酔っぱらうと、俺の脳ミソは、ぶっ飛んで簡単に、時間と空間
を超えて行く。今晩も、ほろ酔いでフジ子へミングの
「奇跡のカンパネラ」(カンパネラって「鐘」のことだって)
を聴いていると先日、今年7歳になるガール・フレンドのハルナと
日なたぼっこを、していたのを思い出した。
ハルナ「先生はホーム・レスのおじさんなの?」
(ハルナは俺をいつも、なぜか先生と呼ぶ)
俺「そうだ、ホームレスの中のホームレスだ。」
ハルナ「この間、駅のベンチで寝ていたでしょう。私、塾の帰り
にみちゃった。お酒臭いから知らない振りして通りすぎた。」
俺「・・・・・・。」
ハルナ「寒いでしょ。あんな所で寝ていたら。」
俺「だから酒を飲んで、体を温める。」
ハルナ「だからお酒臭いんだ。」
俺「問題は暖房器具だ、毛足の長い犬を抱いて寝るのが、ベストだ。」
ハルナ「ウサギよ。ウサギ。ウサギは、犬より暖かいよ。体温が高いから
抱いていると汗をかくよ。」
俺「それは、良いことを、聞いた。さっそくウサギ狩りじゃ。」
ハルナ「だめよ。可哀想じゃない。学校で飼っているから、
先生に言って、今度、赤ちゃんが生まれたらもらってきてあげる。」
俺「馬鹿者!ホームレスは、施しを受けない。自分の暖房は自分でする。」
ハルナ「でも、ウサギ狩りは、だめよ。」
俺「わかった。犬でがまんする。犬狩りじゃ。犬鍋も美味いしな。」
ハルナが泣き出した。
結局、「ミスター・ドーナツ」に連れて行きチョコレートのドーナツで
この修羅場を何とかしのいだ。女には苦労する・・・・。