保守とは、圧倒的な多数派の全体主義や、イデオロギーと戦うことであり、保守じたいがイデオロギーではないと思います。
圧倒的な巨大勢力が急進的な動きをした時、保守派は気づき、警戒をします。だから、常に保守派は後手に回らざるをえないのです。
戦後、冷戦の終了までは保守の敵が左翼・共産主義だったのは、彼らが急進派で巨大な勢力だったからです。ソヴィエト連邦と中共という巨大な共産主義国家と、朝日新聞などの左翼メディア、社会党という大きな左翼政党があったからです。
現代、左翼政党は没落しています。共産党も社民党も吹けば飛ぶような議席数です。
ただし、格差と貧困によって、社会の不満が高まり、再び2014年の衆院選では共産党の議席数が増えています。真の保守派が格差と貧困を警戒するのは、博愛主義や同情ではなく、共産主義の急進を恐れるからなのです。
今、保守が戦うべき相手は左翼ではありません。
敵は、安倍政権と新自由主義、ネトウヨ(安倍信者)です。なぜならば、左翼は弱小勢力ですが、エセ保守の安倍自民党は最大多数派で国を潰そうとしているからです。
安倍政権は一連の新自由主義的な政策によって国民を貧困化させようとしています。そうなると、ルサンチマンが高まって共産党も伸長するでしょう。ナチス・ヒトラーが大躍進した時代のドイツでは、共産党も躍進していた事実は重要です。
また、安倍自民党はプロパガンダの天才です。「日本を取り戻す」「いちばん!」「この道しかない」こういった馬鹿げたわかりやすいスローガンに、ネトウヨ(大衆・畜群・B層)は簡単にだまされて、流されて、自分を失います。熱狂して、盲目的になり、狂信します。
「自由からの逃走」「全体主義の起源」などの古典的な著作か、適菜収先生の本を読んでいれば、最も警戒するべきなのは安倍政権とその支持者であると、簡単に理解できると思うのですが。
