たんぽぽ舎【TMM:No4009】 2020年8月22日(土)地震と原発事故情報 | 脱原発の日のブログ

脱原発の日のブログ

12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

たんぽぽ舎です。【TMM:No4009】

2020年8月22日(土)地震と原発事故情報−

             4つの情報をお知らせします

                      転送歓迎

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★1.いばらき原発県民投票の会の動き

   東海第二原発差し止め訴訟が結審

   いばらき便り−東海第二原発を巡る市民運動から vol.2

          野口 修(東海第二原発の再稼働を止める会)

★2.松井英介先生が19日未明に逝去

   「市民と科学者の内部被曝問題研究会」でも活躍

                  牛山元美さんのブログより

★3.世界は今冷戦時代をもしのぐ大核軍拡競争の時代に突入

   その影響で日本核武装の実現可能性が高まっている

   人々の関心も報道もコロナ一色の裏で核戦争の危機が迫っている

   原爆投下から75年 ヒロシマ、ナガサキの記憶を消し去り

   国民の「核アレルギー」を一掃して核武装のハードルを下げる

   今年のヒロシマ・ナガサキをそこへ向かう節目に

   するのを止めよう!

   ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ、フクシマ 四度の核被害を

   受けた国の国民として被爆者の悲願「核廃絶」を

   継承していこう!      (下)

                       渡辺寿子(たんぽぽ舎ボランティア、

                       核開発に反対する会)

★4.“核のごみ”最終処分場に周辺9つの漁協が抗議

   北海道寿都(すっつ)町長へ…ほか

   メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

                                黒木和也 (宮崎県在住)

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※8/25(火)新ちょぼゼミ番外編にご参加を!

 「山本太郎『れいわ新選組』の経済政策と衆議院選挙」

 

 司会・コメンテーター:田中一郎さん(ちょぼちょぼ市民連合)

 日 時:8月25日(火)19時より21時(開場18時30分)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円 予約必要です。残り枠3名です(定員25名)

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※8/29(土)「木幡さんのお話と激励会」は都合により

 延期とさせていただきます。日程が決まり次第お知らせ致します。

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※8/31(月)アーサー・ビナードさん講演会

 「ウイルスたちはどんな夢を見るのか」(残暑の日本を愛する会)

 予約受付を終了致しました。

☆予約キャンセルの場合は、必ずご連絡をお願い致します。

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※9/2(水)2つの抗議行動にご参加を!

 

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!

  日本原電本店抗議行動

  茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!

 

 日 時:9月2日(水)17:00より17:45

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     銀座線末広町駅4番出口より4分 ※北ビルです!

     南ビルではありません!

 共 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

     「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549

 

2.「第84回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

  東電は2200億円の原電支援するな! 

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 

 日 時:9月2日(水)18:30より19:30

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など137団体

 

 ※「新型コロナウイルス」対策を致します。

  ・現場に手指消毒用ボトルを用意します。

  ・「密集」しないように参加者同士の間隔を空けて抗議します。

  ・体調に不安のある方は、無理をせず参加をお控え下さい。

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※上記の講座・学習会では「新型コロナウイルス」対策を致します。

 ・会場に手指消毒用ボトルを用意します。

 ・机の上に消毒液を噴霧しペーパータオルで拭きます。

 ・講師の前に透明「間仕切り」を置いて飛沫対策をします。

 ・窓をこまめに開けて換気に配慮します。

 ・「密集」しないように着席していただきます。

 ・参加される方は、ご自宅で検温の上、ご参加ください。

 ・体調に不安のある方は、無理をせず参加をお控え下さい。

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※「メールマガジン4000号」を超えました。

 読者の皆様からの「メールマガジン4000号に思う」という

 メッセージを募集しております。(200字から500字程度)

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┗■1.いばらき原発県民投票の会の動き

 |  東海第二原発差し止め訴訟が結審

 |  いばらき便り−東海第二原発を巡る市民運動から vol.2

 └──── 野口 修(東海第二原発の再稼働を止める会)

 

