たんぽぽ舎です。【TMM:No3485】
2018年10月16日(火)地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.私たち怒っています
-太陽光発電抑制を巡って鹿児島現地から-
欧州では、需要に応じて原発で出力調整した実績もある
九州電力との話し合いを予定 城 眞理(鹿児島市在住)
★2.東海第二原発工事計画の地震・津波の説明をする
名倉安全管理調査官を誰が信用するか?
福島告訴団裁判で被告(東電)側証人に立ちバックチェック遅れの原因を
明らかにしない名倉元原子力安全・保安院
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その184
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.福島第一原発「処理水」測定結果をHPで公開
東京電力、処理後の放射性物質濃度…ほか
メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.柏崎刈羽原発の再稼働より賠償を-元東電社員・蓮池透さん…
メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
金子 通 (たんぽぽ舎会員)
★5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆10/20(土)「使用済み核燃料(核のゴミ)の実際」
お話:長沢啓行さん 高槻市で学習・討論会開催
主催:原発ゼロ上牧行動 脱原発高槻アクション
★6.新聞より1つ
◆国の原子力 後始末先送り 廃止に70年、費用も1兆円超
開発推進 無責任さ露呈 日本のエネルギー政策は思考停止が続く
(10月16日、日本経済新聞朝刊「真相 深層」より抜粋)
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※10/20(土)学習会にご参加を!
「小児甲状腺がん200人のかげで何が起きているのか~子どもの甲状腺がんと
「福島県民健康調査」 新ちょぼゼミ第18回
講 師:白石 草さん(Our Planet TV)
日 時:10月20日(土)13:00より17:00 (開場12:30)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円(学生400円、避難者の方無料)
共 催:脱被ばく実現ネット、たんぽぽ舎
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※10/20(土)東海第二原発運転延長STOP!首都圏大集会にご参加を!
日 時:10月20日(土)18:30より20:40 (開場17:45)
講 演:鎌田 慧さん (ルポライター)
吉原 毅さん (原自連会長・城南信用金庫顧問)
村上達也さん (東海村前村長)
特別出演:おしどりマコ・ケンさん (漫才コンビ・ジャーナリスト)
今後の行動提起:柳田 真(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会)
会 場:日本教育会館3階一ツ橋ホール[神保町駅A1出口2分]
主 催:とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
問合せ:TEL 070-6650-5549
参加費:500円(資料代)
開演前に東海第二原発反対運動DVD上映予定
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※10/26(金)日本原電本店包囲ヒューマンチェーンへご参加下さい
日 時:10月26日(金)17:30より19:00
場 所:日本原子力発電株式会社本店前
(東京都千代田区神田美土代町1-1)
(地下鉄新宿線「小川町」駅B6出口より徒歩2分)
内 容:・呼びかけ団体挨拶 ・各地からの報告 ・ヒューマンチェーン
・音楽(出演依頼中)
呼びかけ団体:とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
再稼働阻止全国ネットワーク
連絡先:070-6650-5549(柳田) 090-2553-2587(永野)
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┗■1.私たち怒っています
| -太陽光発電抑制を巡って鹿児島現地から-
| 欧州では、需要に応じて原発で出力調整した実績もある
| 九州電力との話し合いを予定
└──── 城 眞理(鹿児島市)
◎ 10月13、14日の両日、全国初となる太陽光発電抑制が、私の住む鹿児島を含
む九州6県で実施された。
新聞等では、もっぱら当該事業者の不利益への不安が報道されているが、「ダー
ティーな原発の電気は使いたくない」との想いで、九州電力から再生可能エネル
ギーの新電力へ切り替えた私たちの憤りは伝えられていない。
当地にも「地産・地消」を掲げる新電力会社などが複数あり、知人の多くは九
州電力とサヨナラした。
因みに私は、「グリーンコープでんき」に加入している。1日も早い開始を願
い、出資して来た。茨城からの自主避難移住者である我が家としては厳しい出資
だったけれど、「ああ、これで九州電力の電気を使わなくて済む」という嬉しさ
は、昨今の意気消沈しがちな原発を巡る状況の中では、数少ない喜びだ。
◎ 今回の暴挙(といっておこう) は、そんな私たちを踏みにじり、又、世界の潮
流に逆行する行為だといえる。
欧州では、需要に応じて原発で出力調整した実績もあるという(朝日新聞10/
14)。「原発は、抑制の選択肢にはないのですか?」と九州電力鹿児島支社に電話
した。
担当者は、「国のルールで、火力・揚水・太陽光・風力などの順で抑制を行い、
原発は最後になっています」と応答。「原発はCO2削減の効果もありますから」
とウンザリする様なことも聞かされた。
どこまでも原発を存続させようというこの国の姿勢を痛感する。言うだけ無駄
か?とも考えたが、「新電力利用者や福島原発事故の被災者にとって、今回の実
施は反発と嫌悪感をもたらすということに関しての配慮はされたか」と質問して
みた。「考えていない」という答えであった。
◎ 今回の発電抑制の実施をモデルケースとして、ゆくゆくは全国に波及してい
く懸念は大きい。
今週19日には、以前から3.11実行委など市民グループが出していた質問項目の
回答を得るための九州電力との話し合いが予定されている。当日は、発電抑制に
対して抗議・質問もなされると予想される。
この度の暴挙は、電気料金請求額に含まれる「再エネ賦課金」を永年払い続け
ている全国の人々への背信行為といえよう。
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┗■2.東海第二原発工事計画の地震・津波の説明をする
| 名倉安全管理調査官を誰が信用するか?
