たんぽぽ舎【TMM:No1435】4/27地震と原発事故情報 | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

たんぽぽ舎です。【TMM:No1435】
2012年4月27日(金) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
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★1.<お母さんお父さんのための保育付き講座>
    福島・東日本の子供たちを放射能から守ろう!    (冨塚元夫)
★2.大津波に耐えた東北電力女川原発
    全滅した東京電力—この差はなぜか?        (柳田 真)
★3.イベントのおさそい(場所・スペースたんぽぽ)
 ◇特別企画『自治体の電気と電器をカエル計画』5月7日(月)16時~
★4.新聞・雑誌から ~大飯と伊方の動き~
 ◇大飯再稼働へ保安院躍起?
  原発事故原因地震説封印か 閣僚会合配布資料「検証の必要性」触れず
              (東京新聞こちら特報部4月27日より抜粋)
 ◇「安全」に批判相次ぐ 伊方原発環境安全管理委
           (4月27日 東京新聞「別冊南海日日新聞」より)
★5.<テント日誌4/23(月)—経産省前テントひろば226日目—>
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┗■1.<お母さんお父さんのための保育付き講座>
 │ 福島・東日本の子供たちを放射能から守ろう!
 │  子どもたちに何が起きているか?
 └────(たんぽぽ舎ボランティア 冨塚元夫)

 日時 :4月29日(日)14時~(13時開場)
 場所 :スペースたんぽぽ
 講師 :黒部信一さん(小児科医、チェルノブイリこども基金顧問、
     未来の福島こども基金代表、練馬区すずしろ診療所所長)
 参加費:800円(学生400円)、保育料金はお子様お一人につき200円です。

 ☆福島県だけでなく広く東日本の子供たちに放射線の健康被害が出てきて
  います。しかし福島県のやっている健康調査はまやかしです。これから
  数十年かかって起きてくる事態を終わらせようとしてます。

  1986年に起きたチェルノブイリの原発事故後、「チェルノブイリ子ども基
  金」の顧問として被害に遭った子どもたちをずっと支援してこられれた
  黒部医師のお話をうかがって、子供たちにいま何が必要か一緒に考えて
  いきましょう。皆さまのご参加をお待ちしています。

 ☆保育ご希望の方は、お子さまのお名前、年齢、性別、アレルギーの有無を
 ご希望の上、メール hihoihoike@gmail.com までお申込み下さい。


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┗■2.大津波に耐えた東北電力女川原発
 │   全滅した東京電力—この差はなぜか?
 └────(柳田 真)

 宮城県にある東北電力女川原発はあの3・11の大津波にかろうじて耐えた。
その理由は、東北電力の当時の副社長が熱心に津波対策を説き、会社内の反対
意見(=費用が高くつく)にもかかわらず、14.8メートルの高台での原発
設置を主張して実現させた(昨年襲来した津波は13メートル)ことにある。

 同じ地震と津波なのに、東電は全滅で、東北電力は無事であったのは
なぜか?—とあの3・11の直後に感じた疑問の回答はこれであった。

 ○東電管内でも大津波とそれへの備え・対策が提案された時(何年も前)、
 それを否定したのは、担当責任者であって、当時の東電本社管理部長の吉田
 氏(福島第一原発所長)であった。(毎日新聞のスクープ記事)

 ○つまり、今回の原発大惨事の責任の多くは東電にある。事前に東電管理部
 はしっていたが、安全費用を惜しんで警鐘を聞かなかったのである。「想定
 外ではなかったわけだ。それが東北電力と東京電力の原発事故のちがいに
 結果した。

 東京電力の罪は重い。なのに、いまだ東電は家宅捜索もされず、会長、社長
以下重役の誰も逮捕・投獄されていない。日本の社会は法治国家ではなかった
ようだ。あれだけの放射能を空に陸に海にまきちらして、人々を苦しめて、
今後何十年も苦しめる行為は世界史的にみても一番の大罪であると思う。
 放射能に苦しむ子や孫にどうわびるのか?!


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┗■3.イベントのおさそい(場所・スペースたんぽぽ)
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◇反原発自治体議員・市民連盟 特別企画
 『自治体の電気と電器をカエル計画』~新型蛍光灯の実物でプレゼン~

 日時:5月7日(月)16:00~17:00
 場所:スペースたんぽぽ4階 千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F
    TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
 内容
 ・照明のトクする省エネについ
 ・空調のトクする省エネについて
 ・自治体への働きかけ方について
 プレゼンテーター 戸田恵介さん(「電気をカエル計画」東京事務局)
 参加費:500円
 主催 :反原発自治体議員・市民連盟
 ★参考資料はこちら「電気をカエル計画」
  ホームページ http://www.ekaeru.jpn.org
  http://www.ekaeru.jpn.org/joinus.html
  自治体の庁舎や学校の照明や空調をカエル市民運動が、
  岐阜から始まり関西や愛知で実績を上げている。

 ★新型蛍光灯に切り替えると約50%の電気代が削減。
  大和郡山市庁舎だけで20%の節電500万円の経費削減実績。


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┗■4.新聞・雑誌から ~大飯と伊方の動き~
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◇大飯再稼働へ保安院躍起?
 原発事故原因地震説封印か 閣僚会合配布資料「検証の必要性」触れず
              (東京新聞こちら特報部4月27日より抜粋)

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を何としても実現
させたいからなのか、経済産業省原子力安全・保安院が、東京電力福島第一原
発事故の「地震原因説」をうやむやにしている。地震の揺れによる原子炉系配
管損傷の可能性を認識しているにもかかわらず、関係閣僚会合で十分説明しな
かったのだ。(中略)

