消費者の意識から脱原発;グリーン電力を見直す | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)


原発に関わる企業に対してプレッシャーをかけるには、消費者の意識の変革が必要ではないか、と思いました。

周囲の人で、何らかの形で原発に関わる仕事をされている人も何人かいます。そういう方やご家族はその仕事で生活されているので、大っぴらに反対することはできないし、急激に変わるのは難しい面があると思います。

また、自分なりに原発の情報を追ったり周囲の反応を見る中で、思ったことです。
国・企業・政治家などが一緒になって原発の利権を守っていて、国民も止めることができずに54基もできてしまった現状がある。それは、長年積み上げられてきて、強固なもので、私も含め、エネルギーについて勉強が不足している人も多く、いまだに原発を肯定する人さえいます。だから、今日、明日に変わるものではない気がしています。素人の勝手な思いこみかもしれませんが、日本を変えるより、原発のない国に行く方が早いし、安全な気がしています。

 それでも、もちろん諦めるわけにはいかないと思います。

ご存じの方が多いと思いますが、たとえば、「グリーン電力システム」を利用する企業を応援するのはどうでしょう。


「グリーン電力証書システム」とは、自然エネルギーにより発電された電気の環境付加価値を、証書発行事業者が第三者機関(グリーンエネルギー認証センター)の認証を得て、「グリーン電力証書」という形で取引する仕組みです。
「グリーン電力証書」を購入する企業・自治体などが支払う費用は、証書発行事業者を通じて発電設備の維持・拡大などに利用されます。証書を購入する企業・自治体などは、「グリーン電力証書」の取得により、発電設備を持たなくても、証書に記載された電力量(kWh)相当分の自然エネルギーの普及に貢献し、グリーン電力を利用したとみなされるため、地球温暖化防止につながる仕組みとして関心が高まっています。(HPより)

http://www.natural-e.co.jp/index.html

☆契約上位は・・・

ソニー株式会社 風力、バイオマス、太陽光 5,657.0万kWh
アサヒビール株式会社 バイオマス 3,986.0万kWh
三井住友海上火災保険株式会社 自然エネルギー 760.0万kWh
中外製薬株式会社 バイオマス 600.0万kWh
野村ホールディングス株式会社 バイオマス 590.0万kWh
株式会社ヤクルト本社 自然エネルギー 500.0万kWh
第一生命保険株式会社 バイオマス 465.0万kWh
日本空港ビルデング株式会社 自然エネルギー 300.0万kWh
東京都 自然エネルギー 285.1万kWh
株式会社 ホールネットワーク 風力 270.0万kWh

あと、池内タオルさん(風で織るタオル)・福岡のカーシェアリングネットワークさんなども風力発電を利用されているそうです。

また、「グリーン購入ネットワーク」は、環境負荷ができるだけ小さいサービスや製品を購入し、持続可能な社会をつくることを目的に設立されたそうです。

http://www.gpn.jp/

商品のほかにも、レストランや宿泊施設・交通手段などを選ぶことも身近なことなので、実践しやすいのではないでしょうか。

参考:「クリーン発電」がよくわかる本

消費者が意識を変えて、どんどんよい商品を選ぶようにすれば、企業も変わらざるを得ないのではないでしょうか。個人的なつながりやインターネットなどで、積極的にアピールするのも一つの方法だと思います

--みどりの未来tさん--