ALPS処理汚染水、オーストラリア、イギリスのNGOが放出に反対:FoE | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

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Green Earth Express【vol.456】 2020/5/1

国際環境NGO FoE Japan メールマガジン https://www.FoEJapan.org/

 

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◆Today's INDEX◆

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┃ 【1】ニュース from FoE Japan

┃ ◆ALPS処理汚染水、オーストラリア、イギリスのNGOが放出に反対の意見提出

┃ ◆処理汚染水、何がどのくらい含まれているの? 東電は「算出せず」

┃ ◆福島の今を語る動画を6ヶ国語で公開

┃ ◆署名:東海第二原発の再稼働のための工事の中止を!

┃ ◆海外の石炭火力発電への公的支援停止を! 要請書を提出

┃ ◆#STAYHOMEの今、見直そう!おうちの電気

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┃ 【2】イベント案内・募集・お知らせ

┃ ◆オンラインセミナー:ALPS処理汚染水パブコメを出そう!、他8件

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┃ 【3】活動報告・ブログ更新情報

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┃ 【4】事務局日記

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆  【1】ニュース from FoE Japan  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

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┃ ★ALPS処理汚染水、オーストラリア、イギリスのNGOが放出に反対の意見提出

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現在、経済産業省が、ALPS処理汚染水の処分に関して意見公募を行っていますが、

オーストラリアの環境保護団体FoEオーストラリア、およびイギリスの住民団体PAWB

が、処理汚染水の環境中への放出に反対する意見を経済産業省に提出しました。

 

FoEオーストラリアの広報担当のジム・グリーン氏は、「日本政府は、オリンピック

の選考過程で、福島の原子力発電所の状況はコントロールされていると言って、

世界を欺こうとした。今回の放射能汚染水の放出計画も、未解決の問題をじゅうたん

の下に隠そうとしている一例だ。原子力災害のコストを海洋環境に押し付けることを

許されてはならない」と述べています。

 

また、イギリスで日立の原発建設計画に反対していたウェールズの住民団体PAWB

(「ウィルヴァB原発に反対する人々」)のロブ・イドリス氏は、「私たちは過去

に福島を訪問しています。訪問した際にメルトダウンが起こした環境や人々の生活

への悲惨な影響を目撃しました。そのため、PAWBは福島県漁連の海洋放出案に対す

る反対意見に賛同します」としています。

 

今後、反対の声は各国に波及しそうです。                       (満田 夏花)

 

▼ALPS処理水パブコメについては以下を御覧ください。

https://www.foejapan.org/energy/fukushima/200407.html

▼国際署名:福島第一原発事故で発生したALPS処理汚染水を海に流すのはやめて

http://chng.it/NLZm8bgF2T

 

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┃ ★処理汚染水、何がどのくらい含まれているの? 東電は「算出せず」

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現在、福島第一原発の敷地にたまり続けているALPS処理汚染水。約860兆ベクレルの

トリチウムが含まれています。ちなみに2010年に福島第一原発から海洋中に放出さ

れていたトリチウムは2.2兆ベクレル。トリチウムは国内外の原発や再処理施設から

大量に放出されているのです。政府や東電は、これを強調して「だから大丈夫」と

いう印象をつくろうとしているようですが、トリチウムの影響については専門家で

も意見がわかれている状況です。

 

処理汚染水の中には、実はトリチウムだけでなく、セシウム137、134、ストロンチ

ウム90、コバルト60、アンチモン125、ルテニウム106、ヨウ素129なども残留してい

ます。タンクにためられている水の実に72%が、全体として排出濃度を超えた状況

にあります。東電は「二次処理」を行って基準以下にするとしていますが…。

 

問題なのは、各放射性物質の総量が示されていないことであり、東電は、「算出し

ない」と述べています。                                       (満田 夏花)

 

▼詳しくはこちらをお読みください。

https://foejapan.wordpress.com/2020/04/29/tepco_osensui/

 

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┃ ★福島の今を語る動画を6ヶ国語で公開

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FoE Japanは、ピースボートの協力のもと、チェルノブイリ原発事故34年を迎える

4月26日に、福島原発事故の今を伝える動画を6カ国語で公開しました。

 