| 福島告訴団裁判で被告(東電)側証人に立ちバックチェック遅れの原因を
| 明らかにしない名倉元原子力安全・保安院
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その184
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
2018年10月10日の規定委定例会議の議題3「日本原子力発電株式会社東海第二
発電所の工事計画の審査の状況について」で、地震・津波担当の名倉繁樹安全調
査官が更田委員長の質問に次の様に答えた。
「地震を経験することは設計の前提として考えておりまして、基準地震動Ss
が作用した場合に鋼製防護壁がどのような状態に収まるかということでは、ほぼ
弾性設計をしております。ですから、残留変形、地盤の変形によって施設が少し
動くということは、若干、センチオーダーではあると思いますけれども、そこは
全体の変位吸収機構のキャパシティーからいったら問題ないかと思います。」
この回答が信用できないことは、工事計画についての日本原電の補正書に大量
の「黒枠・白抜き」があることで明らかだ。
例えば、【補足340-18】配管耐震・応答計算書の資料1-81は合計200頁、そのう
ち全体が「黒枠・白抜き」のページが146頁(約4分の3)もあるのだ。印刷する
のがばかばかしい程である。
名倉安全管理調査官の回答が全く信用できない理由がもうひとつある。
次に示す。
○名倉氏は旧原子力安全・保安院の原子力発電安全審査課の安全審査官である。
○福島原発告訴団が2015年に旧保安院職員ら告訴・告発した9人のうちの一人で
ある。
○東京電力福島原発事故刑事訴訟第29回公判(2018年10月3日)で被告(東電)
側証人として東電の耐震バックチェック報告を遅らせた理由を曖昧にする証言を
した。
○福島原発かなかわ訴訟第21回(2017年4月25日)で東電への規制について偽り
の証言をした。
詳細は次を参照していただきたい。
福島原発刑事訴訟支援団「東電の無策を許した保安院」刑事裁判傍聴記:
第二十九回公判(添田孝史)https://shien-dan.org/soeda-20181003/
原子力安全・保安院―>原子力規制委員会と脈々と続く「再稼働推進の為の規
制行政」にだまされてはいけない。
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┗■3.福島第一原発「処理水」測定結果をHPで公開
| 東京電力、処理後の放射性物質濃度…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.福島第一原発「処理水」測定結果をHPで公開
東京電力、処理後の放射性物質濃度
10/15(月)14:13配信「福島民友新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181015-00010017-minyu-l07
2.福島・浪江町は住民登録のわずか5%…進まない帰還
10/15(月)9:06配信「日刊スポーツ」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181015-00362247-nksports-soci
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┗■4.柏崎刈羽原発の再稼働より賠償を-元東電社員・蓮池透さん…
| メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋)
└──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)
◆柏崎刈羽原発の再稼働より賠償を-元東電社員・蓮池透さん
元東京電力社員の蓮池透さんが14日、新潟市中央区のクロスパルにいがたで講
演し、「東電は柏崎刈羽原発6,7号機の再稼働に力を注ぐのではなく、福島第
一原発の廃炉や避難者の賠償に専念すべきだ」と語った。原発問題の勉強会を開
く市民団体「いのち・原発を考える新潟女性の会」が主催し、約90人が参加した。
蓮池さんは現在柏崎市在住で、原発の安全審査を巡る国と東電の癒着などを暴
露した著書「告発」(ビジネス社)を8月に出版した。講演で蓮池さんは、原発
から出る「核のごみ」の最終処分場ができていないことや「完全な避難計画の策
定は困難だ」として、柏崎刈羽原発の再稼働に反対した。
同原発6,7号機の適合性審査で用いられた新規制基準については「福島第一
原発事故の対症療法的な基準でしかない」と指摘した。
(10月16日「新潟日報」より、紙面のみでネット上に掲載なし)
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┗■5.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
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◆10/20(土)「使用済み核燃料(核のゴミ)の実際」
高槻市で学習・討論会開催
お 話:長沢 啓行さん(若狭ネット資料室長:大阪府立大学名誉教授)
テキスト:使用済核燃料(長沢啓行 ¥500)
日 時:2018年10月20日(土)14時より
場 所:坂元宅(高槻市前島1丁目11-13)駐車場あり
駅からは1時間に1本の高槻市バスしかありませんので
ご注意くだい。JR高槻駅南(松坂屋前)より
高槻市バス[5]乗り場(13前島行)13時38分
阪急高槻駅より 13時41分
坂元宅はバス停[前島]からすぐです。案内を出しておきます。
乗り遅れた時は、連絡ください。お迎えに行きます。
主 催:原発ゼロ上牧行動 脱原発高槻アクション
連 絡:坂元 電話 072-669-1120 携帯 090-6916-2413
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┗■6.新聞より1つ
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◆国の原子力 後始末先送り 廃止に70年、費用も1兆円超
開発推進 無責任さ露呈 日本のエネルギー政策は思考停止が続く
原子力推進の後始末が混迷を深めている。原子力の黎明(れいめい)期である
1950年代以降に運転を始めた関連施設が相次ぎ廃炉を迎え、費用が数兆円に膨張。
国は重い負担を支えきれず次代へ先送りする構えだ。原子力政策で先送りを続
ける無策のツケは、いずれ国民負担として跳ね返ることになる。
「金が足りない。借り入れできないと次世代に借金が残る」。9月4日に内閣
府で開かれた会合で日本原子力研究開発機構の田口康副理事長は窮状を訴えた。
(中略)
原子力研究開発機構のある幹部は「結局、国庫負担でどうにかしてほしいとい
うのが本音だ」と漏らす。
東日本大震災を契機に原発の危険性や巨大なコスト負担が露呈した。
それでも日本のエネルギー政策は思考停止が続く。
原子力の後始末に真剣に向き合わなければならない時期に来ている。
(10月16日、日本経済新聞朝刊「真相 深層」より抜粋)
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