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*pnish*関係のこと、日常を語るブログです。

たまに絵も描くかもです・・・

*pnish*さん10周年パーティーを目前に

気になり所のひとつ、グッズの発表がありましたね。

今年は豪華10種類ということで。


今年初めて作られたパンフレットは

“~No Rain, No Rainbow~”

“雨なくして虹は立たない(の、はず)”という

*pnish*の10周年を表したタイトルがいいですね。

内容も盛りだくさんみたいで、手にする日がたのしみでなりません。


毎年恒例のストラップ&セットシリーズは

モノトーンを貴重としてモードな雰囲気もありつつ、

アクセントに入ったヴィヴィッドなパニカラーが主張して

今年もがっちりかわいいデザインですね。


ひとりひとりの監修グッズには個性ががっちり表れていて。

特に鷲尾さんのトイレットペーパーは、個性的すぎて笑いました。

実用的だけれどなんか実用的じゃない! 笑


もしかして、トニーに公衆トイレの場所を教えてくれ、ナーウ!すぐにだ!

と言っても間に合わなかった時、

応援をたのまなくても済むっていうアイテムですか 笑


そして、土屋さんの二眼写真ポストカード。

土屋さんの写真、だいすきなので本当にうれしいです。

モノクロで雰囲気ある、土屋さんだからこそ撮れる皆さんのオフショットが素敵。

グッズ紹介で引きで撮ってある土屋さんご本人は

あれはランディさまの格好?そして、自分撮りですよね??

そのあたりも気になってそわそわしてしまいます。


あと、戯曲の発売は予想外だったのですが

総じてアニバーサリーらしいラインナップで

わくわく感がうなぎのぼりです。

*pnish*さんのお誕生日なのに、こんなにいいおもいしていいのかしら~

…というわけで、7月1日が楽しみです!


土屋さんが久々に二眼を持ち出していらしたので

わたしも先日撮った写真を載っけてみようかと。


まずは鎮国寺。


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何故か鎮国寺に行くときはいつも天気に恵まれないのですが

この日もあいにくの曇りで。

でも、白梅とも真っ赤な紅梅ともつかない梅のいろが

そら全体を薄いピンクに染め上げて

なかなかいいかんじのものもありました。


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以前も撮ったここ。

ロウソクがしっかりついている間にリベンジ!とおもったのですが

残念ながらじぶんが写り込んでしまいました。


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LOOSER6の感想にも載っけた一枚です。

ロウソクの光がぼんやり浮かぶなかに

桜がはっきりうつるのがおもしろかったので撮ってみました。


続いて、別の日に行った香椎宮。


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香椎宮、とあるマンガでモデルになっていたことから

興味が湧き行ってみましたが

なかなかどうして広々まったりしたなかに広がる味わい深い景色。

決して派手すぎないところがまた良かったです。


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樹齢ウン年かしらというような、雄々しい木もあったり。


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どんな悩みを抱えておおきくなってきたのだろう、というような形状の

藤の幹があったり。

花でなく幹ばかり撮っているのは、

幹の生命力あふれるさまがすきだからです。

花のはかない美しさもすきですけどね、もちろん。


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みつけた、ねこちゃん。


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それこそ主と言っていいほどの

人馴れっぷりとふてぶてしさでした。

でもかわいかった。

撮らせてくれてありがとう。


まだ一本現像できていないものがありますが

それはまた次の機会に。

まえのレポにおえかきを組み込むととても見づらくなりそうだったので

おえかき単独でこちらにおまとめ。

平助、大和屋、桂しかいませんが・・・



と、その前に、スタンドインの子(以下、へーすけくん)についてもすこし。

へーすけくんは、最初のシーンでスタンドインらしく

ちょっと流すかんじで演技されているかしら、とおもったのですが

森崎さんが出てきてセリフを言い出してから

“それド書き!ト書きだから!”とちょこちょこツッ込んでいるのが

さりげなくお芝居へのこだわりを感じて、

ただスタンドインでやってるだけじゃなくて

役者目指してる子なのかな~っておもってニヤッとしました。


さて、“展開”のはじまりです。
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あのじょんがら三味線てきな勢いのある曲は非常に良いですね。

