十一月二十五日(月)
伊達藤五郎成実である。
今朝も、旅籠近くの公園にて、台湾リスを発見。
本日は太極拳や音に合わせた体操を行う者たちが多くおり、わしも少しばかり体操に参加することができた。
朝から体を動かすのは実に気分が良い。
ついに迎えた『大台南国際旅展』、最終日!
有終の美なる言葉が御座るが、此度の旅行博覧会はまさにその言葉に相応しい1日と相成った。
ステージやブース、会場内の至るところで多くの皆々との出会いを育むこと叶い、また共にもてなしに励む良き仲間にも恵まれ感無量である。
わしにとってはおよそ3年振りとなる台湾への出陣。
慣れない言語や文化に戸惑いながらも、ひとつひとつを振り返り、形にし、より良きおもてなしとすべく研鑽を重ねる。
先日、茂庭綱元が記し日記にもある通り、
ひとつとして同じ舞台はない。
これと同様に、
ひとつとして同じ出会いはない。
近い遠いの距離に非ず。
同じ時代、同じ時間を共に生きる者同士が奇跡的に出会うことすら稀である。
なれば、それ以上に再会ほど難しいものはこの世にないとわしは常々考える。
ひとつの出会い、そこに己の持てる全てをどれだけ発揮し、その出会いを有意義なものにできるか。
一瞬一瞬が鍵となり、いつ訪れるか分からぬ再会へと望みを繋ぐ。
だからこそ、懸命になる。
ひとつひとつを振り返りより良きものへ、より良きものへと改善を重ねる。
此度の旅行博覧会での日々は、それを強く感じる戦さであった。
台南市での日々が実り多きものとなったのは、他でもなくこれまで出会ってくれた多くの皆々、そして此度会場にてお会いできた全ての皆々のおかげである。
心より感謝を申し上げる!!
わしは、再会を強く願う。
次は日ノ本は東北、仙台・宮城の地にて!
其方を笑顔で迎えよう!!
非常感謝
不見不散
我が想いは東北と共に