※2023年5月21日訪問※
《国指定重要文化財》の【唐門】と【本殿】です

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本殿の中央正面に唐門がある。
この唐門は一間一戸の平唐門で銅瓦葺である。
東照宮本殿は、三間社流造り・銅瓦葺・極彩色である。
本殿の創建は寛永10年(1633)で寛永15年大火炎上し寛永17年に再建されている。
棟札によれば「御願主征夷大将軍源家光公 御奉行堀田加賀守従四位下藤原正盛 御導師山門三院執行探題法印大僧正天海 御大工木原杢允藤原義久」とあり、完成は「寛永十七庚辰年林鐘(六月)十七日」とある。
本殿に安置されている宮殿(円形厨子)は高さ2尺5寸ほどのものである。このなかに、仙波東照宮の御神体である東照大権現像がある。
木造で目に玉眼を嵌入し、全身が極彩色で施されている。
異国風の甲冑姿で葦毛の馬に乗り、右手に剣(現存せず)、左手に薬壺を持っている。その姿は将軍地蔵に似た姿をしている。
制作年代は寛永10か15年、京都七条仏師康音によって制作された作品と考えられる。
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拝殿・弊殿の奥に有る唐門と本殿は、通常は非公開なっており、拝殿脇のフェンス越しに、辛うじてその姿を拝観することが出来ました

《日本三大東照宮》の一つにも数えられ、川越を代表する貴重な文化財ですので、喜多院と共に是非訪れて頂きたいですね✨