音楽に合わせてぱっぱっと変わる映像効果も

一緒に泡沫の夢に引き込まれるような感覚を覚えます。

で、このとき上手に土屋さん、下手に鷲尾さんがスタンバイして

影絵でスローモーションの殺陣?形?を披露する演出がとても良くてゾクゾクしました。


ちなみに、東京二日目の夜に見た土屋さんの影が

小指が立っていたように確認できていい意味で気になりましたが

あれは本当に裏にはいってやっているはずなので、日々違うんでしょうね~


で、やってきました150年前。

土:モォ~
沖:バッファロー!(これ、地味にウケました 笑)

なんてネタもかましちゃうユルさです。


ねーマッチ☆

なんてアダ名で呼び合っちゃうユルさです。

(ここ、最初見たときリアルに吹き出しました)


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そんななか

“御免!たたたたたた・・・・しゅたっ!”

と、見るひとの努力によって成り立っている

抜き足を披露しつつの登場です。平助。

皆から“見えなかった!”と言われるたびに

手をきゃわきゃわしているのがとてもキュートです。

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平助はとにかくかわいかった!

平助になら蹴られても許しちゃいそうです。

成敗したハチをもぐもぐしていても見なかったことにしてあげちゃいそうです。

山南さんに積極的な平助もいいですね~

“わたしと接吻を”

あたりまではしおらしいのですが
“あなたのトドにしてくださいっ”

と、山南を押し倒し胸元をまさぐる平助。

日によっては

“ご奉仕ご奉仕~♪”

と、非常に楽しげに手元を進め、ハラハラするときも 笑


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芹沢さんのカモになった平助くん。

研ぎ澄まされてるらしいですね。

何が?(聞くな)

このシーンの手の動きも新種の生き物か?というなめらかさでした。

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さて、男色まつりです。

わたしの記憶では、最初は横一列、

芹沢さんを囲み腰を振りつつ前に出てきながら

並んで前向き一列チューチュートレイン、

台を引っ張り出し、芹沢さんを持ち上げて乗せ、

まわし、崇める。


汗ばんだ美しい肉体が

あやしい照明に、音楽に彩られてくねくねと悦び踊るさまが

えもいわれない空間を産み出しておりました。

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どこのシーンだかわすれましたが、こんな平助もかわいかったです。
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このあたりの平助はちょこちょこ小ネタを出してきていてたのしかったです。

“テラォ?(テロ?)”っていう不思議な巻き舌の発音もすきでした。

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この絵、大和屋さんのおなまえが間違ってますね。

正しくは“大和屋庄兵衛”

大和屋さんは、なんといってもあのせわしなさがウザ面白かったですね。

“大和屋”の前掛け?を、巻物をペロンってするみたいに開くのに地味にウケました。

長州浪人の説明は、日々の変化をひとつひとつ見てみたい部分のひとつです。

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ラマ桂は、桂さんとのギャップ感と

予想外にでっかいかぶりものがポイントのキュートな子でしたね。

あと、基本的に“きゅ~”としか言えないぶん

表情の豊かさがポイント。

わたしが見たときは、何か芸をやってみろと言われて

見得をきるような凛々しい子でしたが

大阪のほうではぐーちょきぱーの曲を歌うかわいらしさを見せたそうですね。



中盤で、絵無しですがすきだったシーン。

忙しかった新撰組で、えれえれ言いながら走る平助。

えれえれというか、土方さんに指示されたことを

とにかく言いながら走っているな~とはおもっていましたが

大和屋同様、ほぼセリフとして確認できず 笑


その後、へろへろの沖田に対して大変だな~

なんてのんきに言っていたのをしかられ

“ボクも大変だっ☆”

と、かわいらしく言って言い走り去っていくところもなんともキュート。

許しちゃう。許しちゃうよ~


そういえばどうでもいいところかもしれませんが

“はぁ、ひ?ふ…古高俊太郎です”の言い回しに

“はぁ、ひ?ふ…ふぃるむふぇすぅ?”と言うギンをおもいだしたりもしました。



そして次に控えるは、前作ではあんなに緊迫していたとはおもえない

平助の存在のおおきさを感じるあのシーン。

平助に向かって

“古高と二人っきりにしてくれ。このことは誰にも言うな”

なんて言っちゃえば

“土方さんはああいうのが好みなんですかぁ~?”

