たんぽぽ舎です。【TMM:No3369】
2018年5月22日(火)地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」結成成功
予想以上の多数の人、会場全体に熱気
“危ない”原発を止められる希望の第一歩に
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.5/18経産省は福島第一原発汚染水浄化後の
「トリチウム水」を放出しようとしています
しかし玄海原発周辺、泊原発周辺での明らかな白血病等の
直接被害は全く論議なし 浜島高治(神奈川県在住)
★3.原発事故時の避難者受け入れ 水戸市が協定締結…ほか
メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.メルマガ読者からのイベント案内
(お問い合わせは主催者へ)
◆5/26(土)チェルノブイリ被害者をウクライナで救う
「日本プロジェクト」報告会 会場:「スペースたんぽぽ」
主催:『食品と暮らしの安全』
★5.なぜ原発をやめないのか?-日本核武装もねらい
岸、佐藤、中曽根、安倍首相とつながる「潜在的核保有」論者による
根強い原発維持政策 鎌田 慧著『石をうがつ』より抜粋
★6.新聞より1つ
◆公聴会は海洋放出の地ならしか 福島第一トリチウム水処理
背景に政府の焦り 「アリバイ作り」の指摘も
(5月21日「北海道新聞」10:31配信より抜粋)
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※5/24(木)学習会にご参加を!
「日本国憲法と学校教育―主権者教育の実態を問う」
18歳選挙権の実施を軸に教育行政の実態を論じる
講 師:高嶋伸欣(のぶよし)さん
〔教科書検定問題で裁判を闘ってこられた元高校教師〕
日 時:5月24日(木)18時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※5/27(日)連続講座にご参加を!
東電は責任を取れ連続講座「原発と人権と国連」
お 話:森松明希子さん他~国連人権委員会でのスピーチ報告をもとに
欧州での講演や母子避難の苦労、区域外避難と住宅問題等報告
日 時:5月27日(日)14時より17時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
主 催:東京電力本店合同抗議
参加費:800円(避難者無料)
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※5/29(火)講演会にご参加を!
朝鮮半島情勢と拉致被害者
拉致問題、核・ミサイル問題は対話と交渉によって解決可能
元「家族会」事務局長・蓮池 透さんに聞く!
日 時:5月29日(火)19時より21時(18時30分開場)
お 話:蓮池 透さん (拉致被害者・蓮池 薫さんの兄)
※浅野健一さん(人権と報道・連絡会)のコメントもあります
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」結成成功
| 予想以上の多数の人、会場全体に熱気
| “危ない”原発を止められる希望の第一歩に
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
1.5月21日(月)参議院会館101室は満杯の人で熱気にみちていた。
「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」の記者会見と結成集会が、1都7県
の人々の結集と総意で成功りに終わった。
記者会見は、4人の人々「村上達也(元東海村村長)、鎌田 慧(ルポライター)、
木村 結(脱原発・東電株主運動世話人)、柳田 真(再稼働阻止全国ネットワーク)」
が話した。
鎌田 慧さんは、『東海第二原発は首都圏の原発だ。私たちの当面の最大の課題
だ。』
村上元東海村村長は、『最もぜい弱な土地に建った原発だ。規制委員会からも
40mのクイを60mにせよと指摘されている』等と述べた。
2.第2部の結成集会は、
千葉の永野 勇さんのあいさつ、茨城の玉造順一さんの現地報告、柳田 真の東
海第二原発を止めるぞの基調報告(8頁)、沼倉潤さんの結成趣旨・運営・会費の
話(4頁)。
会場からは、8人の発言があり、小冊子配布のすぐれた活動(足立区)、市議会
で20年延長をおこなわないことを求める意見書(我孫子市議会)、96万人の避難は
ムリだの声(茨城)、署名を100万あつめようの声などが出された。
3.当日の資料は主催者側から2つ(8頁と4頁)、各地の人々、グループからも
数種類が配られた。
新聞報道は、東京新聞、茨城県の読売・毎日・茨城新聞など。
参考までに本日の東京新聞の報道を掲載します。
☆5月22日東京新聞朝刊26面より
東海第二「とめよう」再稼働阻止へ首都圏連絡会発足
首都圏各地の脱原発団体が21日、参議院会館内で集会を開き、日本原子力発電
(原電)東海第二原発(茨城県東海村)の再稼働阻止を目指し、「とめよう!東海第
二原発 首都圏連絡会」を結成した。
集会では、原電に再稼働撤回と廃炉を求める決議を採択。山梨を含む一都七県
で参加を募り、再稼働阻止へ気運を高めていく。
東海第二は11月末に運転期限40年を迎え、再稼働や20年の運転延長に必要な審
査が原子力規制委員会で続いている。原発30キロ圏内には約96万人が暮らし、事
故が起きれば、首都圏が深刻な影響を受ける可能性が高い。
記者会見で、連絡会に賛同する村上達也前東海村長は「心強い会ができた。県
