こんにちは
元小学校教師の中楯浩太です。(※中楯浩太のプロフィールは、こちらです!)
先日、外食に出かけました。
移住して真っ先に目についた不思議なお店です。
長野県民にはおなじみの『ラーメン大学』
略して『ラー大』
ラーメン屋なのか、はたまた大学なのか?
長野県民の「ソウルフード」と言われたり、
「最終学歴は、ラー大です!」なんてギャグも定番のようです。
どのラーメンもとっても美味しくて、いつもにぎわっています。
そんならラー大では、子ども用におもちゃが用意されています。
5才の娘の選んだおもちゃは・・・
「金魚すくい」グッズ(3匹の魚とあみ)
車の中、屋外プールなど一日中楽しんだ後、最後はお風呂でもすくっています。
金魚すくいに夢中な娘は、なかなかお風呂から出ようとしません。
そこで、「あと、3匹すくったら終わりにしようか?」と声をかけました。
すると、
「えぇ~、1回しかできないじゃん!」と。
私は思わず「ん?」
そこで、「じゃあ、6匹すくったら、終わりにする?」と聞くと、
娘は、しばらく考えて
「2回しかできないよ~。」
「おっ💡!」っと思った私は、
どんな反応が返ってくるのか、楽しくなって、
「じゃあさぁ~、12匹すくったら終わりにしようかね?」
と聞いてみました。
すると、これまでにない沈黙が流れます・・・。
その時の娘の表情は、これまでに見たことのない顔をしています。
やや上目遣いで、一点を見つめ、悲しげななかにも楽しんでいるような表情。
きっと、頭の中はフル回転しているはずです。
あまりにも貴重な光景を見ていることに気づき、しばらくじっと表情を見つめながら待っていました。
1分以上が過ぎた頃でしょうか。
少しサポートしようかと思い、「金魚の数を数え考えてみてもいいかもね?」と声をかけると、
すぐさま
「それじゃぁ、かんたんでおもしろくないじゃん」と、返ってきます。
やっぱり、頭の中で、数の操作を楽しんでいたんだぁ!と、
とっても嬉しい気持ちになりました。
教えてしまえば、一瞬です。
きっと、こんな表情を見ることはできなかったでしょう。
彼女の頭の中にも、何も湧き上がらなかったでしょう。
この幸せなひと時を、私はじっくりと味わいました。
しばらくすると娘は、おもむろに後ろを向き、
こっそりと金魚を動かし始めました。
「1・2・3で1回だからぁ~」と小さな声でささやいています。
そして、しばらくして嬉しそうに、「パパ!分かったぁ~~~~」
「それじゃあ、4回しかできないじゃん!」と嬉しそうに大笑いしていました。
そして、金魚をすくわずにお風呂を出ていきました(笑)
「学び」に満足したんでしょうね。
こういう経験をすると、私が大好きな植松努さんの言葉を思い出します。(※植松さんは、北海道の町工場で、宇宙開発に挑戦する方です。)
植松さんは、私たちのような教育関係者にとって、あまりにも心に響く言葉を数多く発信してくれています。
子どもから次のような質問(悩み)が寄せられました。
「勉強ができな過ぎて恥ばかりかいています。」
という悩みに対して、植松さんはシンプルにこう答えています。
「だったら、『覚える』をやめてみたら?」と。
これはどういう意味なのでしょうか?
「学ぶ」の話をすると、みんなの学校の勉強だと思ってしまうのがすごく残念だと、僕はいつも思っています。
学校の勉強は、「教えられたことを覚える」というやり方です。
漢字、言葉、年号、数式など、「覚えなさい」と言われたことを丸ごと覚えて、知っているという状態にするのが学校の勉強です。
「覚えられない自分」をダメだと思ってしまうのは、無理して「覚える」を頑張ってるからかも。
いったん、無理して「覚える」のはやめてみて、いろんな「やったことがないこと」にチャレンジしてみてください。
そうしたら、いろんな「知らない」と「分からない」に出合って、いろんなことを知って、君の能力はどんどん増えていくと思います。
いかがでしょうか?
「教えられたことを覚える」という言い方は、確かに昔ながらの一斉・画一の教え込みの学校の授業のイメージなのかもしれません。
研さんを積む先生方にとっては、「私の授業は、そんなことはない!」と思われるかもしれませんね。
ただ、一般的には日本の教育の現状は・・・
「学ぶ」ことが大好きな状態で入学し、
気付くと、「勉強」が嫌いになって卒業していく。
と言うと、言いすぎでしょうか?
「覚える」勉強が好きな人も、きっといるはずです。
でもきっと、「覚える」勉強では、娘のお風呂での表情は、あのようにはならないんだろうなぁと思うのです。
※「金魚すくいグッズ」は、やりすぎて1日であみが壊れてしまいました。また、『ラー大』でもらってこようかなぁ💦
このブログでは、「自己肯定感」や「自分軸」、「教育」の情報について発信していきます。



















