仙台藩記-二百七十三 撮影戦-神無月七日政宗記す昨夜は無事に信州より仙台へ帰参する本日は朝から撮影戦来たる日のもてなしへ向けて構えを取り、言の葉を発する写真や映像なるものは毎度勉強となる己が思い描いた姿、言葉がそっくり其の儘現れるとは限らぬ主観と客観の差異は思いの外大きく此の政宗もまた然り撮る者達、作る者達と対話し意図や想いを知り我が魂を通して伝える易き事ではなし一枚の写真もひとつの映像も誰かの気持ちでできておるとあらためて感じた一日である其処に寄り添える幸せよ完成が待ち遠しやうむまだ迷いが見えるか