関西電力株主総会に向けて「今回、第3号議案か ら第24号議案まで全て脱原発に関係する議案です」 | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

石津 イシ

明日は、関西電力はじめ各電力会社の株主総会がおこなわれます。
関西電力では、大阪市と神戸市が共同で脱原発議案を出します、昨年までと異なる事は事前に関連大株主に文書通達を出し議案に賛成してもらえるよう要請している事です。
私も以下の要請の発言し、側方支援を行います。
過去で一番、脱原発議案が通る可能性が高まっている今年の総会です。
一夜にして、関西電力が日本のトップを切って、再稼働断念、原発廃炉、脱原発へ方針転換となるかもしれません。

私はチェルノブイリ原発大事故直後、関西電力が原子力を使わず、安全、安心な電力供給者になる事を願い、当社株主になりました。
昨年までは脱原発の議案提出はことごとく否決されました。
2011年福島原発大事故の後、流れは大きく変わって来ています、今や国民、つまり電力受給者の80%が原発に反対あるいは、不安を感じる状況になり、当 株主総会にも、市民の安全、安心を守る為、最大の大株主である大阪市をはじめ、神戸市、京都市等も、この株主総会に出席し、脱原発の議案を提出するように なりました。

そして、今回第92回定時株主総会においては、大阪市、神戸市の共同提出議案が出されています、昨年との違いは、今回は大阪市から事前に、本提出議案に賛同を促す文書が大株主を含め、122の関連株主に送付されていると聞いています。
特に、第15号議案では、当社は原子力発電による発電はしないと、明確に提案しています。
大阪市、神戸市、だけでも議決権は全議決権の1割を超えます、大阪市の事前要請に大株主が賛同すれば、3割をゆうに越え私達一般株主の議決権も算入すれば、半数を超える議決権が脱原発の賛同に向けられる可能性が十分考えられる本日の株主総会です。

言うまでもなく、株主総会での議案採決は多数決により決まり、会社経営に最優先されるものです、慎重に明確に確実に採決されなければなりません、この議案が可決されれば、当社はすぐさま原発再稼働の方針を捨て、全原発廃炉、脱原発の方針に方向転換しなければなりません。

昨年までの株主総会採決では、第何号議案に賛成の方の挙手をお願いしますだけで、議案の内容を明らかにせず、事前に送られて来た議決権行使書の議決数も明 確にしないで、つまり株主の判断材料を狭め、多くの動員株主の数の力により、会場での挙手の数で当社議案以外の議案をことごとく否決するという、株主に茶 番劇と思わせるような形で株主総会の幕をそそくさと閉じて来ました。

株主総会で最後に行われる、各議案採決は株主総会で最も重要な時間帯です、もっと慎重に丁寧に時間をかけて採決するように求めます。

本日の株主総会に於いて、強く要求します、まず第何号議案の採決をお願いしますでは内容が理解できません、全ての議案に於いて、どの株主の提案で、提案の 内容を分かりやすく明確に伝え、事前議決権行使の数はいくらあり、全議決権の何パーセントとの賛成意見がすでによせられているかを明確にした上で採決し、 会場での正確な挙手の数 を数え、最終、賛成の議決権行使が全議決権の何パーセントであったかを明確にした上で賛否を決して下さい、以上、一株主として、真に民主的な開かれた株主 総会を求め、当然の要求を致します。

最後に一般株主様、特に動員株主様、仮に当社が、このまま原発に依存し、強引に再稼働等すれば、電力自由化の元、脱原発を望む、大多数の電力受給者は当社 から電気を買いません、その上、事故を起こせば、この会社の存続すら危うくなります、会社が衰退、ないし倒産すれば元も子もありません、今回第3号議案か ら第24号議案まで全て脱原発に関係する議案です、原発を推進しろ、乃至、擁護する議案提出は皆無です、関西電力からの仕事の関係上の事もあるかもしれま せんが、会社が衰退、ないし倒産すれば元も子もありません、無思慮で挙手せず、一つ一つの議案を十分熟慮し賛否を決して下さい、お願いします。