あらすじ
若くハンサムで有能な弁護士(カウンセラー)が、美しいフィアンセとの輝かしい未来のため、出来心から裏社会のビジネスに手を染める。一度だけの取引を最後に手を引くはずだった。しかし麻薬取引の運び屋が何者かによって殺されてしまう。偶然にも自分が弁護していた女の息子がその運び屋だったがために、カウンセラーは麻薬組織(カルテル)に疑いをかけられる。またカウンセラーだけでなく恋人、仲介人、出資者と周りを巻き込んでいき、破滅の一途をたどる。
至高の豪華アンサンブルキャストが、危ういまでにスキャンダルに、息をのむほどセクシュアルに観る者を挑発してやまない、魅惑の心理サスペンス...
このキャッチコピーをつけたやつに本気で問いたい。
お前この映画目開けて観てたか?と。
お前この映画目開けて観てたか?と。
これだけでなんかすごそうな映画だなぁと思い、ちょっと彼女と見てみよう♪くらいのノリだと確実に後悔する。実際カップルで観てる客が多かった。
そんでもって”キャストは豪華なのに内容はつまらないです…^_^”みたいなレビューをつける奴が多い。
スチールとCMだけ観ると大衆映画感があるが、これはどう考えても大多数が観る映画ではない。てか魅惑の心理サスペンス...なんて甘っちょろいもんじゃない。道理というものをみぞおちにぶち込まれる血なまぐさい麻薬闘争みたいなのが正しい。
リドリースコットであるが故なのか、あらゆる説明や人物紹介が全く無く、非常に頭を使う。これはいったい誰なのか?今何が起きているのか?を判断する術は、会話とルックスと場所だけで、それがすべて理解できれば話が繋がる。
この補完力がない人であれば確実に話はわからないので、この映画は退屈だという評価を下す。
逆を言えば完全なまでに客観的に観れるし残酷なまでに現実的で良かった。
悪の法則製作時に弟のトニースコットが飛び降り自殺をして確か死んでいる。それも少なからず撮影に影響しているのではないかと感じた(展開の雑さとか)。
しかし最終地点はそこではない。
おそらくこの映画においての終着地は、強欲から人間は解放されるかーあるいは自然界の法則を乱すとどうなるか、ということにある。
結論は観れば分かるが現実は時に残酷だ。豪華出演陣だからといって安心してステキなラストが見れるとは限らない。
以上を踏まえてもつまらないという場合、それはストーリーがメインの見方をしてる映画好きな人だ。確かに悪の法則はストーリー自体は単調で、斬新でもないし、どんでん返しもない。ちょっと欲張りさんが慣れないことをして周りを巻き込んで、落ちるとこまで落ちるだけなので、つまらないと感じるかもしれない。
自分はストーリー全体と言うよりはポイントポイントで感銘を受ければいいし、隙間はああではないこうではないと自分なりに考えてみる人はこの映画は好きだと思う。
エンドロールが流れた時、これで終わり?と誰もが思っただろうし、とんでもねえ映画だな!とも思ったが、劇場を出ていつもの現実に戻り、あぁこの平和で素晴らしき世界に生きていて良かったと痛切に感じ、我々はリドリースコットの腕を再確認するのだ。
(おそらくリドリースコットにそんな魂胆はないだろうが)
(おそらくリドリースコットにそんな魂胆はないだろうが)
これはBlu-ray買おう。





