保守論客を斬る!田母神俊雄・水島総・小林よしのり・前原誠司・櫻井よしこ 他 | 真の国益を実現するブログ

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あらゆる面から安倍内閣の政策を厳しく評価し、独自の見解を述べていきます。

ものすごく今さらにはなりますが、文芸春秋(六月号)の特集「時代を刺激する論客八人の本音」と題して、有名な保守系言論人とのインタビュー記事があったのですが、何人かの言論人について論評させていただきたいと思います。

※お前ごとき素人が偉そうに言うな!と思われるかもしれませんが、、、すみません。お付き合いください。

どの保守系言論人の方も、部分的には真っ当なことを言っていたりしますが、全体を見るとどうしても「変な、オカシイ」主張が目についてしまいます。完璧な人などいませんが、日本の「保守」ってまだまだだな・・・と素人のくせに上から目線で考えてしまいました。

全体的に、「左翼の正反対」を主張すれば「保守」であるとし、「中庸」を探求する態度の人がいないなあ・・・と思っています。

ただし、私は基本的に完全否定はしないので、その人の「真っ当な」主張の部分は尊敬したり、認めたりすることもあります。積極的に良い部分は見つけて肯定するというスタンスです。

1.田母神俊雄

最初はネットの保守や若い人に人気の田母神氏です。田母神氏は核武装に拘泥しているところと、「保守」としての経済政策がどうあるべきか?について無関心なところがマイナスです。

核武装は非常に困難であり、将来的にも実現できる可能性は限りなく低いことを理解した上での主張であるとは思えません。

※参考 核武装の現実性について

また、保守の踏み絵は「核武装と靖国参拝」であると主張しており、経済政策や国家観についてはどう考えているのか?謎です。犬笛(人気取り)のために靖国参拝する人を「保守」だと考えるのでしょうか?

安倍晋三を根拠も無く保守だとして信じ切っているところもバツです。

また、田母神氏は「軽い」セリフが多すぎます。


福島第一原発周辺に誰も住まないのなら、カジノを作るとか、放射性健康ランドを作ったらいいんじゃないかと考えています。


上記、文芸春秋のインタビュー記事からの引用です。あまりに、被災者の方の心情を無視した発言です。

ただし、以下の発言は素晴らしいと思います。


日本の政治家をみると、「親中派」がいて、それに対して「保守派」と呼ばれる政治家がいます。でも、その大半は親米保守で、「アメリカ派」なんです。つまり日本の場合、本当の保守である「日本派」の政治家はほとんどいない。


2.水島総

チャンネル桜の社長、水島氏です。水島氏は、「考えるだけでなく行動するべきときは行動する」この理念は素晴らしいと思います。また、TPPや消費税、移民に反対なのも素晴らしいと思います。

しかし、、、そのTPPや消費税、移民を推進している安倍晋三を支持するという、倒錯ぶりが完全にNGです。政策に反対なのに、、、安倍晋三の「何を」支持するというのでしょうか?憲法改正をやってくれそうなのが安倍晋三だからでしょうか?憲法改正のためには全てを無視してもよいのでしょうか?

3.小林よしのり

漫画で保守系の主張をしている小林氏です。私も「パール真論」などは本当に素晴らしいと思って読んだりしています。しかし、氏の主張でどうしても賛成できないのは、安易に「女系天皇」を主張しているところです。

「男系だけだと絶えそうだから、とりあえず女系」というのでは、ただの合理主義です。まずは、伝統に則った男系を護持し、「どうしても」という時に女系の議論が出てくるべきではないのでしょうか?まあ、小林氏は将来を見越して議論を先取りしたのかもしれませんが・・・。

また、「原理主義は保守ではない」と言いながら、ご自身も反原発原理主義のような主張をされているのは、なぜなのか?と思います。

しかし、日本では非常に貴重な、アメリカ批判のできる保守系言論人として、過去に実績があるのは事実ではあると思います。

4.岡崎久彦


靖国神社を参拝すれば保守というわけではないでしょう。靖国神社を尊ぶという百年来の伝統を重んじるのが保守です。


これは本当にその通りだと思います。小泉純一郎や安倍晋三のように、人気取りのパフォーマンスで参拝されても困るだけです。それを理解していないバカウヨが多すぎです。

本当に重要なのは、「精神」です。

しかし、、、岡崎氏は親米保守であるのが限界のようです。

「アメリカが困るから、韓国とはケンカするな。アメリカ親分のために、韓国とは仲良くするべき。慰安婦問題はもう争わないほうがいい」

このような主張をしています。私も、現実問題として世界中に広まった慰安婦のデタラメ・嘘を今から覆していくのは本当に困難であることは理解していますが、「アメリカのために」韓国と仲良くしろ!というのは納得できません。

5.前原誠司

前原氏の発言で見過ごせないのは、以下です。


私は核武装すべきでないという立場です。日米同盟関係が崩れるからです。よろこぶのは中国だけですよ。


私も、核武装が非常に困難(というか、たぶん無理)なのは理解しています。しかし、、、ここまでストレートに「アメリカのために」核武装を断念すべき・・・と主張されると・・・もう少し、言い方がないのですかね?この人もしょせんは親米ポチですね。

ただし、憲法についての考え方は、石原慎太郎などとは違って現実的で好ましいと思います。


日本国憲法はGHQに押し付けられたとしても、ちゃんと手続きを踏まえたものであるがゆえに、いきなり破棄はできないという立場です。やはり、現行憲法として尊重する。ただし、変更が必要な部分はたくさんあると思います。一つは前文ですね。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」、これは現実的ではないでしょう。

私も、「理念としては」「理想としては」現行憲法の破棄が正しいと思いますが、現実的には不可能です。世論がそこまでついてくると思いますか?国際的にも「日本はどうしたのだ?」と異常に思われるだけですよ。前原氏は九条の改正も主張しており、これも正しいと思います。

6.櫻井よしこ

この人はいきなりタイトルで「強い日本のためにTPPは必要です」この時点で、私としてはNGです。。。


福澤は自主独立の気概が大事といいながら、一貫して日本の徳、いわば人徳を超えた「国徳」を評価していた。その意味で、強い日本のためには、TPPが必要だと思っています。


意味不明です。前後の文が論理的につながっていません。「国徳」とTPPに何の関係があるのでしょうか?さらに読み進めると、


環太平洋の国々が世界に示す新しい規範作りをしているのがTPPで、保守として考えることはその中に日本の価値観をどう入れていくかです。


なんですかね・・・アメリカのポチの日本が、日本の「徳」をTPPに注入できると、規範づくりをリードできると、そうお考えなのでしょうかね???

ただし、櫻井氏は「まずは男系を護持」という考え方については、正しいものと思います。

7.石原慎太郎

東京裁判に対するアンチテーゼを持っているところは良いのかなと思います。しかし「安倍君は死ぬ覚悟でやっている」などと根拠なしに安倍晋三に期待しているところは完全にNGです。

「現行憲法は破棄すべき」と主張しており、これもNGでしょう。理念としては正しくても、現実的にはできません。現実的にできないことを主張しても、絵に描いた餅でしょう。

「健全な民主主義にはテロが必要」だとも主張していいて、なんだか怖いですね。。。ただ、民主主義を皮肉る意味で言っているのであれば、正しい面が無いともいえないような気がしています。


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