たんぽぽ舎【TMM:No2690】 2016年1月26日(水)地震と原発事故 | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2690】
2016年1月26日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.東電福島第一原発事故3・11目前になると、
   御用学者の福島安全神話キャンペーンが始まる
   電力自由化、発電内訳と詳細な価額の内訳を知ろう
   鬼平さん、現代の悪の温床“経産省”と“環境省”を成敗してくれ
                   吉田照勝(たんぽぽ舎会員)
★2.若狭湾から原発をなくして美しい海を誇るリゾート地に
   高浜町民にポスティング(高浜から、25日)
               木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆2/7「福島県甲状腺ガンのアウトブレイクと広がる健康被害」講演
講演:入江医師 (医療問題研究会の小児科医)
   会場:立川市柴崎学習館
  ◆3/6「脱原発グリーンパレードinはだの」を歩く会・講演会のお知らせ
   福島は今—「原発事故と行政のあり方」
   講演:井戸川克隆さん(元福島県双葉町長)
★4.新聞より
  ◆廃炉遠い高線量 福島事故まもなく5年 第一原発 報道陣に公開
               (1月26日東京新聞1面より)
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※【抗議行動】高浜原発再稼働阻止!「関西電力東京支社抗議」
 大阪では「関西電力本社抗議」をおこないます

 日時:1月27日(水)18:30より20:00
 場所:関電東京支社・富国生命ビル前(三田線内幸町駅A7出口すぐ)
 よびかけ:再稼働阻止全国ネットワーク  TEL 070-6650-5549
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┗■1.東電福島第一原発事故3・11目前になると、
 |  御用学者の福島安全神話キャンペーンが始まる
 |  電力自由化、発電内訳と詳細な価額の内訳を知ろう
 |  鬼平さん、現代の悪の温床“経産省”と“環境省”を成敗してくれ
 └──── 吉田照勝(たんぽぽ舎会員)

◎ 東電福島第一原発事故3・11から5年が目前。政府は福島の現状はそれほどたいしたことではない“福島安全キャンペーン”を始めている。
 1月16日のYahooニュースに「データーで分析福島の虚と実」(デイリー新潮)、経産省資源エネルギー庁・総合資源エネルギー調査会原子力小委員会委員(2014~)・福島大学「うつくしまふくしま未来支援センター」地域復興支援担当・センター特任研究員・開沼博氏の記事である。原発再稼動推進の立場で福島復興を説いている。
 問いのひとつに、福島に暮らしていた人のうち、どのくらいの割合の人が震災によって現在県外で暮らしているか?答え2.2%。抱いていた「福島」のイメージと実際の姿との間には、かなりのギャップがあったのではないでしょうか?とある。仕方なく県外で暮らさなければならない悲惨な現状を省みることはしない。
 また、福島の問題に言及しようとすると、科学的に高度すぎて分かりづらい、ヨウ素、セシウム134、セシウム137、汚染水や地下水バイパス…。今から勉強し直すのはかなり難しい。
 福島を語る視点として、「避難」「賠償」「除染」「原発」「放射線」「子どもたち」6つのキーワードを外して福島の現状をあぶりだし、データーと理論を用いて福島の現状を捉え直すとある。避難、産業、失業者、子育てのマイナス面は大嘘だ、多くの人が信じ込んでいると言い切る。開沼博氏は復興庁の生活復興プロジェクト委員も努める、読売新聞読書委員でもある。
 この6つを外し汚染水が分からないで、原発事故後の福島復興の何を求められるのだろうか。どうみても“福島安全神話プレゼンテーターである”

◎ 避難指示解除準備区域の被ばく線量を20msv/年間まで上げ、帰還区域を拡げ帰還の強要と無責任な賠償、「除染は、生活圏外、森林除染せず環境省方針、環境省の除染担当者は森林全体を除染するのは難しい、作業による悪影響も考えられる。地元にとって最良の方法を選んだ」とコメント(毎日新聞12.21)。
 環境省は放射性物質の環境汚染と生活をまともに考えてはいない。「除染の費用負担を定められている東電は2013年末以降の除染計画分について環境省の請求に応じない姿勢を示している…、最終的には誰が負担するか決まらないまま巨額の国費が投じられる事態となっている。」(毎日新聞12.28)。「除染費用計上予算の4倍の5兆円に」(NHK.NEWSweb7.23)。
 熊本一規氏(電力改革と脱原発・著者)によると発送電分離後、廃炉費用を送電部門の託送料金(送電線使用量)に含ませる案もある。
 経産省は電力自由化を巡り「発電内訳開示義務化せず、放射性廃棄物の量の開示は明記しない」(朝日新聞12.4)。
 経産省よ、どこまで電力会社のための政策を行なうのだ。
鬼平犯科帳冒頭“いつの世も悪はたえない”“経産省”と“環境省”を
鬼平さん成敗してくれ!

