール〉
 ◎原発事故被害者の訴え
 ◎記念講演
  1.6.17最高裁判決後の高裁判決をどう見るか
           吉村良一氏(立命館大学名誉教授)
  2.ノーモア原発公害市民連絡会より  関 礼子氏(立教大学教授)
主 催:原発被害者訴訟原告団全国連絡会
お問合せ:024(572)6480 生業訴訟事務局内


┏┓ 
┗■4.新聞より2つ
 └──── 

 ◆原発防災 抜本見直し消極的 地震で住宅倒壊 屋内退避困難でも
  規制委「現行指針で対応できる」 指針は機能不全明らか

 【解説】
 原発事故時の避難行動のベースとなる原子力災害対策指針の見直しを
限定的な範囲にとどめようとする原子力規制委の姿勢は、原子力災害の
リスクの大きさから目を背けるもので、規制当局としての役割を果たし
ていない。
 能登半島地震では、多くの家屋が倒壊し、指針が定める屋内退避が現
実的に不司能であることが明白になった。避難の判断に使う放射線量の
実測値も、北陸電力志賀原発の30キロ圏で最大18カ所のモニタリングポ
ストが測定できなくなった。
 避難に使う道路も寸断され、船での避難も断層活動による隆起で一部
の港が使えなくなるなど、指針の前提はことごとく崩れた。
 2011年3月の東京電力福島第一原発事故の教訓は、原発に100%の
安全はなく、常にリスクと向き合い対策を改めていくことにある。
 指針が機能しない現実が明らかになった以上、問題点を詳しく洗い出
し、抜本的な見直しに臨むことが規制当局としてのあるべき姿だ。
 規制委は、福島事故で今も2万人を超える福島県民が避難を続けでい
る現状を忘れてはならない。(小野沢健太)
           (1月18日「東京新聞」朝刊1面より抜粋)


 ◆脱税誘発免税制度(1952年頃から)
  誰のための制度か?=「米軍の軍人さんとその家族」

                                 三木義一(青学大名誉教授)

「ご隠居、台湾のテレビ局から質間があったそうですが、何について?」
「外国人観光客向け免税制度を日本が変えるようだが、問題ではない
か、という質問だった」
「で、ご隠居は?」
「変えるのが当たり前だ。昨年末の税制改正で変えるはずだったのに、
令和7年で結論を出す、と先送りにしたので怒っておる、と答えた」
「そしたら」
「台湾側からは今の便利な制度がなくなるし、税関に職員の配置なども
必要になってくるのではないか、というんじゃ」

「今の制度って?」
「今は、観光客が免税店で一定の手続きをすれば、消費税抜きで購入で
きるのだ。実際には帰国せず、国内で捌(さば)いていることがわかる
と、免税で売った業者から消費税分が徴収され、実質的に業者の負担に
なっておる。まるで脱税奨励制度だ。これに対して、台湾をはじめ多く
の国は免税店でも消費税込みで販売しで、実際に出国するときに税関で
戻す制度にしている。これなら、脱税の心配はないからの」

「あれ、そうなんだ。なぜ日本はこんな変な制度になってるんで?」
「消費税の前に物品税という税があった。昭和27年頃、この税の負担な
しで、かつ簡便に出国可能にしてあげねばならない人たちがいたんだ」
「えー、誰だろう?」
「米軍の軍人さんとその家族じゃよ」
           (1月18日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」)

━━━━━━━ 
※【動画アップの紹介】

☆IWJさん

・2023.12.25 重信房子氏「イスラエルによるジェノサイドを許すな」
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520635 
・2023.12.23宮田律氏(現代イスラム研究センター理事長)
  「ガザ紛争の背景~台頭するイスラエル極右の世界観と
   米国のダブルスタンダード」 
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520531?fbclid=IwAR0o_CoPP1PAVlMqjW0f52UcfPmTuUFBcuD6hkKgtLAnjOHUhg2WAcWhYq8
 

☆maruo yukifumiさんのツイキャス

・20231215第31回原発いらない金曜行動
 https://twitcasting.tv/maruo_yukifumi/movie/783071833 

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

・20240110 UPLAN 第66回とめよう!東海第二原発(日本原電本店)
                 第124回東京電力本店合同抗議
 https://www.youtube.com/watch?v=oARZ98ogzoY 
・ 20231225 UPLAN 重信房子「イスラエルによるジェノサイドを許すな」
 https://www.youtube.com/watch?v=cBLb9BY4kU0 
・20231220 UPLAN 後藤秀典「日本の司法・法曹界と原子力ムラ」
 https://www.youtube.com/watch?v=lmrRX5NSve0 
・20231127 UPLAN 只野靖弁護士「いまさら聞けない原発と基準地震動:
                その基本を解説」
 https://www.youtube.com/watch?v=cHJwoqElggY 
・20231118 UPLAN【前半】東海第二原発の再稼働を許さない11.18
 首都圏大集会
 https://www.youtube.com/watch?v=GgeU2qcho_8 
・20231118 UPLAN【後半】東海第二原発の再稼働を許さない11.18
 首都圏大集会
 https://www.youtube.com/watch?v=ApzpTgB4w2o 
・20231118 UPLAN【神田神保町古本屋街デモ】東海第二原発の再稼働を
 許さない11.18首都圏大集会
 https://www.youtube.com/watch?v=Afmw-twguSg 
・20230624 UPLAN 広瀬隆「市民運動が知っておくべき過ち」
         【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】
 https://www.youtube.com/watch?v=VGYUHFAG6H8 
・20230624 UPLAN 川村晃生「行き詰まるリニア、窮地のJR東海」
            ストップリニア!訴訟を原告738名で提訴」
    【「原発大暴走を斬る+リニア新幹線を斬る 」】
 https://www.youtube.com/watch?v=_Hxdel9H-2s 
・広瀬 隆…みなさん、「遠い宇宙の彼方から地球にやってくる宇宙線
 が、地球上に雲をつくり、それが地球の気温を大きく変化させている」
 なんていう突拍子もない話を信じられますか。
 『気候変動の宇宙物理学』「第1話」を見て下さい。
 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw 

────────── 
☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震と原発事故情報」
 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。
  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より
 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他
 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、
 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し
 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)
 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ
 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。
 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、
   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、
 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。
 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先
 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。
 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの
 掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、
 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。
 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の
 通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、
 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。
 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合も
 あります。ご了解下さい。
────────── 
 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの
  「メルマガ:地震と原発事故情報」をご参照下さい。
 ◆メールマガジンをお送りします
  たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を
  発信しています。
   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の
  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを
  送ってください。
   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは
  間違いの元となりますのでやめて下さい。
  登録できしだい発信致します。
 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。
 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。
  たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、
  別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp >へお送り下さい。
 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例が
  あります。
────────── 
一般社団法人 たんぽぽ舎  月曜~土曜13:00~20:00オープン、
              日曜・休日はお休みです。
         〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-1-1
                     高橋セーフビル1F
             TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
              HP http://www.tanpoposya.com/ 
               郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎
                      口座番号 00180-1-403856