<転載>【オンラインセミナー:福島第一原発敷地からの放射性物質の流出の実状と処理汚染水 】 | 脱原発の日のブログ

脱原発の日のブログ

12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

みなさま(重複失礼、拡散歓迎)

FoE Japanの満田です。
先日開催した「オンラインセミナー:ALPS処理汚染水 メディアはどう報じたか?」
は、原子力市民委員会の村上正子さんが汚染水をめぐるメディア報道について、
短いながら、的確にまとめ、分析をしてくださいました。とてもよかったです!
それに続き、ジャーナリストの志葉玲さん、木野龍逸さんが、メディア報道につ
いて、鋭く問題点を指摘しました。
以下に資料およびアーカイブ映像をアップしましたので、よろしければご覧くだ
さい。
資料&動画:オンラインセミナー:ALPS処理汚染水 メディアはどう報じたか?
https://foejapan.org/issue/20230913/14377/
志葉さんによると、東電は自社報道に関してものすごくまめにメディアの報道を
チェックして、何かあるとすぐ連絡してくるそうで、メディアからは「めんどく
さい」と思われているそうです。
私たち市民側も、負けずに、「え、これは?」と思ったらメディアに意見をいう
ようにすれば、報道も少しは変わってくるのではないか、と。
やり方は、投書、電話、ご意見コーナーへの書き込みなど、いろいろあります。

たとえば昨日もNHKのニュースで、ソロモン諸島の首相が、汚染水放出に「愕然
としている」と演説したことを、「中国との関係を強めているソロモン諸島は…」
という枕言葉入りで報じていました。
ソロモン諸島が中国との関係を深めていることは事実かもしれません。
しかし、汚染水放出に「愕然としている」とスピーチしたことを、中国との関係
に結び付けて報じることは、疑問です。過去、核実験の被害をうけてきた太平洋
の島々が、核問題に敏感であることは確かであり、そうした世論を背景にしたス
ピーチとみるほうが自然ではないでしょうか? なぜ、「過去核実験の舞台となっ
た」ということばはつけずに「中国との関係を強めている」という言葉をつけた
のでしょうか?
…というような意見をNHKに送ろうかと思います。

ソロモン諸島 首相 “処理水の海洋放出にがく然” 国連で批判
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230923/k10014204681000.html

みなさんも、「え、これは?」と思ったら、メディアに意見を送るようにしましょ
う!

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【オンラインセミナー:福島第一原発敷地からの放射性物質の流出の実状と処理汚染水 】

福島第一原発事故後、膨大な量の放射性物質が海に流れました。今も敷地および
その周辺地域から海洋への放射性物質の流出は続いています。原子力資料情報室
の推計によれば、福島第一原発から漏出している放射性物質は、2023年5月現在、
セシウム137で70億~96億ベクレル/月、全βでは2,500億Bq~2,900億Bq/月、ト
リチウムが430億Bq~530億Bq/月に上ります。
原子力資料情報室の松久保肇さんに、解説していただきます。

日時:2023年9月27日(水)15:00~16:30
オンライン会議システムzoomを利用
現在も続く、福島第一原発からの放射性物質の放出…松久保肇さん(原子力資料情報室事務局長)
コメント:細川弘明さん(京都精華大学名誉教授、高木基金理事)
▼詳細・申し込みは以下から
https://foejapan.org/issue/20230921/14432/

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【Q&A】ALPS処理汚染水、押さえておきたい14のポイント
https://foejapan.org/issue/20230801/13668/
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