関西人、12年6月の節電は11年の需要・気温モデルを凌ぐ成績 | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

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関西人、12年6月の節電は11年の需要・気温モデルを凌ぐ成績
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/278142467.html

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22日に、6月平日の節電実績に基づいて関電の今夏の電力需給見通しについて書いた。

関西人は今のところ関電の期待を裏切る節電を実施(2012年6月)
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/276509670.html

22日以降の平日で、29℃を超えた暑い日は2日あり、25日の29.4℃(2039万kW)、29日の30.8℃(2112万kW)だった。

これらを加味しても結論は変わらない。

関学の朴勝俊准教授が11年の需要実績から、最大需要と最高気温の関係を一次モデルなどで表している。この一次モデルでは、30℃の最大需要は約2400万kWだから、6月の30℃前後の需要2100万kWはそれより300万kWも少ない。

6月の30℃前後の需要実績と気温感度(最大需要と最高気温のグラフの傾き=気温が1℃上昇したときの需要増加量)47.8万kW/℃を前提にすると、10年並みの「11年と1℃しか違わない猛暑(36.6℃)」でも、需要予測は関電が8月に原発なしで確保できるとする供給力2542万kWを下回る。

なお、政府予測の供給力は関電予測を上回る2630万kWで、環境エネルギー政策研究所の予測は2946万kW。


太田光征

※ 電車に乗る時、カバンに不要な物を入れておかないことも、節電になります。