◎ コロナ禍の中で、市民運動をどのように継続していくか、また一つ

大きな課題が押し寄せてきています。

 熊本県の球磨川の洪水は、多くの生命を奪いとても悲しい出来事

でした。

 しかし、私たちは、川辺川ダム反対の市民運動も、考えなければ

なりません。

 川辺川の清流は、長い運動の末で守られてきました。ダムによらない

治水対策は、市民運動が勝ち取ってきたものです。

 しかし、ダムによらない治水計画は、一向に進みませんでした。

そこに洪水が押し寄せます。

 

◎ グレタ・トゥーンベリさんは、「地球温暖化サミット」で世界の

指導者に向けて、あなたたちは30年以上に渡り必要な政策をしてこな

かった、そして私の子ども時代の夢を奪いましたと言いました。

 1992年のリオデジャネイロの環境サミットで、12才のセヴァン・

スズキは、「私の世代には、夢があります。いつか野生の動物たちの

群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。

 

◎ でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつことも

できなくなるのではないか?」と問いました。グレタさんの

「夢を奪った」という言葉につながっています。

 

◎ 原発問題も、同じようにチェリノブイリ事故(1986年)から、34年

の歳月が流れています。

 3.11から来年で10年です。私たちの運動は、そして民主主義は、

荒々しい現実の洪水に押し流されてしまうのでしょうか。

 

 7月の東海第二原発をめぐる動きは、原発県民投票の会の条例案否決

を受けての動き、そして東海第二原発差し止め訴訟が、8年の歳月を

経て7月2日に結審したということが、大きな出来事でした。

 

民主主義をリアルに  「いばらき原発県民投票の会」

http://ibarakitohyo.net/ 

 

◎ 投票の会では、「県民投票フェス:6月県議会を振り返る」という

シンポジウムを7月5日(水戸市:ザ・ヒロサワ・シティ会館)に開催

しました。

 コロナ対策の会場は140名、zoom会議に50名の参加でした。県議会議員

へのアンケートと参加を呼びかけましたが、アンケートは59名の

内9名、参加者は59名の内、共産党2名、立憲民主党1名の3名でした。

 

 シンポジウムの様子やアンケート結果は、いばらき県民投票のHPや

YouTubeでご覧になれます。3人しか参加しないのか?と驚かれると

思いますが、これが現実です。

 今回のアンケートは、議員一人ひとりの意見を聞きたいという思い

からでしたが、現実は惨憺なものでした。

 回答では、同じ会派の全員が、同じ回答を寄せたものがありました。

原発県民投票の会の運動は、8月23日の世話人会で今後の方向を出して

いくという事です。

 

◎ さて、今回の茨城での県民投票の会の動きは、大きな収穫があり

ました。それは、運動が先鋭化せず、開かれた地平で展開していく

という、運動のあり方を学んだという事です。

 まさしく現在の民主主義をもっとリアルなものにするには、

どうしたらいいのか?という課題に取り組みながら運動を展開した

ことが、多くの成果につながったと言えます。

 結果は議会というものに阻まれましたが、その議会の実態をあばき、

議会を通らずに、直接請求が活かす方法として、自治法の改正も指摘

する、希望の見えるものでした。

 

公判の記録から「現在」を見る「東海第二原発差し止め訴訟団」

http://www.t2hairo.net/index.html

 

◎ 東海第二原発差し止め訴訟は、8年で18回の裁判を経て7月2日に

結審され、判決は2021年3月18日になります。

 この裁判は、茨城県を中心に1都7県の住民226名が、国と日本原電を

訴えたものです。再稼働の動きと裁判の長期化を考慮して、国に対して

は、取下げ、原電に的を絞ってのたたかいです。

 

 私も、原告の一人です。この裁判を通して、原告の訴えは、明快で

あったと思います。

 周辺自治体の多くが運転再開に反対しているという事実を背景に、

老朽化原発、100万人近い住民の避難計画はできない、そしてコロナ禍

で、今までの避難計画は白紙に、難燃ケーブル使用が義務化されたの

に、東海第二は、ほとんどが非難燃ケーブル、日本原電の経営は、

今後再稼働しても投資の回収は無理、経営が破綻しているということ。

 