って、そっちの意味にとらえられるのは当然の流れですよね 笑


“わかりました、おくちにYKKです。”

“縄、つけときました~”

“ごゆるりと~”


あたりの、平助だからこそ生み出せる

たたみかけるようなネタの数々には、次の古高のシーンで泣くとわかっていても

笑わずにはいられないくらいでした。




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池田屋に入るシーンは、最初とシンクロさせる演出も良かったですし、

立ち居振る舞い、声色の凛々しさもあいまって

毎回鳥肌ものでした。


御簾のシーンは、よくあんなスラスラ言えるなと毎回感心していました。

語呂がよくってあれ言ってみたいな~、楽しいだろうな~とかおもってみたり。

したにも関わらず、あまりセリフとして覚えていなかったので、

いろんなひとから情報をあつめて修正してみました。

(でも、これも全然違ってる気がする・・・)


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斬られた桂さんと共に、描きたかったものナンバーワンのこのシーン。

“あつい・・・♡”と言うときの溜め感と、

色っぽいほど気持ち良さげな表情が目に焼き付いて離れません。

ここのシーンが来るのが毎回たのしみでした 笑
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桂さんの殺陣は本当に美しかったですね。

刀を内側に向けた構えとか、あれは神道無念流ならではのものなのかしら?

腰を落とし、じりじりと距離をはかる姿まで

日本舞踊かとおもうほどのしなやかさ。

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ここに関しては、下の記事にて語り尽くしておりますが

このときの表情、がんばって、がんばって表現しようと試みました。

色々な感情が渦巻いているにもかかわらず

そのどれかに偏るような表情ではなくて、

なんだかこう、ぐっと堪え、抑えた表情でいるのに

汗とハナミズと涙と、生理的に抑えきれないものもあって

そこから逆に伝わるものがあったというか。
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ここの表情も良かったです。

包帯(みたいなさらし?)で見えるか見えないかでしたが

慕っていたひとの突然の死を受け入れられない気持ちと

土方さんの意思でそれが遂行されたことへのやりきれなさは

しっかりと見て取れました。


しかし、平助がこういう設定であったために

山南さんの切腹を知った直後隊を抜けて斬られる流れと、

山南さんにかなり好意的に接していた流れから、

おもいかえしてみるとなんだか深いものを感じるようになったりもしました。

(初演LOOSERのコメンタリーで“もしかしたら沖田も梅毒だったかもしれないんでしょ”

“芹沢に感染されたってことか。”“深いね。”という会話の流れのような・・・)



…と、まったくまとまってもいなければまとめる気もないまま

とりあえずおえかき部分はこれで終了です。
で、番外編。


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以前、鎮国寺というところで撮った写真。

ツイッターのほうでいちどつぶやいたのですが、

この写真が、LOOSER6っぽいなと。

長州浪人の集会のシーンだったか池田屋討ち入りのシーンだったか

ちょっとさだかでないのですが、

ぼうっと提灯の灯りが舞台全体に浮かび上がるような映像がありましたよね?

それにちょっと似ているなとおもいました。それだけです。


おわり!