☆事故情報編集部 注1:
 電源構成の内訳(原発電気か、火力か、再生可能エネルギーかなどの内訳)に
 ついて、「反原発自治体議員・市民連盟」が独自に新電力会社へ調査表を
 送り、調べ始めた。回答期限は2月10日。結果発表を期待しよう。
☆事故情報編集部 注2:
 2016年3月11日(金)は、東電福島第一原発大惨事5年目の日。
 この日、東京電力本店前で「東京電力は責任をとれ集会」が開かれる。
 時間は18:30より20:00。
 主催は、たんぽぽ舎と「経産省前テントひろば」。賛同123団体。


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┗■2.若狭湾から原発をなくして美しい海を誇るリゾート地に
 |  高浜町民にポスティング(高浜から、25日)
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 昨日(1月25日・月)も高浜に滞在し、現地の人たちと行動したので、簡単に報告します。
 まず、高浜発電所中央ゲートから少し上の展望所には、24日朝に立てられたテントが健在でした。中には沢山のリュックと毛布が置かれ、厳しい寒さをしのいで大雪の夜を徹したのは大変だったろうと思いました。
 12時過ぎには沢山の車が集まり、分乗して高浜町に向い、町庁舎前で横断幕やのぼり旗をはためかせながらアピール—コール行動。町長や職員たちに聞こえたでしょう。
そのあと、いくつかの班に分かれてポスティング行動。
 私は和田海岸付近の住宅・民宿街を歩いて木原さんらが作られたチラシを一戸一戸に配布。
 ところが、各家の面積が広く、表も勝手口もあり、郵便受けを見つけるのが大変、おまけに蓋付きが多くチラシを両手で入れないといけない。
雪を踏みしめてのポスティングはなかなかいい運動になりました。
 うれしかったのは、会う人会う人が笑顔でチラシを受け取ってくれたこと。
雪かきをしている年配の男の方も、干し物を見に来た女性も、原発再稼働反対のチラシですと手渡すと、ご苦労様ですと応じてくださる。
 パン屋さんから出てきた4人の年配女性も皆素直に受け取ってくれる。ご苦労さんと声をかけに出てきたパン屋のおかみさんは、和田も昔は大阪からの水泳客でにぎわったけれど、今は道路事情が良くなって日帰り客が多くなり、プール族も増えて、民宿は夏でもそれ程客は多くない、と厳しそうに話された。
 この若狭和田に、半世紀前に大阪から海水浴に来た私には、少々さびしい話だった。
 若狭湾から原発をなくして、美しい海を誇るリゾート地によみがえってもらいたいですね。


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆2/7「福島県甲状腺ガンのアウトブレイクと広がる健康被害」の講演会

  関西から医療問題研究会の小児科医入江医師をお招きし、低線量被ばくの
 学習およびチェルノブイリとの比較を含め、今後の様々な健康被害の内容を
 学習する。

 講 演:入江医師 (医療問題研究会の小児科医)
 日 時:2月7日(日)13時30分より
 会 場:立川市柴崎学習館
 主 催:沖縄を学ぶ会
 連絡先:立山 090-9142-6180
 資料代:700円


 ◆3/6「脱原発グリーンパレードinはだの」を歩く会・講演会のお知らせ
  福島は今—「原発事故と行政のあり方」

 日 時:2016年3月6日(日) 開場:13時 開演:13時20分より15時40分
 講 師:井戸川克隆(元福島県双葉町長)
 会 場:秦野市立西公民館2F大会議室(小田急線渋沢駅徒歩7分)
     講演会のあと、「脱原発グリーンパレードinはだの」
     (渋沢駅周辺を約1時間歩きます。音楽大歓迎)
 連絡先:中村 090-6340-5840
 参加費:一般500円、大学生200円、高校生以下無料


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┗■4.新聞より
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 ◆廃炉遠い高線量 福島事故まもなく5年 第一原発 報道陣に公開

  東京電力は25日、事故から間もなく5年になる福島第一原発を日本記者クラブ取材団に公開した。当初に比べると、敷地の半分以上で放射線量が大幅に下がっているのが確認できたが、1~4号機建屋に近づくにつれ線量が跳ね上がった。作業員にとって厳しい状況が続く。廃炉というゴールへの遠さを、あらためて痛感した。(小倉貞俊)
 2日前に降った雪が、日陰ではうっすらと残っていた。線量低下をアピールしたい東電の案内役に「この辺は普通に歩けます」と促され、普段着のコート姿で敷地内を1キロほど歩いた。2年前の取材時には、防護服に全面マスクというつらい装備を義務づけられ、ほとんどバスから降りられなかった。敷地をモルタルやアスファルトで覆うなどの対策が進んだ結果だ。
 だが、1~4号機を見渡せる建屋西側の高台に向かうときには、やはり防護服と半面マスクの着用が必要だった。
 かつてゆがんだ鉄骨の山だった3号機上部はがれきがなくなり、1号機では建屋カバーの解体に向けて遠隔操作の巨大クレーン車などが取り囲んでいた。
 建屋周りはまだがれきや倒壊した補助建屋などが無残な姿で残っていた。高台で線量は毎時70マイクロシーベルト(0.07ミリシーベルト)あり、こんな場所にずっと立っていれば年間600ミリシーベルトも被ばくしてしまう。
 バスで高台から建屋周辺を通り抜けたが、2、3号機付近はモニタリングポストが毎時350マイクロシーベルトを示していた。わずか10日前後の作業で、被ばく線量限度(5年間で100ミリシーベルト)の1年分を超えてしまう値だ。
 ボルト締め型タンクから溶接型への置き換えは「やっと1割ほど終わった」(担当者)ばかり。昨年はタンクからの転落死亡事故も起き、タンクには大きな赤字で「安全帯の装着を確認せよ」などと印字されていた。笑顔であいさつを返してくれた作業員たちの無事を祈った。 (1月26日東京新聞1面より)

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