今回、2020年の夏以来、2度目の大湊線乗車。

大湊駅へ行って戻って来るだけでは、前回と一緒。


何か無いかと考え、恐山を思い付いた。

調べると下北駅からバスが出ている。

下北駅は、本州最北端の駅で、乗り鉄が下車する駅的にも丁度良い。


という訳で、下北駅で下車。

バスに乗り、霊場恐山へ向かった。

下北駅からバスで、45分@800円ぐらい。


・下北駅0910 → 恐山0953 下北交通



恐山と聞くと思い出すのが、西村京太郎さんの小説、終着駅(ターミナル)殺人事件。

その土曜ワイド劇場のドラマ版。


十津川警部は三橋達也さん。

亀井刑事は愛川欽也さん。

だったような。

その際、霊場恐山かどうかは定かではないが、イタコらしき人物が登場していた。

今では、この放送回は、コンプライアンス違反で、放送禁止だろう。



バスは下北駅を出ると、市内をぐるっと回って参道へ。


参道は約13km

昔は、車が通れなかったので、霊場恐山に向かう人は、この山道を歩いたそうな。

バスの中では、観光バスさながらに、霊場恐山の紹介ガイダンスが流れている。

ガイダンスは加藤みどりさん(サザエさんの声優)のような声だった。



冷水バス停。


ひやみず、と読む。

運転手さんが降りても良いと言うので、空いたペットボトルに水を汲む。

冷たくて柔らかくて良い水。



山を越えて、霊場恐山領域内へ入る。

山と言うか、霊場恐山は火口の中にあるので、火口壁を越えて、火口の中に入った感じ。

バスも、急な火口壁を越えるのに、凄い唸り声をあげていた。

火口壁を越えると、今度はブレーキングに気を遣う感じ。

バスの運転手さんも大変。



宇曽利湖。


領域内に入ると、先ずこの湖が目に入る。

バス内でのガイダンスに依れば

強酸性の湖。

ここで生き延びられるように進化した、ウグイだけが住んでいる。


恐山は、霊場とセットで、『霊場恐山』と言うのが正しい、らしい。

開山期間は5/1から10/31まで。



霊場恐山には、丁塚石というのがある。

これもバス内ガイダンス情報。

1丁@約100m毎に1つずつ、合計124(百弐拾四)個の丁塚石が、麓の山道入口まで続いている。



こちらはその壱番目の丁塚石。


駐車場の手前にある。

安政とかって書いてあったような気がした。

安政と言えば江戸時代に建てられたもの。

日本史で言えば、井伊直弼ってなるかな。



4番目の丁塚石。


この丁塚石も江戸時代の建立。



四丁の丁塚石の近くに、三途の川が流れている。


この新しい赤い橋が太鼓橋。

橋のこちら側が此岸。

そして霊場恐山側が彼岸。



奪衣婆と懸衣翁。


三途の川の此岸側に建っている。

こちらも新しい。

彼らが、三途の川を渡る人達の行先を決めるらしい。

柳が邪魔だなと思ったら、この柳に婆が奪い取った衣類を掛けるらしく、柳の存在に意味があった。



ご覧の通り、この橋は現在通れない。

そのため新しい橋が架けられている。



こちらがシン・三途の川橋。


さっきバスで渡った。

もう少し何とかならなかったのか。

雰囲気も何も無い。

これから紹介するが、基本的に霊場恐山の建物は、30年程前に建て替えされ、趣きも雰囲気もまるで無い。

霊場恐山を管理する、合理的な『器』に徹している感じ。


一方で、さっきの丁塚石や路傍にある、ちょっとした仏像等は、江戸時代を中心に大変古いもの。

反対に霊場恐山の歴史を感じさせる。



橋の下を流れる三途の川。


此岸と彼岸を分ける川。

三途の川って、もっとドロドロした汚いものを想像していたが、ここは水が綺麗。

宇曽利湖は、土壌が石灰岩質なのかな。

凄く水が綺麗に見える。



この川は宇曽利湖から、何処かへ流れている。


Google Mapを見れば一目瞭然なのだろうが、見ないでおこう。

何度も三途川両岸を、行ったり来たりさせていただいた。

おかげ様で、生まれ変わった感じ・・・にはなら無かった。



駐車場の端には六地蔵。


これも新しそうなお地蔵さま。



受付で入山料900円を払う。


入山料を支払えば出入りは自由。

総門から中に入る。

寺の周りは要塞のように、土塀や柵で囲まれている。



総門から山門へ参道が続く。


そして何故か山門の脇に本堂。


本堂の中には、色々な方々の遺影が飾られている。

本堂として珍しいのでは。

遺影は古いのもあれば、新しいのもある。

そして、本堂という雰囲気を感じ無い建物だった。



山門には仁王像がいらっしゃる。


向かって右が阿形。


左が吽形。


これも両方とも、結構新しく見える。



参道の先にあるのが地蔵堂。


地蔵堂の左奥、白く荒れたところが、地獄めぐり。



そして参道の途中に温泉。


こちらは薬師の湯。



中はこんな。


帰りに入ろうと思う。



地蔵堂。


軽く手を合わせて、地獄めぐりへ。


②へ続く。