LOOSER6、終わってしまいましたね。

最初、NACSのリメイクで、しかも新撰組のおはなしと聞いたときは

そのリスクの大きさに大丈夫かしら?と不安におもっていたりもしたこの作品。

ふたを開けてみたら、なんと素晴らしいことか。

舞台全体を渦巻く熱に、刺激されること終始。

何人かを一度に演じる公演なのに、

そのさかいめがグダグダになったりせずに
ひとりひとりしっかりした演技で確立した役を

一度に何人も見ることができる豪華さ。

そして、おはなしの流れがとにかくいい。

森崎さん尊敬せざるをえないです。


わたしはNACSのLOOSERを先に見ていたのですが、

あちらではほぼ扱いの無かった平助がこんな形でピックアップされ、

しかもかなり斬新なキャラクターとしていることにびっくりしました。

きっと、この配役を予想していたひとっていないとおもいます。

しかも、土屋さんのキュートさを生かした子に書いてくださって、

森崎さんには感謝しきりです。


うっすらオネェの風格。まさに時代を先駆ける魁先生です。

土屋さんの動きのなめらかさや細く締まった肉体が、

平助のキャラクターにぴったりマッチしていました。

しかし、本当の意味で魁先生らしい若さや勢いもしっかりあって、

バランスが取れているかんじもさすがだな、とおもいました。

たたたたたた!と、かわいらしく先駆けられれば、

“この先駆けは、見る側の努力によって成り立っています!”なんて開き直りも、

あれだけ鉢金を取るなと言われたのにいざという時に

“あつい♡”と、取っちゃうドジッ子なところも、ホイホイ許しちゃいます。


で、かわいいだけでなく、土屋さんらしさもそこここに出してくださって。

常人の3倍の汗をかくというのも、非常に土屋さんらしくて毎回ウケました。

それで鉢金を取りたがるエピソードに続ける流れもスムーズです。

(しかし、一度だけあった奇跡の最前のときは

周りがNACSファンのかたばかりだったということもあって、

*pnish*てきな笑いとはちょっと違うかんじだったので

派手にわらっているのはわたしだけでしたが 笑)


しかし、各々のコアなファン向けのネタをそのまま使うのではなく

万人受けもするものにやんわりシフトして

さりげなく組み込まれているのがまた素敵です。

役者さんの個性を理解したうえで引き出しながら

このひと手間を加えることで、ダレない、スキの無い時間を創り出しているなとおもいます。


平助が加わって情がより移りやすくなったというか、

*pnish*てきなお遊び要素が増えたことで

より見やすくなった感じもしました。

たとえば古高を土方のもとに連れてくるシーン。

あの緊迫していたシーンが、セリフを変えずにあれだけのおもしろシーンになりえたのは、

平助のキャラクターがあってこそ。

そのあたりをうまくまわるように設定づけるのがすごいなとおもいました。



途中で出てきた大和屋も、悪商人らしいいやらしさ、うさんくささが前面に出ていて、

平助の雰囲気としっかり使い分けてるな~とおもいました。

ちょこまか動く姿もうざかわいくって。

上手の袖に長州浪人がわっちゃわっちゃ~

鉞担いだ金太郎が~なおぞましい光景が~とか

もはや言えることを前提にしているのか?状態で

おもいついたことをとにかく口にしちゃってるような感じとか、味わい深いです 笑



そして、桂さんの凛とした佇まい。そこに急にぶっ込まれる

ラマの癒し系具合等ひとつの役柄でもメリハリがきいていて、

やっぱり土屋さんは芸達者だなと。

途中でラマになってしまう桂さんは何なんでしょうね。

泣きそうな顔できゅ~きゅ~鳴くラマのかわいさったら!

