茂庭綱元にござる。
暑いほどの陽射しから一転、雨が秋保の紅葉を濡らす。
硝子の杯を満たすのは、紅い葉を伝い落ちたかのような美しい紅い酒。
『伊達のテロワージュ』。
此度も盛況であった。
前回の開催が昨年の十二月。
些か期間は空いたが、開催できたこと、誠に嬉しく存ずる。
初めての試みとなった二部制での開催。
一部では『秋保ワイナリー』にて、鷹匠・松原英俊殿の技を見学。
動物たちとの興味深い話も聞かせていただいた。
二部では『ジビエ料理』が登場。
野生を、命を感じる食。
素晴らしき料理であった。
無論、秋保の「わいん」との相性も抜群でござった。
此度の主題となっている「鷹狩」。
我らの生きた時代では多くの武将に好まれておったが、時代の移り変わりと共に鷹狩を生業とする者はどんどんと減っていった。
そんな中、此度は“生業”として鷹狩する者の話を聞くことが叶った。
これは誠に貴重な体験である。
脈々と受け継がれてきた文化を目の当たりにしながら、食と酒を楽しむ。
この素晴らしき体験、次は皆々も是非。
追伸
秋保と申せば「さいち」!
「さいち」と申せば「おはぎ」!
こちらも美味しくいただき申した!