某T山宅にて。


もやしを炒める!!


何ですかそれはっ!!!???

ここでキムチを投入!!

香り付けだぁい!!


こっ…これは!!??
見たことのない調理方法!!

何なんだこれは・・・冷やかしなのか?喧嘩売ってるのか!?さお竹売ってるのか!?
これが本格派なのか!?しかしこいつの迷いのない手際の良さ。信じられないこれが強さなのか。。
その男の手さばきに目を奪われ時を忘れしばし見入った。そしてほんの刹那の瞬間自分がこれまで送ってきた人生を振り返った。もしかして俺は今まで料理というものをほんの一部、表面上でしか見ていなかったのかもしれない。。相手は優しくそっと手を伸ばしてくれてる事に気づきながら俺はそれを見てみぬフリをして立ち尽くしていたのかもしれないいやかもしれないじゃない、そうだ。見えなかったんじゃない見ようとしなかっただけなんだ。そう、この世にはまだ俺の計り知れない事が山のようにあるのだ。まだ見ぬ世界まだ見ぬ限界。俺はいつの間にか自分の中で知らぬうちに上限を決めていたのかもしれない自分で自分の可能性を押し込めて封じていたのかもしれない自分の限界は自分で決めるものではない知らず知らずのうちに「自分」という城壁を作り他のものを寄せ付けぬ絶対的な安全地帯を作り上げてしまっていたのかもしれない守るものなんてまだ何一つないこの身、一体何を守りたいんだくだらんプライドか変に経験地持った事を大した自信と捉えてしまっているのかそんなプライド捨てちまえ!裸一貫たった一人じゃござんせんか。この広い地球上で自分という人間は二人と存在しない俺は俺であり俺でしかなり得ないのだ。ただ勘違いしてはいけないぞ俺。俺は俺確かにそうだだがそれは自己中心的な考えに捉われてはならない。人は一人では生きていけない活きてはいけない周りが人と人との交わりが自分をそして皆を刺激し相乗し光り輝くのだ。深い!奥が深いぞ!!

卵の登場だ!!これでまろやかさを出してもっともっと美味しくしてやるぜ!

隠し味☆

時には優しく時には激しく、相手がワルツでくるならワルツで返しジルバを求めればジルバで返すその柔軟さ溢れる動きで炒め混ぜながら作るこの男
無極なり。

料理が完成する間際、傍に落ちていたある映画のパンフレットにふと目がいった。

これが俺に向けて込められているメッセージなのか…
まさかお前…

ネオドイツ代表のガンダムシュピーゲルが出来上がった料理のパワーに押されている。。

できた!
これが、これこそが、デスティニー
多少困惑気味だがそれでも俺は奴が向けて投げた魂の波動を全身で受け止めた。
多くは語らないよ。すべてはこの料理が教えてくれた。どうやら俺はすこし血が上り周りが見えてなかったようだ
フッ情けねぇよ
まぁでも、感謝するぜ!
T山、
ありがとよ
いただきます!
あびゃぁっっ!!!!!!

【おしまい】