あんなラマがいたらマチュピチュになんて帰さないです。

わたしがお持ち帰りします 笑



桂、土方、森崎さんの三人のシーンはほんとうに目を見張る迫力で。

信じていたものに裏切られ、打ち砕かれながら刃を振るう桂さん。

迷いながらも自分に正しいと言い聞かせ、自分を奮い立たせて進んできたのに、

それは間違いで、自分は一人の策士によって操られていたと知る絶望。


土屋さん自身、竜馬の生きざまに感銘をうけたことも多かったようですし

こういった視点で竜馬というひとを受け止めることに戸惑いもあったかとおもいます。

それが桂の気持ちとシンクロして、

予想外に感情が高まってしまったのかしら、とおもったりもしました。


さらに、そこにたたみかけるように

森崎さんの子供のはなしを聞かされる。

自分のやってきたこと、これから本当に成さなければならないことに

やっと向き合うことができたのは、

道を間違えてしまった息子と桂をシンクロさせて

生きて、もう一度やり直してほしいと

決死のおもいでぶつけてきてくれる森崎さんがいたから。

その熱に桂として動かされた気持ちも合わさった昂りだったとおもいます。


土屋さんが袖に入った瞬間号泣してしまった、と書かれていましたが

勘違いでなければ、土方に斬られた後肩を押さえながら座り込み、

吉田の気持ちを受け止めるこのシーンですでに泣いていたように見えました。


そんなところに心動かされつつ、

汗かハナミズか涙かわからない熱のかたまりを纏った桂さんが

光に照らされて、神々しいほどにキラキラしていたさまにも同時に目を奪われました。

とても美しかったです。



今回、そのシーンの桂さんを絵にしてはみましたが(上の記事)

どうにも伝わらないものですね。

でも、伝わらないなかでも伝えたい意だけでも込めて描きたかったのです。

憎しみでもない、諦めでもない。動揺?決心?

あの表情は見たひとにしかわからない。

ってことはわかっていても、表現してみたかったのです。

真にせまるものは舞台上にしかなくて。

でもわかっていても描きたくなってしまうだけのものがそこにはありました。



あと古高も描きたかったのですが、ちょっと色々足りてなくて描けず。

今回のLOOSER6、個人的MVPは古高でした。

今回の大樹っちゃんはものすごく良かった。

なにか殻を破ったというか、すっごく生に感じられて、

古高のシーンはかなり泣きました。


一般的な古高像とはすこし違うかなとおもうのですが、

守るもののために、余計なこと抜きにまっすぐいる姿勢がすごくきました。

大樹っちゃん自身のかもすキャラクター性ということもあるのだとおもいますが、

自分の信じるものを見据えているだけなのに、

なんでこんな仕打ちを受けなければならないんだ!と

全身で訴える姿に胸が痛みました。


沖田のラストも本当に良かったです。

沖田は、正直なところどの作品でも

ちょっとしこりの残るところがあったりするのですが

(単に、わたしの好みじゃないというだけかもしれませんが)

