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政府事故調に提出せず 復水器調査映像で東電
東電の誤った説明で国会事故調の福島第1原発1号機原子炉建屋4階の非常用復水器の現地調査が中止になった問題で、東電は現場を2011(平成23)年10月に調査した際の映像を政府事故調に提出していなかった。19日、参院予算委員会に参考人招致された広瀬直己社長が答弁した。広瀬社長は理由について「政府事故調からは現場を見るという話がなかった」と話した。
答弁はみんなの党の小野次郎議員に対して行った。同原発1号機の非常用復水器をめぐっては、国会事故調が現場作業員への聞き取りから、津波到達前に地震で損傷していたと指摘し、東電側に現場への立ち入り調査を依頼していた。しかし、国会事故調への対応を担当していた部長が現場に照明がついていたにもかかわらず「現場は真っ暗」と説明し、調査が断念された経緯がある。
(2013年2月20日 福島民友ニュース)