小金井市の取り組み:放射能測定活動紹介 | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)


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◆漢人あきこのメールニュース 138号 11.4.16◆
http://kando.cc
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3月議会の終盤、予算委員会の最中に東北地方太平洋沖地震が起こりました。
直接の地震・津波被害も甚大なものですが、
福島第1原発事故によって、さらに大きな被害が進行中です。

チェルノブイリ事故以来、地道に続けてきた食品の放射能測定活動も
3.11以降、その意味はガラリと変わってしまいました。
基本的に「ゼロ」だった身近な食品の測定値が
20キロ以上離れた小金井でも一挙に3ケタに跳ね上がっています。
放射性セシウムは雨とともにここにも降りました。
桜吹雪と一緒に風に舞ってもいるのでしょうか。

これ以上のリスクを回避するために、
地域からのエネルギーシフトを着実に進め
原発のない未来をつくっていくことが必要です。
明日からの全国の市区町村選挙で
たくさんのエコフェア議員が誕生することを祈っています。
http://eco-fair.jp


● もくじ ━━━━━━━━
1.明日から市長選
2.食品の放射能測定を申し込んでください


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【1】明日から市長選
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4月24日投票の小金井市長選は3人の立候補となりそうです。
今日行われた公開討論会の会場(一小体育館)はほぼ満席でした。

私が応援している佐藤かずおさんのウェブサイトは
ごみ問題をはじめとする市政のもろもろの課題を解説する動画も充実。
必見のサイトです。
http://shimin-chikara.net
 
市長選の準備も、大震災を経て予定を変えての取り組みとなりましたが
このような事態だからこそ、政治の選択は一層重要です。


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【2】食品の放射能測定を申し込んでください
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小金井市には市が維持管理する食品の放射能測定器があり
市と運用契約を交わした市民団体・放射能測定器運営連絡協議会が測定しています。
私はこの活動の当初からのメンバーです。

この放射能測定器をぜひ活用してください!

具体的な測定の申し込み方法は↓↓にあります。
http://www.ne.jp/asahi/levelzero/earth/measure.html
 *試料の引き渡し時間などは調整可能です。

市の代表電話(383-1111)にかけて
「食品の放射能測定について聞きたい」
「どんな測定結果が出ているのか」
「測定を申し込むにはどうしたらよいのか」
などなど質問して、ぜひ、測定も申し込んでみませんか。

今は、市民からの測定受付は市との協定で週1回ですが
この間申し込みが増えていることで、やっと週3回に増やすことができそうです。


この測定器の購入と運用はチェルノブイリ事故後の市民の署名活動から始まって
すでに20年以上続いています。
ちなみに、このような市民活動がいまも続いているのは
全国でも小金井、藤沢の2市だけです。


協議会では、この間、連日「テスト測定」を行っていて
市内で購入・採取した葉物などから高濃度の測定結果がでていますが
これらの測定結果は、市との運用契約により公表することができない状態です。

協議会では市に運用契約内容の見直しを求めていますが
市の対応は芳しくありません。

せっかくの小金井市の測定器です。
食品の放射能汚染とは、残念ながら長い付き合いをしなければなりませんから、
うまく市民が活用していけるように改善していきたいと思います。

ぜひ、ご協力ください。


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漢人あきこ
http://kando.cc