※2020年1月6日訪問※
水堀に架けられた木橋を渡り、二の丸東御門の高麗門をくぐります


ここからは、門内部の枡形部分を見ていきます


枡形内部はぐるりと多聞櫓で囲まれており、侵入してきた敵兵は一網打尽にされてしまいますね



多聞櫓からの攻撃から城の外に撤退しようとしても、高麗門を閉められてしまったらまさに袋のねずみ状態ですね



では、平成8年(1996)に復元された東御門について確認して行きましょう

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東御門は、駿府城二ノ丸の東に位置する主要な出入口でした。
この門は二ノ丸堀(中堀)に架かる東御門橋と高麗門、櫓門、南および西の多聞櫓で構成される桝形門です。
桝形門は要所に石落とし、鉄砲狭間、矢狭間等をもつ堅固な守りの実戦的な門で、戦国時代の面影を残しています。
東御門の前が安藤帯刀(あんどうたてわき)の屋敷であったことから「帯刀前御門」、また、台所奉行であった松下浄慶(まつしたじょうけい)にちなんで「浄慶御門」とも呼ばれ、主に重臣たちの出入口として利用されました。
慶長年間に築かれた東御門は寛永12年(1635)に天守、本丸御殿、巽櫓などと共に焼失し、寛永15年に再建を開始しました。
現在の建物は、寛永年間再建時の姿を目指し、日本の伝統的な木造工法によって平成8年(1996)に復元したものです。
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やはり、木造での復元は素晴らしいですよね



土塀のには狭間が設けられていますね


では、櫓門の部分を見てみましょう




扉も大きく、頑丈に作られています


櫓門付近から枡形を振り返った構図です


こちらは門の内部です


櫓門の屋根裏部分には立派な梁を見る事が出来ます


櫓門をくぐった場所には東御門の案内板が設置されていました


こちらは二の丸内部から見た櫓門部分


非常に立派な門ですよね


◆駿河国・駿府城(駿河府中城・静岡城) 二の丸水路◆に続く