池上某とか、「分かりやすさ」が万能のようにマスコミで言われる時代ですね。小泉純一郎の時から「彼の政治、ワンフレーズ・ポリティクスは素晴らしい!」などと言われていました。
私は、これに反対します。
「分かりやすさ」これに対しては、複雑性をアンチテーゼとして提起したいと思います。世の中は複雑で難しい。それでも、頑張って努力して生きていく・・・その態度こそが、正しいのではないのでしょうか?そして、自分の専門外のことは、ある程度「諦める」態度が必要なのだと思います。「分かりやすさ」一辺倒は、洗脳であり煽動だと思います。「改革を止めるな」「この道しかない」こういった分かりやすいスローガンやポスターは危険極まりないと思います。
今の世の中では「効率性」が万能のように言われています。これにも、私は反対します。効率性万能論に対しては、「冗長性」と「多様性」をアンチテーゼとして提起したいと思います。ジャスコやセブンイレブンなどの効率的な小売店、スターバックスやマクドナルドなどの「どこでも利用できる」飲食店よりは、「その場所でしか味わえない」お店のほうが何百倍も価値があると思います。多様性が失われた社会は恐ろしいしおぞましいです。また、他の記事でも書きましたが、「一本の道」ほど恐ろしいものはありません。「複数の道」で、まさかのリスクに備えるべきです。
「流行モノ」これも全盛ですね。今年はアナと雪の女王が流行しました。流行モノも良いとは思うのですが、頭の中が「流行モノだけでいっぱい」なのは、どうなのかなと・・・。流行モノに対しては「歴史・伝統・系譜学」をアンチテーゼとして提起したいと思います。流行モノだけでなく、100年以上も前から残っているモノ、時代の選別に打ち勝ってきたモノを大事にしたいですね。「妖怪ウォッチ」というアニメも流行していますが、系譜学的に「そもそも、妖怪って、何だっけ?」という問いも発した方が良いと思います。それでも、日本的な妖怪を題材にしているだけ、ディズニーアニメ映画のアナ雪よりはマシだと思います。
「抽象的なモノ」・・・これも全盛ですね。いわゆる形而上学です。これに対しては、アンチテーゼとして「具体的なモノ」を提起したいと思います。例えば、自分の家族を大事にするとか、国家愛に対しては地元愛を、提起したいと思います。日本では、昔から、例えば枕草子では、自然や動物、小さい子供などを「可愛らしい」として称賛する文化がありました。具体的で身近な自然や人間関係を、大事にするべきだと思いますね。