大樹っちゃんの沖田は、ありがちな黒さみたいなものがなくって

自分が正しいとおもうことをただまっすぐ見て進んでいるだけなんですね。

だからこそ、沖田もラストで泣けたんだろうな。



古高、沖田の最期はとても悲しかったのですが

違う意味で最期にグッときたのは宮部。

“シビレる!”って言葉がめずらしくもしっくりくるくらい、

あまりにも男前で魅力的でした、宮部。


最初に沖田と対峙したときの大人な対応も非常に素敵だったのですが

木刀と刀という明らかに不利な状況でも

沖田の剣の道を究めたい、というまっすぐさをかって

真っ向から挑む心意気。

自分が敗れたことに対する落胆、無念の意が無いわけはないのに

親と子ほども歳のちがう沖田が勝ったことに

いや、もしかすると、最後に沖田と刀を交えられたことに

“うれしか~”と発する声色の確かな充実感。

そして、武士として潔く散っていく姿。

女も男も惚れる男だとおもいます。



森山さんの土方は、最初こそユルかったものの、

どんどん史実上とはまた違った方向で鬼の副長らしさが出てくるというか。

その全てが新撰組を大きくして、近藤さんを立てるため、

というのがはっきりわかるようになっていて

土方の生きざまの全てを表しているのが良かったなとおもいます。

しかし、森山さんがハマればハマるほど

桂や古高に気持ちが入りがちなわたしはつらかったです。


そのぶん、箸休めてきな永倉には大いにウケました。

しかもチャラ男のくせに強いとか素敵。



飯野さんの芹沢は、本当にイメージ通りの芹沢で。

森崎さんが飯野さんの芹沢を!というつよい気持ちを持って

LOOSER6をつくりあげるに至った経緯が見えるようでした。

今回、芹沢としては前作よりお遊び要素が減ったようにもおもいましたが

そのなかでも、芹沢の魅力がぐんと増しているなと感じました。

飯野さんが芹沢以外の役を演じられていないことに対しても

森崎さんのなかで、飯野さんの混じりっ気のない芹沢を大切にしたい

という愛情のかたちを見て、ぐっときます。



そして森崎さん。

森崎さん、ご自身でオヤジ役とおっしゃっていましたが

ただのオヤジじゃなくって、たかよしくんのオヤジだったことが

最初のびっくりポイントでした。そっちか! 笑

で、このオヤジがとてもキュートでまたびっくりしますね。

“お父さん寂しいから来てよ~”とか、それはもうキュンキュンしました。


森崎さんは他のひとと違い、

山南さんであり、吉田さんであり、森崎さんでありながら、

ほんとうにまるまる一人のひと、という流れ。

さかいめ無く、一人のひとであるからこそ言えることもあるし

新撰組、攘夷派の両者にはさまれ、どちらの気持ちも

まっさらな状態で感じられるからこその葛藤もある。

自分の人生を悔いて、この時代を生きたひとたちをまっすぐに見る目を持っているので

そんな感情の揺れもしっかり伝わりました。


森崎さんについて感じたこともたくさんあったのですが、

ラストシーンなんかは特に、もう説明なんていらないというか

言っていることが全てでしかなくて、何も言えません。

ご自身が歴史のなかに居る生のひとに向き合って、

悩んで生み出した自分の言葉を、ありのままの感情を乗せてぶつける。

動かされないわけないじゃないですか。

だって、これはぜんぶ森崎さんのものなんだもの。

言えるならば、素晴らしいの一言に尽きます。

作者、演出家、役者、すべての森崎さんが。

・・・ブツ斬りですが、まとめかたがわからないので次のおえかき記事へつづく。

陰陽師、千秋楽おめでとうございます!

正直、最初はおもってなかったのです。

この公演が終わるのをこんなに名残惜しくおもうなんて。

最初一公演だけ、とおもっていたところを

追加した自分をなでてあげたい。

途中地震に見舞われたりしつつも

無事全公演終了することができて、本当に良かったです。


全体の感想としては、とにかく歌がすごい。

耳触りのいい美声が隅々まで響きかう舞台でした。

うっかりその響きの美しさに聞き惚れて、

歌詞を聞き取り、理解するほうののーみそが働いていないこともしばしば。

でも、歌声の響きを堪能したら、次は歌詞を。

歌詞が聞き取れたら、次はひとりひとりの演技だ!

演技に動かされたら、ストーリーにもっと深く!!と

とにかく色々な角度から楽しめるぶん、

何度もリピートしたい!とおもわせる舞台でした。


設定やストーリーは、正直わりとブッ飛んでいるのですが

それを気にせず受け入れられるだけのインパクトある楽曲、声、演技。

そういったバランスの良さがぐっと面白みを増している舞台だな~とおもいました。


色々書きたいことはあれど、弁慶のことで長く語るのは目に見えているので

個人的にいいな~とか、

おもしろいな~とおもったところをつらつらと。



皐月が死ぬまでの展開がかなり早いわけですが、

あの短い時間のなかで、ちゃんと兄弟間にあるお互いをおもう情とかが

伝えられているのがすごいなとおもいました。

三人の歌声がやさしく重なって響きあうかんじが、

言葉で表現する以上に深く絆を表していたのかしら、ともおもいます。

ミュージカルって素敵ね。


義経と静の出会いはだいぶシュールでしたね。

丑の刻参りとブレイクダンスの出会い・・・現代でもなかなかないですよ! 笑

しかし、植木さんのブレイクダンスは本当に見事でした。

あんなに身軽にくるくるしているひと初めて見ました~

ひとしきりくるくるした後、静に声をかけて

剣の稽古をしていた…って、

アレ?なんかくるくるまわってましたよね? 笑

しかし、ここでも歌声が二人の運命的出会いの説得力を増します。

ミュージカルって素敵ね。(二回目)