FoE Japanは原発事故被害の「見える化」プロジェクトに取り組んでおり、その一環

として、避難者や農家、漁業者をインタビューし映像を公開しています。今回は

福島県飯舘村村民の長谷川健一さんのインタビューを英語、スペイン語、フランス語

中国語、韓国語など複数の言語に翻訳して公開しました。

 

「すべての物を原発は奪った」−−。今も除染土の仮置場が目立つ飯舘村の前田地区

で、原発事故当時、区長だった長谷川健一さん。「原発はすべてのものを奪った。

昔は子どもたちがおり、子どもたちと一緒に山にいって、山菜をとって、いろいろと

教えたものだ。そんなことは今は何もできない。山菜もたべられない」と語りました。

                                                                 (松本 光)

▼詳しくはこちらをお読みください。

https://www.foejapan.org/energy/fukushima/200426.html

 

▼「見える化プロジェクト」のインタビューのページはこちらを御覧ください。

https://www.foejapan.org/energy/fukushima/mieruka_interview.html

 

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┃ ★署名:東海第二原発の再稼働のための工事の中止を!

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緊急事態宣言の中でも、日本原電・東海第二原発(茨城県)の再稼働のための工事

が着々と進んでいます。

狭い敷地の中で、東海原発の廃炉作業と合わせて1700人がひしめく、まさに「三密」

の状況となっています。FoE Japan、原子力規制を監視する市民の会など153の市民

団体は4月21日、工事中止を求める共同声明をだしました。

 

大井川茨城県知事は、鹿島コンビナートの定期点検については延期を要請し、実際

に作業は延期となりました。しかし、東海第二原発については「大きな脅威になら

ない」として工事の中止を求めないとしています。

 

改めて、原電と茨城県知事宛てに工事の中止を求める署名を立ち上げました。

ぜひ、ご賛同をよろしくお願いいたします。                     (満田 夏花)

 

▼署名:東海第二原発の再稼働のための工事の中止を!(Change.orgによるサイト)

http://chng.it/ymF4sbqrz7

 

▼関連記事:東海第二 事故対策工事中止を 県内など153市民団体が声明

https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/202004/CK2020042202000188.html

 

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┃ ★海外の石炭火力発電への公的支援停止を! 要請書を提出

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現在、日本政府は、今年6月に予定されている次期インフラシステム輸出戦略骨子

策定に先立ち、「海外の石炭火力発電への公的支援に関する4要件」の見直しについ

て、関係省庁での議論を始めています。そこで、4月24日、FoE Japanなど環境NGO

5団体は、安倍総理及び関係大臣に対し要請書を提出しました。

 

要請書では、1.パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略に則り、海外の新規石

炭火力発電事業への公的支援を停止する方針を打ち出すこと、2.現在、日本の支援

が想定されているブンアン2(ベトナム)、インドラマユ(インドネシア)、マタ

バリ2(バングラデシュ)石炭火力発電事業への公的支援も拒否すること、3.見

直しの議論を透明性とアカウンタビリティーを確保した形で行なうことなど5つの

ポイントを挙げています。

 

日本政府が脱石炭社会に向け、実効性のある方針転換を行なったと国内外に示すた

めにも、これ以上、石炭火力への公的支援を行なわないという決定が不可欠です。

                          (深草、杉浦、波多江)

 

▼詳細はこちら

https://www.foejapan.org/aid/jbic02/va/200424.html

 

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┃ ★#STAYHOMEの今、見直そう!おうちの電気

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電気を選ぶことは、未来を選ぶこと。投票と同じくらい効力があります。

電力小売全面自由化から丸4年。電気の切替まだだった!という方は、家にいる時

間の長い今、ぜひやってみませんか?

一番悩むのは、「どの電力会社にするか」ではないかと思います。

そこでひとまず5月10日まで、みなさんの電力選びをできるだけ具体的にサポート

したいと思います!疑問質問もどうぞ。        (吉田 明子、田渕 透)

 

▼質問はこちら

info@power-shift.orgへのメール、もしくはTwitter、FB、Instagramの「質問受付」

の投稿から、お気軽にお問合せください。

▼詳細はこちら

https://foejapan.wordpress.com/2020/05/01/stayhome_powershift

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆  【2】イベント案内・募集・お知らせ   ◆◆◆◆◆◆◆◆

 

★オンラインセミナー:ALPS処理汚染水パブコメを出そう!