内では(44市町村のうち)27の議会が再稼働などに反対の決議をした。最も動かし
てはいけない原発だ」と訴えた。
連絡会は、原電と、同社に資金援助を決めた東京電力、経済産業省、規制委へ
の抗議を続け、署名集めなどにも取り組んでいく。(宮尾幹成)
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┗■2.5/18経産省は福島第一原発汚染水浄化後の
| 「トリチウム水」を放出しようとしています
| しかし玄海原発周辺、泊原発周辺での明らかな白血病等の
| 直接被害は全く論議なし
└──── 浜島高治(神奈川県在住)
その1:第60回「特定原子力施設監視・評価検討会」の傍聴;原子力規制委員会
(六本木)。
・誘われて久しぶりの参加。東電責任者が、以前は、「東電としても独自の判断
を致しまして…」と言っていたのに、「全て国の言われる通りに致します」と全
面恭順に変わった。
・これに畳みかけるように山形緊急事態対策監:「タンクが足りなくなったらど
うするのだ、早く決断処理すべきだ」と何度も迫る場面があった。東電の配布資
料説明では、<タンク増設で余裕ができました>だったのに。
その2:第8回「多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会」(経産省、
航空会館)
・委員長:山本一良、委員:12名、事業者:東電2名、
オブザーバー:外務省、農水省、水産庁、原子力規制庁、
原子力損害賠償…、福島県
・資料1:前回第7回議事録
・資料2:トリチウムの性質等について(案)(参考資料)
・資料3:社会的影響の考え方
・資料4:公聴会について(案)
・前半は事務局司会から、トリチウム・トリチウム水は、水爆実験でも、海外の
再処理工場でも、海外はもちろん日本の原発からも放出されて来た。(それらよ
り少ないくらいだから我らも放出しても構わない筈だ)。実害は無い。風評被害
の対策をどうするか…。
・後半は、さすがに皆さんがいろいろ発言がされました。
国立の中央水産研究所の人は、タンクに溜め続けるのは限界だから放出すると
事務局応援。
他の人からは慎重論。しかし、玄海原発周辺、泊原発周辺での明らかな白血病
等の直接被害は全く論議されませんでした。
本日委員会に誘ってくれた常連に確認すると、1年近く続いているが一度も無
しとのこと。
・終了後たまりかねて司会に、原発・再処理施設周辺の白血病のことを知らない
のか?と質すと、「知っていますが科学では無いです」という返事。「事実こそ
科学だ」と叱りました。
・渡辺悦治さん達の労作、現地の人々の報告があるのに:委員に科学者もいるの
に。無念。
・次回の本委員会は7月。そこで<放出>の結論が出されて、説明資料が吟味さ
れる。
その後に公聴会が開かれる。場所・回数の論議で、第1回は福島で願いたいと
いう意見がありました。
*本件に関し、6/1(金)13時より16時、参院議員会館B103で、ヒアリングがあり
ます。紹介:福島みずほさん、経産省前テントひろばの木村さんが司会。
主催:≪経産省前テントひろば≫ 電話:070-6473-1947
関連記事
海洋放出では10年、地層処分なら100年 第一原発・汚染水処理
処分方法を検討する政府の小委員会が18日都内で開かれた
福島民友新聞5/19(土)10:56配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180519-00010009-minyu-l07
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┗■3.原発事故時の避難者受け入れ 水戸市が協定締結…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.原発事故時の避難者受け入れ 水戸市が協定締結
5/21(月)「テレ朝news」23:37配信
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20180521-00000057-ann-soci
2.与野党総力!新潟県知事選の行方 国政に重大な影響も
5/21(月)「FNN PRIME」16:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180521-00010009-fnnprimev-pol
3.日立・三菱重工が挑む「原発輸出」のジレンマ
5/21(月)「東洋経済オンライン」6:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180521-00221390-toyo-bus_all
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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
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◆5/26(土)チェルノブイリ被害者をウクライナで救う
「日本プロジェクト」報告会
20以上の新聞・テレビで紹介、テレビ生出演
日 時:5月26日(土)14時より16時30分
会 場:「スペースたんぽぽ」(たんぽぽ舎4F)
セミナー報告、国際チェルノブイリ連盟に加入(佐原)
福島の現状報告にメディアの反応は(佐尾)
元気になった子どもたち(丸田)
日本の食品の放射能基準は危険(小若)
参加費:1000円
懇親会:17:00時より18時30分(参加費1000円)
小若編集長秘蔵の超美酒を味わいながら質問と
