今月はいろいろと自分メンテをする月間にしようと思い、あちこちに電話をする。
歯医者の予約を済ませた後は、髪を切るために美容室の予約。
3ヶ月ぶりに散髪をするので、やや緊張しつつ美容室の扉を開けると、スタッフ全員が受付前に座っていたので途端に身体が強ばってしまう。
しかも見たことの無い若い男性スタッフが新たに加わっており、ますますアウェーな空間になっているように感じた。
とりあえず新年の挨拶をしようと頭を下げると職場と同じような低いテンションで返され、
気まずさにますます拍車がかかったが、仕方なく案内された席に座る。
美容室での世間話が苦手な自分は、寝たふりをしてその場を凌ぐことが多いのだけれど、
スタッフが4人も居る中で何も会話がないというのもそれはそれで嫌な空気になりそうなので、
担当の店長が振ってくる決まり文句を適当に受け流した後、歯医者のことを聞くことにしてみた。
「この辺にいい歯医者はありますかね~」
うーん、と少し考えた後、ここから徒歩で5分ほどのところにある歯医者を教えてくれた店長。
どうやらそこに通っているとのこと。
へー、とか、ふーんとか返事をしつつ、
歯医者なんてどこも似たようなもんだなと思いながらどうにか話を繋いでいると、目の前の鏡に移る他のスタッフの動きに目が止まった。
何やらリースで借りているiPadを店長の方に持ってきて「ここか?」と訊いている様子。
店長が頷くのを見て、それをこちらに持ってきたスタッフ。
その一連の流れを見て、ええー!と思う。
ぽつぽつと話していたつもりの会話に、耳をそばだてて拾っていたなんて。
そこにますます居心地の悪さを感じてしまった自分。
せっかく検索してくれたページも、見るふりをしてすぐに手から離してしまったのだった。
他に客がいればそれぞれのスタッフに役割ができて、こちらにばかり意識が向くことはなかったのだろう。
4対1はきつい、きっとそういうことなのだ。