◎ 今回の裁判は、裁判の進行と同時に、原発を取り囲む、制度や社会

的な問題などが、同時並行して進むとう、「現在」を表していました。

 敦賀原発の断層「生データ」無断で書き換えたという、2月の

ニュースもそうです。2012年に敷地内で実施したボーリング調査の結果

を改ざんした事実が発覚しました。

 このことも、結審口頭弁論での意見陳述で原告代表の大石さんが述べ

ています。

 また、裁判の中でも被告が法定に提出する証拠で、自身の審査資料が

白塗りで隠されていたこと、地震動の敷地観測データーの提出の拒否

など、隠蔽体質を指摘しました。

 

 そして、初代の規制委員長の田中俊一氏が民間人となったときの言葉

を添えました。「原子力業界の姿勢を徹底的に質さなければ、日本の

原子力に先はない。残念ながら原子力政策の見直しもされないまま

なので、この国の原発はフェードアウトする道を歩んでいる」

 

◎情報の民主化

 私たちは、この8年におよぶ裁判の記録を、原告団のホームページで

見ることができます。被告の原電や国の意見も、原告団は公開して

います。一人ひとりで考えることも可能ですし、その記録をグループで

読み取ることも可能です。

 

 コロナ禍の市民運動のあり方を、否応なく考えなければならないと

したら、情報の民主化が課題ではないでしょうか。

 今回の県民投票の会と原発差し止め訴訟の共通な点として、自らの

情報も相手側の情報も共有できるプラットホームを構築していることが

言えます。

 権力側というのも、適切な言葉ではありませんが、情報を隠蔽・

改ざんし、コントロールする側との争議は、徹底して、情報を民主化

していく方法だと思います。

 そのことが、特権化されているものに対しての、これからの運動の

あり方のように思います。

 

 

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┗■2.松井英介先生が19日未明に逝去

 |  「市民と科学者の内部被曝問題研究会」でも活躍

 └────  牛山元美さんのブログより

 

 松井英介先生が19日未明に逝去されました。

 

 東電福島第一原発事故後に始まった「市民と科学者の内部被曝問題

研究会」では、医療者グループをまとめてくださっており、私はそこで

松井先生に出会いました。

 

 岐阜大医学部で放射線科の助教授をされ、退職後は岐阜環境医学

研究所を運営されながら、診療されていました。。

 

 事故当時福島近辺にいた方々のために、と、「健康ノート」を

作られ、行動や汚染データを記録しながら、健診を受け続けることの

大切さを訴えられていました。

 

 事故当時、鼻血を異常に出す子どもが増えた、というたくさんの親の

声をとりあげ、その事態は国会でも取り上げられていましたが、2013年

には、漫画「美味しんぼ」にそのことが取り上げられたのがきっかけ

で、まるでデマのように批判されましたが、松井先生は、ご自身が直接

聞いた声、見た現実を尊重され続けていました。

 

 数年前から、骨髄異形成症候群と診断されていましたが、乳歯保存、

ストロンチウム測定プロジェクトを立ち上げられ、会社形式として

今後も運営できるような体制を整えられてきました。

 

 化学療法、輸血などの治療を続けられながらも、岐阜から東京に

来られて、海外からの研究者とも積極的に交流され、被曝問題への

警鐘を鳴らし続けてこられました。

 

 松井先生の診療所のニュースレター「座禅洞だより」は、いつも

爽やかな風を届けてくれていましたが、その紙面でも、最後まで

しっかりとご自身の信念を貫き、意見をきちんとまとめて

おられました。

 

 

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┗■3.世界は今冷戦時代をもしのぐ大核軍拡競争の時代に突入

 |  その影響で日本核武装の実現可能性が高まっている

 |  人々の関心も報道もコロナ一色の裏で核戦争の危機が迫っている

 |  原爆投下から75年 ヒロシマ、ナガサキの記憶を消し去り

 |  国民の「核アレルギー」を一掃して核武装のハードルを下げる

 |  今年のヒロシマ・ナガサキをそこへ向かう節目に

 |  するのを止めよう!

 |  ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ、フクシマ 四度の核被害を

 |  受けた国の国民として被爆者の悲願「核廃絶」を

 |  継承していこう!      (下)

 └──── 渡辺寿子(たんぽぽ舎ボランティア、

            核開発に反対する会)

               (「中」は8/21【TMM:No4008】に掲載)

 

