六右衛門日誌 江戸時代の仙台七夕まつり | 伊達武将隊公式ブログ

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仙台・宮城の魅力を伝えるべく、
杜の都・仙台に蘇った伊達政宗公と家臣たち。
「ともに前へ、仙台・宮城・東北!」を合言葉に、令和の世へいざ出陣!

常長にござる。


今日は七夕。
にも関わらず西日本は大荒れ。千葉では地震までも。
被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。



さて、本来七夕は旧暦7月7日に祝いしもの。
現在、仙台では月遅れの8月6・7・8日に「仙台七夕まつり」として開催いたしておる。
仙台七夕まつりまで一ヶ月とあって、政宗様方も江戸にて七夕のPRをなされておりました。

せっかくなので、仙台でも七夕まつりに向けて是非行っていただきたい場所がござる。

それは、仙台市博物館

言わずと知れた伊達家の宝を収蔵する博物館にござる。

ただいま常設展には、江戸時代の七夕飾りなどが展示されておるのじゃ!


こちらは政宗様が詠まれた和歌。


右が
まれにあふ こよひはいかに 七夕の 
そらさへはるる あまの川かせ

左は
七夕は としに一たひ あふときく
さりてかへらぬ 人のゆくすゑ

いずれも元和4年(1618)の七夕に詠まれたもの。


また、紙衣や巾着なども展示してござった。


それから、七夕の風習を書いた商人の絵日記も。
国分町の紙屋の手代 佐吉が江戸後期に書いたもので、絵には七夕飾りを飾った翌朝に橋から広瀬川に流す様子が描かれてる。



他にも伊達家の天文観察力の高かったことを示す天文図屏風も展示されておる!
どこに織姫と彦星があるか探せるかな?


ちなみにこの天文図屏風を描いた名取春仲殿は岩出山の生まれで、現在岩出山の有備館ではこの名取春仲にまつわる展示会も行なっておるとのこと!
これは岩出山のあのラーメンを食べに行くとともに有備館で展示も見なければ!開催は8月5日までにござる!

七夕を機に仙台市博物館や有備館で伊達家と星について知ってみてくださりませ!


七夕に願いを!
支倉六右衛門常長


最後に、本日は旧暦5月24日。
政宗様の御命日でもござった。合掌。