瑞泉門から更に進むと、首里城第三の門である、
『漏刻門』が見えて来ます
かつて、門の櫓の中に【水時計】か置かれていた事が漏刻門の名前の由来
晴天時には門の東約20mの場所に設置された日時計【日影台(にちえいだい)】
雨天時には漏刻門櫓内の【水時計】で時間を計っていたそうです
時間になると、漏刻門で役人が太鼓を叩き、これを合図に城庭、東のアザナ、西のアザナ、右掖門で同時に大鐘を鳴らして時を知らせていたんですね
またこの漏刻門は別名を、
『かごいせ御門』
と言うそうで、
《かごいせ》とは《籠寄》を意味し、国王に敬意を表すため、籠でやって来た高官も、この場所で下乗し、徒歩で登城していた事に由来しているそうです
漏刻門は、15世紀頃の創建とされ、昭和初期には老朽化の為撤去されていたそうですが、1992年に復元され、往時の輝きを取り戻しています
琉球国・首里城 広福門/世界文化遺産◆に続く