7.被爆地広島、長崎両市長核兵器禁止条約の署名・批准を国に迫る

 

 8月6日広島の平和公園で行われた平和祈念式典での松井広島市長は

「平和宣言」で、安倍首相を前に政府に対し、被爆者の思いを誠実に

受け止めて核兵器禁止条約の署名・批准を行い、同条約の締約国となり、

唯一の戦争被爆国として世界中の人々にヒロシマの心に「連帯」する

よう訴えてほしいと力強く発信しました。

 9日の長崎の式典での田上長崎市長の「平和宣言」も戦争被爆地

ナガサキの心を体現したものでした。田上市長は、ここ数年中距離核

戦力(INF)廃棄条約を破棄するなど核保有国の間に核軍縮のための

約束を反故にする動きが強まっている。

 

 それだけでなく、新しい高性能の核兵器や「使いやすい」小型

核兵器の開発・配備も進められている。その結果核兵器が使用される

脅威が現実のものとなっていると、世界の核兵器を巡る現状に強い

危機感を示しました。地球滅亡まで過去最短の「100秒」を指している

「終末時計」の警告についても言及しました。

 

 そして田上市長は日本政府と国会議員に対し、一日も早く核兵器禁止

条約の署名・批准を実現することを要請するとともに、「戦争を

しない」という決意を込めた日本国憲法の平和の理念を永久に堅持

することを訴えました。

 

8.被爆者の悲願を裏切り、被爆者を踏みにじる安倍首相

 

 広島、長崎両市長の被爆地の心を体現した明確な、力強い

「平和宣言」に対し安倍首相の挨拶は、核兵器禁止条約に一言も

ふれず、「戦争被爆国」としての何の覚悟も決意もないおざなりの

真情のこもらぬ美辞麗句を並べただけのものでした。

 核兵器禁止条約にに参加しようとしない首相は3年前の8月9日

被爆者との面会で、長崎の被爆者から「あなたはどこの国の総理

ですか」と怒りをぶつけられましたが、原爆投下75年の今年の首相の

挨拶もまったく同じです。

 

 首相は、「非核三原則」を堅持し、立場の異なる国々の橋渡しに

努め、核廃絶の実現に向けて国際社会をリードしていく決意である

というようなことを恥ずかしげもなく述べました。

 首相は核兵器禁止条約に加わらない言い訳として、「(核兵器保有

国と非保有国)立場の異なる国々の橋渡しに努める」の言葉をこれまで

毎回も繰り返しています。

 

 しかし戦争被爆国の首相として核廃絶へ向けて核兵器保有国に実際

何らかのアプローチをしたのかというと、何もしていません。被爆者で

核兵器禁止条約の国連での採択に尽力したサーロー節子さんは、日本の

安倍首相には「被爆国として特別な道徳的責任がある」と訴えています。

 

 広島市への原爆投下直後に放射性物質を含んだ「黒い雨」を浴びたの

に、国の援護対象区域外だったことを理由に被爆者健康手帳の申請を

却下したのは違法だとして広島県内の84人が市と県に処分取り消しを

求めた訴訟で、広島地裁は7月29日請求を全面的に認める判決を出し、

原告84人全員を被爆者と認定し、被爆者健康手帳の交付を命じました。

 

 広島県と広島市はこの判決を受け入れ、援護対象を拡大して手帳を

交付するように方針転換する腹積もりだったのに、被告そのものでは

ないのにこの訴訟に参加していた国がこの判決を不服とし、渋る県と

市に対し「援護区域の拡大を検討する」という、拡大することを約束

したわけでもない文言を餌に無理矢理控訴させてしまいました。

 被爆者でありながら被爆者と認められず、これまでさんざん苦労

してきた高齢の被爆者にさらなる苦労を強制する、これが今年の挨拶

にもあった安倍首相の常套句「寄り添う」ことなのでしょうか。

 

9.核武装論者の鎧を衣の下に隠して

  「非核三原則」堅持を唱える安倍首相

 

 被爆によって心身に耐えがたい痛みを受けながら必死に生き延びて

きた高齢の被爆者の最後の望みは、「核廃絶が実現すること」被爆者に

対するアンケートで答えている被爆者が多いのです。自分が生きている

うちに叶わないなら後の世代に核廃絶の実現の望みを託すともいって

います。

 

