※2020年4月11日訪問※
陸奥国分寺跡で見られる、数少ない建造物の一つ【鐘楼】を見に行きます
が、何やらフェンスに囲まれた場所が
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陸奥国分寺鐘楼について
陸奥国分寺の鐘楼は仙台市登録有形文化財に登録されており、入母屋造で1階部分が袴腰となっています。建立の時期は不明ですが、『奥州仙台城絵図』の陸奥国分寺部分には薬師堂と一緒に鐘楼が描かれており、江戸時代の初めの頃には境内には鐘楼が存在していたと考えられます。また江戸時代の『奥州名所図会』からは当時の鐘楼が瓦ぶきだったことがわかります。
調査成果について
鐘楼は東日本大震災と経年および蟻害により倒壊の恐れがあり、解体・復元修理工事を行うことになり、解体後鐘楼の建物内部の状況と構造を確認するため発掘調査を行っています。鐘楼の建物内部を掘り下げたところ、川原石や古代と近世の瓦の破片が入れられていました。また、礎石の下には、掘り方や根石が確認され、平成17年に発掘調査を行った仁王門とは異なる構造で造られたとみられています。
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修復工事が完了し、かつての勇壮な姿が復元された際にはまた訪れてみたいですね
▲陸奥国・陸奥国分寺跡 金堂跡/国指定史跡▲に続く