▲武蔵国・星野山喜多院(川越大師) 庫裏・客殿・書院/国指定重要文化財▲ | ★千代と限らじ仙臺の松★ ~We are feelin' love together~ 

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※2023年5月21日訪問※


様々な貴重な文化財が残されている喜多院の中でも、一番の見所と言っても良い【庫裏・客殿・書院】を見学させて頂きます✨😌✨


《国指定重要文化財》にも指定されているこの【庫裏・客殿・書院】✨

喜多院で一番の見所と言われる理由なのですが、実はこの建物達はかつての《江戸城》から移築された建物なんですね✨


では、早速内部を見学させて頂くため、まずは【庫裏】へと向かいます音譜

【庫裏】 ※撮影不可※

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客殿と書院に渡り廊下でつながれている庫裏は、現在拝観の方々の入口となっています。

客殿、書院と同様、江戸城紅葉山(皇居)の別殿を移築したものです。 桁行けたゆき10間、梁間はりま4間の母屋、裄行東4間、西3間、梁間3間の食堂、それに玄関及び広間が付いています。

母屋は一端は入母屋造り、他の端が寄棟造りになっていて、食堂は一端が寄棟造り、他の端は母屋につながり、すべて栩葺とちぶき形銅板葺。母屋には、一部に中2階があります。

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現在の庫裏部分は拝観者の出入口や事務所としても使用されており、こちらで入場料金を払う形になります音譜

御朱印なども、こちらで受付となりますね✨

庫裏を見学し【坪庭】を見ながら続いて【客殿】部分へと向かいます音譜


【客殿】 ※撮影不可※

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客殿は、書院、庫裏とあわせ江戸城紅葉山(皇居)の別殿を移築したものです。 

桁行けたゆき8間、梁間はりま5間の入母屋作りで柿葺こけらぶき。12畳半2室、17畳半2室、10畳2室があります。

12畳半のうち一室が上段の間で、床と違い棚が設けられ、その襖ふすまと壁面には墨絵の山水が描かれています。

また、天井には彩色による81枚の花模様があります。湯殿と厠(便所)も設けられています。 

この上段の間は、この建物が江戸城にあった頃、3代将軍徳川家光公がここで生まれたということから、「徳川家光公 誕生の間」と呼ばれています。

中央の17畳半の一室には仏間が設けられ、仏事を営めるように設営されています。仏間正面の壁には、豪華な鳳凰と桐の壁画があります。

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客殿の【仏間】には天海僧正の木像など、多くの仏像が祀られています✨

そして【上段の間】には金色の甲冑が音譜

撮影不可の為、画像は有りませんが、
江戸幕府三代将軍【徳川家光誕生の間】の装飾の素晴らしさには圧倒されてしまいますキラキラ

江戸城から移設した《本物の御殿建築》だからこそ残っている【客殿便所】【客殿湯殿】など、普段は中々目にする事の出来ない貴重施設音譜

特に客殿上段の間の【格天井】は是非じっくりと見学して頂きたいですね✨

歴史の有る客殿を堪能し、続いて【書院】部分へと向かいます音譜


【書院】 ※撮影不可※

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客殿につながる書院は、桁行けたゆき6間、梁間はりま5間の寄棟作り、柿葺こけらぶです。

客殿、庫裏と同じく江戸城紅葉山(皇居)の別殿を移築したものです。 

8畳2室、12畳2室があり、一部に中2階があります。

この8畳間の2室には、それぞれの床の間が用意され、片方の部屋には脇床も設けられています。

これらの部屋は、この建物が江戸城にあった頃、徳川家光公の乳母として知られる春日局が使用していた部屋で、「春日局化粧の間」と呼ばれています。

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さて、内部の撮影は不可となっている喜多院の建物ですが、建物から見るお庭の撮影は可能との事音譜


遠州流の枯山水「曲水の庭/轉合の庭(てんごうのにわ)」との案内板が有りました音譜


上の画像は、紅葉山庭園に据えられた三石の巨石は【化の組(あだしのぐみ)】と呼ばれ、どこからみても重なり合わないように配置されているとのこと音譜

真ん中の木の後ろで上を向いている石が、前進した姿の織田信長キラキラ

左下の大きな石が、物欲的な豊臣秀吉キラキラ

その上の緑の中に写る石が、時機をうかがう徳川家康をかたどっているとされていますキラキラ


歴史有る貴重な建物と、美しいお庭ん堪能する事が出来ましたウインク音譜


▲武蔵国・星野山喜多院(川越大師) 慈恵堂/埼玉県指定文化財▲に続く