「不都合な話説明しない」
 川内氏(民主党衆議院議員)は「保安院は不都合な話は自分たちからは絶対
にしない。配管損傷は専門的な問題だけに、ほとんどの国会議員はだまされて
しまう」と嘆いたうえで、政府に注文する。(中略)
 「地震による配管損傷の可能性は間違いなくある。保安院は約束通り、地震
原因説について早急に検証すべきだ。少なくとも国会の事故調査委員会が報告
書を出すまでは、再稼働の議論はできない」



◇「安全」に批判相次ぐ 伊方原発環境安全管理委
           (4月27日 東京新聞「別冊南海日日新聞」より)

 四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の周辺が慌ただしくなってきた。先行す
る「大飯」以外の再稼働手続きは、原子力規制庁ができる夏以降とみられてき
たが、ここにきて政府内で旧体制のまま審査を進める動きが浮上。地元の議論
は—。
 愛媛県の伊方原発環境安全管理委員会が十八日、松山市内で専門家による技
術部会を開いた。
 保安院は、伊方3号機は設計時に想定した基準地震動(最大の揺れ)の
1・5倍の地震や、当初設計の四倍の津波に耐えられると説明。しかし、委員
からは「福島事故前の基準では『安全』とはならない」「人為ミスの可能性が
想定されていない。その場合でも、放射性物質の放出を防止できるのか」「想
定外を取り入れていないのではないか」などと批判や疑問が相次いだ。(中略)
 前原政調会長は二十二日のNHK番組で、原子力規制庁発足まで原発再稼働の
手続きを進めるべきではないとの意見に「そうは思わない」と反論。従来の体
制で対応できるとの見解を示している。夏以降まで発足がずれ込むとみられる
規制庁を待たず、安全委が伊方3号機の再稼働にお墨付きを与える可能性が浮
上。「安全委は廃止されていない」とあからさまに同調する中村時広知事の姿
勢とあいまって、再稼働の動きが加速する不安と懸念が強まっている。(近藤
誠・南海日日新聞元記者)


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┗■5.<テント日誌4/23(月)—経産省前テントひろば226日目—>
 │   重たい雨、それでも子供の日は近い 
 │      大飯に届け福島の声!
 └────(F記)

4月23日(月) 雨時々曇
集団ハンスト行動6日目。東電管内原発稼動0基29日目、そして日本におけ
る商業用原子炉全停止まで13日。

 もうゴールデンウィークも直ぐそこだと言うのに何とも寒い朝です。それで
も街路のツツジは花が咲き、サツキも蕾がはち切れそうです。季節は巡っても
う直ぐ五月。そう!「泊」が「止まって」日本の商業用原子炉の火が落ち、全
原発停止はもう直ぐなのです。後はどのようにして再稼動を阻止するか?
 そのためにも今日、福島の椎名千恵子さんとテントのY氏が大飯へ向かいま
した。現地の原発監視テントの支援と福島の生の声を届けるために。テントで
は連日ハンストが行われており、十分に支援体制が整わないが皆出来る事をと
精一杯の努力を重ねています。ハンストの参加者も増えてきました。

 その中で今回の「大飯原発再稼動阻止!ハンスト行動」の発案者である、江
田さんが6日目を迎えました。途中、体調が心配されたのですが、今朝お目覚
めになった時にお会いすると不思議なくらい元気で、その後も気の付くこと等
はいつものように自ら動き回っています。正に超人!まったくその「言行一
致」の精神力には頭が下がる思いです。
 一日中雨が予想されたので、抗議行動は第二テント前面の幕を開けて、中に
座って頂くことにしました。全員で6名。その他、自宅でのハンストが数名。
女性も参加されているが、皆さん意気軒昂です。江田さんも含め高齢の方もい
らっしゃるので、朝一番にするのは支援の看護士さんが用意なさった血圧計の
測定です。皆さん慎重に3回くらい測って平均値を見ておられます。

 午後、増山麗奈さんがもう一人の女性の画家とドイツ人の映像作家・作家の
方とお仲間をお連れしてテントにお出でです。ドイツ人はラルフ・ニーマイヤ
さんといい、28日の明治大学リバティタワーで行われる「戦争と貧困をなく
す国際映像祭」に参加される方でした。
 インタービューが終わってから雨が降っていたのですが、テントの外で即興
のお絵かきパフォーマンスが始まりました。麗奈さんはペンギンをモチーフに
可愛い絵柄の「No-nukeイラスト」を。ふみえさんとおっしゃる女性画家はあ
の福島第一原発の情景をお描きになったのですが、雨に打たれ、画紙にも雨が
降る中、その雨粒が水彩絵の具とあいまって、とても印象的な雰囲気をかもし
出す素晴らしいものになったのでした。僕も触発されて、朝見たポピーの花を
4基の福一原子炉に見立てて久方ぶりに絵を描いてみました。
 つたない絵ですがお二人にインスピレーションを受けながら本当に楽しい時
間を過ごす事が出来ました。
 お二人も楽しいと言って下さり、又の機会を作ろうと意気投合して終了しま
した。最後には麗奈さんから僕への思いがけないプレゼントも・・・。ニーマ
イヤーさんとそしてテントのT女史からも頂いたのだ。何とも嬉しい日になり
ました。
 何としても再稼動を阻止して、来る五月五日の子供の日に原発のない日本を
プレゼントしたい。卒原発!                  (F記)



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