だて眼鏡マンの映画日記 -4ページ目

だて眼鏡マンの映画日記

映画観ます。レビュー書きます。それだけ。

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あらすじ
歴史講師のアダム・ベル(ジェイク・ギレンホール)は、同僚から何気なく教えられたDVDを観て、劇中の端役の俳優が自分自身と瓜二つであることに気づく。
アダムは同じ声、同じ顔を持つ彼、アンソニー・クレア(ジェイク・ギレンホール)と会おうと試みるのだが……


『灼熱の魂』『プリズナーズ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の最新作。
はっきり言ってこの映画は、観たあと誰もが残尿感溢れる気持ちになるだろう。
これはニコラスウィンディングレフン監督作品の『オンリーゴッド』のような観る人に解釈をぶん投げ系のミステリーになっている。

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まずタイトル通り自分と瓜二つの男が劇中に出てきて、軽くパニック映画の要素も少しばかり含みながら展開していく。
映画本編では約90分と尺が短いのにテンポが非常に遅い。そのせいか、本編が100分120分とあるように感じた。
その他にも劇中に出てくるアイテム等特に無機質なものばかりで絵は全く栄えない。
‘‘見る小説”という表現が近い。
見所をしいて言うならばジェイクギレンホールの演技、監督ならではの緊張感あふれる演出、たまに出るセピアっぽい彩りの画などだろうか。

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ヴィルヌーヴ監督前作の『プリズナーズ』において、劇中では‘‘宗教的意識”や人々の‘‘潜在意識のもつ力とその副作用”について強く描き表現されていたように感じた。そして本作も全く同じように感じた。
ヴィルヌーヴ監督は‘‘私は人々の潜在意識への興味が尋常じゃなくある”とコメントしている。作品それぞれでストーリーは違うにしろ、宗教的意識や潜在意識というのは必ずといっていいほど劇中に含ませてるとのこと。
そのせいかどの作品も奥深く描かれているのかなと自分なりの解釈を。
正直言って、ヴィルヌーヴ監督作品はどれも奥深い所ではなく奥深すぎるとの声が多く、退屈だったという人もいればドストライクの人もいれば賛否両論だ。
確かに安心して人にオススメできる作品は少ないかもね。

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映画の劇中でかなり重要な存在を放った『蜘蛛』の描写。
ネタバレになりすぎない程度にこの劇中に出てきた蜘蛛が表すものを自分なりの解釈で短いなりに発表してみる。

蜘蛛といって思いつくのは、
・メスが雄を食う
・腹がデカイ
・捕らえて離さない
・ブラックウィドウ
…などなど。
となると、劇中に出てくる蜘蛛は妻を表現しており、その他は理想であり夢であり悪夢か。
なんとも腑に落ちない訳も分からずいきなり他人に微笑みかけられるような気味の悪い話。

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解釈をいろいろと考えてみると、まだ多数あって、それは
・なぜ瓜二つの男が存在するのか?
・母親の助言の意味は?
・序盤の謎の部屋の意味は?
など、全てを一気に推理しようとすると頭がパンクしそうだし、答えがいくつも候補がありそして、完全なる答えが出たとしても面白い作品とは言えない。観る人に完全に委ねてる。


複製された男は静物画に近い。
ミステリー好きにはたまらん映画になってるのだろうが、普段このような映画を観ない人が急に観たら大変後悔するだろう。
安易にオススメはできない作品。

前作プリズナーズは個人的に好きな作品だったが本作複製された男は、レンタル化されてもおそらく観ない。
思ったのはプリズナーズに続き本作と、ジェイクギレンホールとヴィルヌーヴ監督がタッグを組み始めてるということ。笑
今後もタッグを組んでいけば、ビッグタッグになりそう。