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議論のポイントやパブコメの出し方などを解説します。要申込。

【日 時】 第4回 5月3月(日)14:00〜15:30

      第5回 5月5日(火)14:00〜15:30

【詳 細】https://www.foejapan.org/energy/fukushima/200407.html#seminar

 

★FoEオンラインカフェ〜第3回 「新型コロナとフィリピンの人権状況」

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「政治的殺害」が横行する深刻なフィリピンの人権状況を波多江秀枝が報告します。

【日 時】2020年5月4日(月)15:00〜16:30

【詳 細】https://www.foejapan.org/event/supt/onlinecafe2020.html

 

★FoEオンラインカフェ〜第4回 「日本にもあった!違法伐採」

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日本での違法伐採について、三柴淳一が報告します。

【日 時】2020年5月15日(金)15:00〜16:30

【詳 細】https://www.foejapan.org/event/supt/onlinecafe2020.html

 

★FoEオンラインカフェ〜第5回 「大規模バイオマス発電が森を壊す」

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「環境にやさしい」として促進されているバイオマス発電なのですが…

【日 時】2020年5月21日(木)15:00〜16:30

【詳 細】https://www.foejapan.org/event/supt/onlinecafe2020.html

 

★FoEオンラインカフェ〜第6回 「パーム油と認証制度ー現地調査から学ぶ」

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インドネシアでの調査から見えてきたパーム油と認証制度の問題点とは?

【日 時】2020年5月29日(金)15:00〜16:30

【詳 細】https://www.foejapan.org/event/supt/onlinecafe2020.html

 

★録画公開ーFFTV「コロナの影で〜種苗法改悪へ」

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ゲストは、日本のタネを守る会アドバイザーの印鑰智哉さん。

【日 時】2020年4月15日に収録したものを公開しています。

【詳 細】https://www.youtube.com/watch?v=U_TfNIOlPyM

 

★3.11から続く日々…福島からの声 インタビュー映像を続々公開中

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原発事故被害の「見える化プロジェクト」の一環として、福島でたたかう人々の

インタビュー映像を制作しました。

【詳 細】https://www.youtube.com/playlist?list=PLI2i2jXvAKhtAOb3PUzY6YzJPBA20204i

 

★ニュースレター「Green Earth vol.74」を発行しました。

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季刊発行のニュースレター「Green Earth」を今回より、ウェブ上でご覧いただける

ようにしました。今回の特集は「見える化プロジェクト」。ぜひご一読ください。

【詳 細】https://www.foejapan.org/material/newsletter.html

 

★【オンライン署名】STOP横須賀石炭火力建設!

〜子どもたちによりよい環境を残すために〜

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FoE Japanも協働している横須賀火力建設を考える会は、事業者JERAに対して建設

中止を求める署名を実施中です。ご賛同いただける方、ぜひご署名お願いします。

【詳 細】https://docs.google.com/forms/d/1yIp04StQBDZPsvEpdWhwLdclIqomVw0U9xjSOh8LP-8/viewform?edit_requested=true

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆  【3】活動報告・ブログ更新情報  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

▼ホームページの活動報告・プレスリリース等更新しました

https://www.foejapan.org/news/

福島の今を語る動画を6ヶ国語で公開-チェルノブイリ原発事故34年を迎え、他

 

▼スタッフブログ更新しました

https://foejapan.wordpress.com/

#STAYHOMEの今、見直そう!おうちの電気、他

 

▼活動日記はこちら

https://www.foejapan.org/activity/diary.html

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  【4】事務局日記  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

外出自粛が続くなか、5月の連休が始まりました。例年であれば、親戚の田植えを

手伝いに行く時期ですが、移動ができないため断念せざるを得ません。

FoE Japanでは、新たな試みとして、オンラインカフェを始めました。スタッフが

担当する活動について報告し、参加者のみなさまと意見交換できる場となっていま

す。是非、お気軽にご参加ください!

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(佐々木)

 

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◆編集担当 : 篠原 ゆり子、佐々木 勝教、高橋 英恵

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