やることを全て済ませて、後は眠るだけのこの時間。
何をするにも自由なはずなのに、何もしたくない。
これはつまり何もしない、ということがしたいということ。
変に頭を働かせて、やりたくないことをやるよりはだいぶマシなはずと思い、
テレビも音楽もつけず、しばらくぼーっとする。
***
あの人にあのことを聞こうと考えていたのに、
いざその人を前に話をしていると、それを話せないまま会話が終わっていることが多い。
話を切り出すタイミングがなかったならまだしも、いくらでもそのチャンスはあったはずなのに。
それはただ単に物忘れがひどいだけなのか、
その話題にさほど興味がないせいなのか、よくはわからない。
メモしておいた方がよいのかとも考える。
そこまでするほどのことでもないよなとも思う。
でも、どちらでもいいかと思っているうちは、今までのように聞けずじまいでいる可能性が高い。