※2020年10月11日訪問※
この整備された石段を登った所に建てられていたのが【本丸表門】です
木の角材が四つ建てられており、表門跡に平面表示してくれているので、門の規模がわかりやすいですね
本丸表門についての案内板も設置されています
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本丸表門 ~桑折西山城の正門~
大手道から通じる本丸の正門です。
四本柱の門で、冠木門であったと推定されます。
本柱は掘立柱より格上の礎石立ちで、控柱が掘立柱で建てられていました。
また、門両側の路肩には、石を並べていた形跡がありました。
門に至る坂は、現在では石段で整備していますが、もともとは石で登りやすくした坂道でした。
門の両側には柵が建てられていました。
城は、天文の乱が終結した際、室町幕府の仲裁の条件として壊されることになりました。
発掘調査の際、門の直前には、石が積み重ねられていましたが、これは、本丸の表門があった場所を塞いで、「城を二度と使いません」という意思表示をしたものと推定されます。
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本丸側から見下ろすと、先程登って来た大手道や大手門跡での様子が手に取るようにわかりますね
また、かつて有った柵の部分を、丸太を設置してわかりやすく再現してくれているのも嬉しいですね
◆陸奥国・桑折西山城 本丸跡/国指定史跡◆に続く