ざっくばらんな意見交換を行います。
主 催:『食品と暮らしの安全』TEL 048-851-1212
4月24日、ウクライナの国中から集まったメディアに「日本プロジェクト」が
記者会見して、26日以降、多数のメディアで紹介されました。
ウクライナで注目された活動の報告会です。ぜひご参加ください。
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┗■5.なぜ原発をやめないのか?-日本核武装もねらい
| 岸、佐藤、中曽根、安倍首相とつながる「潜在的核保有」論者による
| 根強い原発維持政策
└──── 鎌田 慧著『石をうがつ』より抜粋
◎ 福島事故のあとになってから、ようやく新聞が書くようになったのですが、
1954年3月、はじめて「原子炉築造予算」案が衆議院本会議に提案されたときす
でに、「原子兵器をも理解し、またこれを使用する能力を持つことが先決問題で
ある」(改進党・小山倉之助)と主張されていました。
岸信介首相が、「自衛のための核兵器保有は許される」と外務省記者クラブで
発言したのは、1957年5月でした。
日米安保条約の改定によって、日本を米国の「核の傘」に入れた岸首相の実弟、
佐藤栄作首相が就任したのは、1964年11月でしたが、佐藤は「核の傘」にいるだ
けでなく、「潜在的な核保有国」を目指す、というようになりました。
1966年には、茨城県の東海原発一号炉が稼働して、「日本もプルトニウムの原
爆を少数製造することが可能」と佐藤政権のブレーンたちが報告しています。
◎ 岸、佐藤、中曽根、安倍首相とつながる「潜在的核保有」論者による、根強
い原発維持政策がつづいてきました。
安倍首相は、2002年、官房副長官のとき、早大の講演会で、「日本も小型であ
れば、原子爆弾の保有も問題ない」と発言しています。岸、佐藤、安倍の血脈は、
まるで「核家族」です。
日本はすでに45トンものプルトニウムを貯めている、プルトニウム大国です。
英仏両国に使用済み核燃料の再処理を委託していたのが、日本に返還され、青森
六ヶ所村に運び込まれた分だけでも10トン、これは計算上、原爆1,000発を作れる
量に相当します。
◎ 六ヶ所村の再処理工場と増殖炉「もんじゅ」が破綻していても、政府がいっ
こうに断念しないのは、採算を度外視した軍事利用の可能性に賭けているから、
としか考えられません。再処理からの撤退は、核武装の完全放棄を世界にむかっ
て宣言することでもあります。
ドイツ、イタリアが原発からの撤退を決定したことは、この両国はもはや核の
野望をもっていないのを表明した、と考えられます。
◎ 日本は、核不拡散条約(NPT)の再検討会議にむけた準備委員会で発表され
た(2013年4月24日)「共同声明」にも参加しませんでした。声明は「どんな状況
でも核兵器が二度と使われないことが人類存続の利益になる」という、きわめて
真っ当なものですが、日本政府はアメリカに気兼ねして署名していません。
これまでも、2012年10月の国連総会での34ヵ国が参加した、同様の共同声明に
も米国の「核の傘」の下にあるから、との理由で参加しませんでした。
◎ これからもアジアの近隣国から、「核武装」を狙っている、と批判が強まる
ことになりそうです。
ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ、JCO、フクシマと悲劇がつづいてきても、
「核」を手放そうとしない日本政府と財界の野望は、国民に敵対している、とい
えるでしょう。
北朝鮮の核実験とミサイル発射実験は、各国からの批判の対象ですが、米国は
「未臨界核実験」を年に一回ほど実施しています。
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┗■6.新聞より1つ
└────
◆公聴会は海洋放出の地ならしか 福島第一トリチウム水処理
背景に政府の焦り 「アリバイ作り」の指摘も
東京電力福島第一原発にたまる放射性物質トリチウムの汚染水をどう処分する
か。政府は今夏にも一般市民から意見を聞く公聴会を初めて開く。
現在検討中の5つの処分方法案を説明して意見を聞くとしているが、薄めて海
に流す案が既定路線となりつつあり、公聴会開催は海洋放出に向けた地ならしと
の見方もある。
「世界中、各国で放出しているんです。なんで福島だけダメなんですか」。経
済産業省が18日に東京都内で開いた小委員会。ある委員の言葉が政府の焦りを代
弁しているようだった。(中略)
公聴会は福島と東京で開く見通し。意見は全国から募る。会合終了後、ある委
員は「海洋放出ありきの議論が続いており、公聴会は国民の声を聴いたというア
リバイ作りにすぎない」と率直に話した。経産省の担当者は記者団に「一部の専
門家だけで決めたと思われないよう広く意見を聞きたい」と公聴会開催の狙いを
説明。
しかし、寄せられた意見を処分方法の決定にどう反映させるかは明言を避けた。
(5月21日「北海道新聞」10:31配信より抜粋)
詳しくはこちらを
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ため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを
400文字以内でお送り下さい。
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メールマガジンには1回だけの掲載とさせていただきます。
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