 被爆国でありながら核兵器禁止条約に反対し、援護も拒否する首相は

このように被爆者を裏切り、踏みにじる最悪の首相です。式典挨拶に

あった「非核三原則を堅持し」はまったく信用できません。

 安倍首相は官房副長官だった2002年5月13日早稲田大学で講義し、

核兵器使用について言及して「戦術核兵器を使うということは昭和35年

の岸総理答弁で『違憲ではない』という答弁がなされています」と

述べています。

 

 日本の核兵器使用について明確に賛同していた安倍首相の思想が

現在では大いに変化しているとは最近の言動から見てもとても

思えません。

 安倍首相の悲願は憲法改悪と日本の核武装だと見なければなりません。

 「非核三原則」を国是としたことでノーベル平和賞を授与された

安倍氏の大叔父佐藤栄作は後に、「非核三原則」は余計だったと述懐

しています。

 「非核三原則」は、沖縄返還を実現させるための「方便」だったの

です。安倍首相の唱える「非核三原則堅持」もまったく同じです。

 

10.ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ、フクシマ 4度の核被害を

  受けた国の国民として被爆者の悲願を継承し、原発と核兵器を

  一体のものとして世界と日本の核廃絶をめざす−

  原爆投下75年目の壮大な望み

 

 現在の世界と日本の核を巡る状況を考えると、今こそ日本の核武装に

反対することを主たる活動にした「核開発に反対する会」の出番の

はずです。

 しかし、3・11原発大事故が起き、核武装問題に注力していられ

ない状況となったことに加え、代表の槌田敦さんの健康問題が生じ、

「核開発に反対する会」は休止しています。

 残念ながら会としての活動はできませんが、これからも個人として

さまざまな機会を捉えて、世界の核の状況と、それに連動してますます

現実味を帯びてきた日本の核武装について警鐘を鳴らし続けていきたい

と思います。

 

 世界中から核をなくすという身の丈に合わぬ壮大過ぎる望みを遠くに

掲げて、少なくなった余生ですが、精いっぱい努力しようと原爆投下

75年の節目に自分を励ましました。

 

 原発はもともと核兵器開発の副産物として生まれました。核兵器と

原発は切っても切れない密接不可分の関係です。

 原発再稼働反対、原発廃止の活動をしている皆さん、原爆投下75年の

節目を機に原発反対の活動とともに世界の核と日本の核武装問題にも

思いを致してくださることを切に願います。

 

追記;

 日本の核武装問題を詳しくお知りになりたい方は、「核開発に反対

する会編」の『隠して核武装する日本』をお読みください。

 影書房から2007年に初版が出され、2013年に増補新版が出されました。

 「もんじゅ」の廃炉決定で超高純度プルトニウムを生産する日本で

唯一の高速炉となり、再稼働が画策されている「常陽」については、

槌田敦さんの長年の研究成果が発揮され、一般には知られていないこと

が多く記述されています。

 また槌田さんは、アメリカが日本に核を持たせて中国の核に対峙

させるようになると、今日の事態をこの本の中で予見しています。

 この本は歴史的経緯も詳しく、この1冊で日本の核武装問題が

すべてわかります。

 

 たんぽぽ舎でも取り扱っています。

 問合せ、注文は、たんぽぽ舎(電話03−3238−9035)まで

 

 

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┗■4.“核のごみ”最終処分場に周辺9つの漁協が抗議

 |  北海道寿都(すっつ)町長へ…ほか

 |  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)

 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

 

1.“核のごみ”最終処分場に周辺9つの漁協が抗議

  北海道寿都(すっつ)町長へ

8/21(金)12:17配信「テレビ朝日系(ANN)」

https://news.yahoo.co.jp/articles/93208cf75c073ccb92743f4638e9c7d752f7a88c 

 

2.核燃料再処理工場、完成1年延期 日本原燃、22年上半期へ

  8/21(金)12:08配信「共同通信」

https://news.yahoo.co.jp/articles/f7eb6ea15abfdd770f0c87779ae9b9447d5daa7a 

 

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 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致

 します。

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 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

 

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

 

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも

 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

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 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など

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