※2023年5月21日訪問※
本丸御殿周辺広場の入り口から本丸御殿に向かって歩いていると、急に道が狭くなり、両脇に緑が生い茂る箇所が見えて来ます
かつて、この場所には【本丸北門】という門が建てられており、現在は【川越城本丸門跡】の石碑が建てられていました
【北門・土塁】と書かれた案内板も設置されていました
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北門・土塁
本丸御殿の北側には土塁と堀が築かれており、本丸と二ノ丸を隔てる北門が設けられていました。
発掘調査では堀跡から粘土やローム等を何層にも重ねて叩き締めながら積み上げた『版築層』を確認しました。
また大型の柱跡が3基見つかっており、『本城住居絵図』(光西寺蔵)に記された北門跡と推定されます。
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細くなった道の両側に茂っていた緑は、かつての【土塁】を整備した物だったんですね✨
かつては、本丸への入口として機能していた北門跡
ここまで来ると、ついつい本丸御殿の建物に目が行きがちですが、かつての川越城の遺構として、しっかりと押さえておきたいですね
◆武蔵国・川越城(初雁城) 本丸御殿玄関/埼玉県指定有形文化財◆に続く