外務省が他国軍に武器供与?!~安保3文書、もうひとつの大問題を考える院内集会へ | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

外務省が他国軍に武器等を供与するという前代未聞の企てが動き出そうとして
います。2023年度の外務省予算案に20億円が計上され、フィリピンが第一候補
となっています。

「外交の軍事化」というか、こんなものは「外交」ではありません。憲法9条
のもとであり得ない愚策であり、撤回させる以外にありません。そのための院
内集会を行いますので、ぜひご参加、ご取材ください。

<特報>政府、フィリピンに「非ODA」活用へ 中国にらみ安保能力強化
(2月8日、産経)
https://www.sankei.com/article/20230208-PR7U7LBSZZJYTE6WQY7EZFV6WI/

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◆外務省が他国軍に武器供与?!
 安保3文書、もうひとつの大問題を考える院内集会
https://www.ngo-jvc.net/news/news/anpo_innaishukai.html

 12月に閣議決定された「国家安全保障戦略」において、「ODAを始めとする
国際協力の戦略的な活用」と題する項目で、「ODAとは別に、同志国の安全保
障上の能力・抑止力の向上を目的として、同志国に対して、装備品・物資の提
供やインフラの整備等を行う、軍等が裨益者となる新たな協力の枠組みを設け
る」という記載がなされました。これに基づいて、2023年度の外務省予算案で
は20億円が計上されています。初年度は20億円ですが、制度構築した後に規模
をさらに拡大するとも言われています。

 これは、日本の「抑止力向上」を名目に、他国の軍に対して武器や軍事イン
フラを無償で供与するという、かつてない「支援策」です。供与する武器は日
本製が予想され、日本の軍需産業に対する国家財政を使った支援という側面も
あると考えられます。

 私たち日本のNGO、特に海外において人道・開発支援活動を行うNGOは、平和
主義国家である日本が世界各地の人びとから信頼を得ていることを肌で感じ、
時にはその「信頼」に守られて活動を行ってきました。

 しかし、「国際協力」に名を借りたこの「他国軍支援」は、自国のみならず
他国を戦争に巻き込む軍事支援策であり、日本の平和主義を完全にかなぐり捨
てるものです。重大な危機感を持たざるを得ません。

 今のところ、「非ODAの他国軍支援」はメディアや国会でも大きく取り上げ
られておらず、多くの市民は気づかないままです。この院内集会を通じて、国
会議員、メディア、市民の皆さんに広くこの問題を訴えたいと思います。

◆日時:2023年2月21日(火)15:00~17:30

◆場所:参議院議員会館 講堂
(オンラインでのライブ配信はしませんが、後日録画の公開を予定しています)

◆呼びかけ団体:
 日本国際ボランティアセンター(JVC)
 武器取引反対ネットワーク(NAJAT)
 ピースボート

◆協力団体:
 メコン・ウォッチ
 FoE Japan

◆内容(敬称略)

<第1部> 15:00~15:50
市民社会からの問題提起 
 〇発言者
  今井高樹 日本国際ボランティアセンター(JVC)代表理事
  畠山澄子 ピースボート共同代表
 
 〇報告「武器輸出と外務省の他国軍支援」
  望月衣塑子 ジャーナリスト
 
 〇国会議員からの発言

<第2部> 15:50~17:30
外務省との意見交換
 ※事前に提出した質問に沿って行う予定です 
集会のまとめ

◆参加費:無料

◆参加申し込み:およその参加人数を把握するため、以下のフォームから事前に
お申し込みいただけると助かります(申し込んでいない方も当日入場できます)。
https://docs.google.com/forms/d/1b2l5HgxdCSvRzLwy7h16Ke688FNdJ5AFzyFi5tDyBqo/

当日は、14:40~15:00 に参議院議員会館ロビーにて通行証を配布します。

※メディア取材の方は、参加者記入フォームの「ご所属」にご記入ください。

◆連絡先:日本国際ボランティアセンター(JVC)  
     03-3834-2388  imai@ngo-jvc.net (担当 今井)