根拠のない楽観的な空気が最大のリスク;元内閣官房参与の話 | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

菅政権の内閣官房参与であり、福島第一原発事故対策や原子力政策のアドバイザーだった田坂広志・多摩大学大学院教授が、「福島原発事故が開けたパンドラの箱 野田政権が答えるべき国民の7つの疑問」と題して、事故の教訓や今後の課題について語った。

http://www.youtube.com/watch?v=bMRD3p2nuuI&feature=colike


田坂氏は、第一原発4号炉の使用ずみ核燃料プールの冷却機能が喪失し、むきだしの炉心状態となりメルトダウンになれば、首都圏3000万人避難の最悪のシナリオが起こりうる、と3月から4月にかけて政府で問題になっていたことを明らかにした。田坂氏は原子力工学を専攻し、原発推進にかかわってきた専門家。「日本の原発は世界で最も安全に操業する、と思っていた。不明を恥じる」と述べた。高レベル放射性廃棄物の保管について「10万年の安全問題は社会的受容の問題だ」と指摘した。国民の「7つの疑問」として安全性使用済み燃料の長期保管放射性廃棄物の最終処分環境中の放射能社会心理核燃料サイクルコスト——をあげ、対策を説明した。

田坂広志さんの公式サイト
http://www.hiroshitasaka.jp/index.php

Hiroshi TASAKA

講演パワーポイントPDF http://www.jnpc.or.jp/files/2011/10/7417ff8622ed3f5b9f959a6b8108b77d.pdf

菅政権の内閣官房参与であり、福島第一原発事故対策や原子力政策のアドバイザーだった田坂広志・多摩大学大学院教授が、「福島原発事故が開けたパンドラの箱 野田政権が答えるべき国民の7つの疑問」と題して、事故の教訓や今後の課題について語った。

田坂氏は、第一原発4号炉の使用ずみ核燃料プールの冷却機能が喪失し、むきだしの炉心状態となりメルトダウンになれば、首都圏3000万人避難の最悪のシナリオが起こりう­る、と3月から4月にかけて政府で問題になっていたことを明らかにした。田坂氏は原子力工学を専攻し、原発推進にかかわってきた専門家。「日本の原発は世界で最も安全に操­業する、と思っていた。不明を恥じる」と述べた。高レベル放射性廃棄物の保管について「10万年の安全問題は社会的受容の問題だ」と指摘した。国民の「7つの疑問」として­①安全性②使用済み燃料の長期保管③放射性廃棄物の最終処分④環境中の放射能⑤社会心理⑥核燃料サイクル⑦コスト――をあげ、対策を説明した。


楽観的な空気が世の中に広がっていることに対して、のど元過ぎれば熱さを忘れると言うが、まだ半年。

全国にある使用済燃料プールはどうなんだ?という疑問。本当に大丈夫ですか?


シナリオは六カ所村の再処理工場で再処理し、高レベル放射性廃棄物として処分と。現実に再処理工場自体の稼働の問題がある。限界もある。

最終処分への疑問
冷温停止。汚染水処理。煮ても焼いても減らない放射線物質。どうするんだ?

3.11以前は将来の問題だった。何十年かかけてみつけよう。3.11により現実になった。なぜか。炉心溶融を起こした原子炉そのものが高レベル廃棄物そのものだから。あの3つの原子炉。メルトダウンを起こした、ウランやプルトニウムという核燃料と核分裂生成物、セシウムとかストロンチウムなどの死の灰が混在した極めて危険な高レベル廃棄物が存在している。廃炉の計画。健全な原子炉の廃炉と違う。

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