切幡寺を出て今日のお宿『あわくらや』さんへ向かう。
『あわくらや』さんまでは、ざっくり6.5kmぐらいと想定し歩き始める。
切幡寺から吉野川河川敷までは下り坂。
とりあえず吉野川方面へ只管南下する。
本来の遍路道からは外れて仕舞ったようだが、とりあえず南下する。
山羊がいた。
しかし暑い。
僕はこの時点で、服装に酷いミスをしたことに気付いた。
気温が高いことは想定していたが、まさかここまでとは思わず、ジーンズでお遍路に来ていた。
しかもリーバイスの501。
発汗が凄すぎて、ジーンズが洗濯して脱水をしていない状態のようになり、重くしかも脚にまとわりつく。
重量、動き難さの両面で、身体の負担になっていた。
本来の遍路道からは外れたが、吉野川堤防に到着。
歩いてきた切幡寺方面を眺める。
真っ青な空がこの時ばかりは憎らしい。
と言いながら、雨だったら雨で文句を言う、ワガママな自分。
ここからは、大野島橋を渡り、日本最大の川中島である善入寺島を通過、川島潜水橋を渡る。
まずは堤防を下り、大野島橋を渡る。
車が結果なスピードで通過して行くので要注意。
川面はこんな感じ。
深緑色の水が流れている。
善入寺島を歩く。
遠くに見えるのは高い山は剣山かな?
逆光の太陽がグラグラするぐらい眩しい。
善入寺島を通過し、今度は川島潜水橋を渡る。
ここも車が引っ切り無しに通る。
橋の途中に待避所があるので、ここで走ってくる車をやり過ごす。
手を挙げて感謝の意を示すドライバーもいれば、そのまま当たり前のように通過するドライバーもいる。
可能ならば前者でありたい。
下流方面を眺める。
深緑の水が、静かに流れていた。
渡り終え堤防から上流方面を眺める。
綺麗に蛇行する吉野川。
遠くに見えるのは剣山か。
夕景だともっと綺麗だったろう。
僕にはこの景色でも大満足だった。
堤防を下りると、川島城が見えてきて、すぐに『あわくらや』さんに到着した。
到着時刻は1720頃。
予定到着時刻は1800頃だった。
理想的な時刻に到着出来た。
切幡寺から『あわくらや』さんまでは、僕のアップルウォッチによると
距離 6.23km
時間 1時間13分
獲得標高 15m
平均ペース 11分43秒/km
だった。
『あわくらや』さんはおすすめのお宿。
部屋も凄く綺麗だった。
そして民宿?にしては珍しく、生ビールが飲めた。
よほど身体が乾燥していたのか、ゴクゴクと無理せず自然に一気に飲んでしまった。
この日の晩御飯は串揚げ。
オーストラリアから阿波和紙の体験に来ている女性と一緒になり、スマホの通訳機能を活用し異文化交流をさせていただいた。
女将さんに話を聞くと、お客様の約半分は外国人とのこと。
アジア人から欧米人まで、様々な人種の方たちがいらっしゃるとのことだった。
オーストラリアのお客様はメニューにあったゴマ豆腐が苦手だったようだ(笑)
しきりにデザート?って聞いていた。
食事を終え、部屋に戻る。
『あわくらや』さんにはTVが置いてなかった。
おかげで旅の振り返りや、明日の焼山寺越えに向けてイメージを膨らますことができた。
特に部屋に置いてあった、お手製の焼山寺攻略ブックみたいなものは、翌日の難所に向けて、良いイメージトレーニングができた。
2230頃消灯。
今日1日、だいぶ疲れました。