平!家!終焉!到来!の和声ラップっぷりには

もはや素直に英語としてしか耳に入ってこず

後で歌詞を見て再度びっくりするのでした。

KYOHEYさんつげーすわ。


あと、良知さんの歌声がオペラ級の伸びと

ビブラートっぷりでたまげました。

あの声で“千の~”まで歌われたら、

“千の風になって~”に続くものだとおもっちゃう。

そんな秋川さんばりの美声でした。


しかし、陰陽師は見たことのない、聴いたことの無いものづくしでした。

上記した高度なブレイクダンスも、和製ラップも、オペラ的ヴォイスも。

非常に刺激的な舞台でした~



さて、大本命の弁慶についてですが(長くなりますよ)

弁慶の最初の歌で、歌い出しから“ヘーイ!”と、まさかのノリで

違うミュージカルが始まったのかとびっくりしましたが、

あ、ヘーイ!じゃなく、平家、なのね~新しいな~

弁慶はこんなかんじなんだぜ!というイメージも素直に伝わってくるな。

と受け入れ、だいすきになりました。この曲。


来るかどうかもわからない主を毎日毎日待っている弁慶。

弁慶といえば、という感じなのだとおもいますが、

わりとぼんやりした知識だけで観ていたので

この健気さとやんちゃっぷりの同居にまたも鷲掴みに。

後で戦災孤児で、盗人稼業をしていた、という記述を見て

後半のシーンにもつながる弁慶の生い立ちにざわりとしたり。


義経がやってきたときに“なんだ、女と子供か”と、

あからさまな落胆の色を見せながらもしっかりとおせんぼする弁慶とか

御曹司?御曹司ってなんだ、えらいのか?

とか、気になったことはとにかく何でも如月に聞いてきたのかな~

なんて、ちょっとかわいらしい部分も見つけニヤニヤしつつ

やっぱり格好いいのです、土屋弁慶。


そんな格好よさのひとつ、薙刀を使っての殺陣。

土屋さんが持ち前の長身で豪快に薙刀を振るうからこその

華やかさがあるなとおもいました。


薙刀で相手を貫き、引き抜く際に

相手をぐっと足蹴にしながら戦う姿の荒々しさも、

非常に弁慶らしくてすきです。


そして、激しい戦いの最中切られた義経を

“こんなところで死なれてたまるかっ!”と、

無我夢中で担ぎ上げる様子に

必死さが伝わりぎゅ~っと切なくなりました。


如月が命をわける術を施しているところにさりげなく入ってきて

どさくさに紛れて力になれちゃったり、

義経に自分の命をわけてくれと、断る隙もないように

どっしりと構えて座り込んでしまったりするシーンは、

真面目さと頑固さと一途さとやさしさと、

土屋さんの弁慶ならではの良さがぎゅっと詰まっていて

だいすきなシーンです。

…というか、冗談抜きでどのシーンも魅力的に見えました、弁慶。


㤗親を許してほしいと乞う如月に、

最初にわたしが持っていた弁慶のイメージなら

許さないかなという感じだったのですが、

“もし俺に兄弟がいたら、同じことをするかもしれん”と。

身寄りのない弁慶が口にするからこその重みがあって、

とてもぐっときました。


俺たちは、二度と離れられない仲になったらしいぞ。

と、寿命が半分になったことなんておかまいなし。

このひとと決めた相手に、運命まで従えながら

その身を賭して仕えることができる喜びさえ感じる

弁慶のすがすがしい表情に胸が熱くなりました。


戦いを挑むのは真正面から。

自分の負けと運命を共に受け入れる。

これだけは、と心に決めたことには頭も下げ、命もかける。

そんな弁慶のまっすぐさがあったからこそ、

限られた時間の中にも義経への絶対的なおもいを持っていることが

スッと入ってくるんだろうなとおもいました。


ラストのシルエット演出も良かったです。

義経に重なるように出てくる弁慶のシルエット。

その後、運命を共に、同じ場所で最期を遂げる、と

クロスして倒れるシルエットに涙が滲みます…


まともに書いているのが、ほぼ弁慶のことという残念感想ですみません。

まだ、他のかたについても書きたいことはたくさんあるのですが

(三兄弟とか、平家サイドとか、猫ちゃんたちとか、まったく語れてない・・・)

時間と容量の関係で、ひとまずここまで。

またおえかきとかものっけつつ

ちゃんと流れを追って感想を書ければな~と、おもいます。