こんにちは!DATASTATIONの森山です。

 

キャンペーンの告知を挟んでしまいましたが、

前回に引き続き、DSコンテンツの使い方企画

照明器具の光らせ方!~その3・CAD編(アーキトレンド)~をご紹介します!

 

前回は3DCGソフト(Shade)に、照明器具の形状データを読み込んで、

ソフト内で光源データを配置、設定する方法をご紹介しましたね。

 

今回は3D建築CAD「アーキトレンドZERO」で、照明器具を使ってみましょう!

 

・アーキトレンドでレンダリングした内観パースです。

 

データステーションでは、 VH.members(以下略VHM)という専用サイトで、

アーキトレンド専用形式ファイル(azpという拡張子)を配信しており、

ハイブリット照明という専用データで、光源なども全て組み込み済みの

照明器具データを使用することができます!

 

・今回の内観パースで使用してる照明器具たち

 

なら、光らせ方の説明は特に必要ないのでは・・・?ということですが、

アーキトレンドでリアルなパースをつくる機能、「パーススタジオ」では、

少し光源の設定を調整すると、より完成度の高いパースに仕上げることが可能です!

ワンランクアップの仕上がりや、効率的な時間短縮に繋がりますよ!

 

照明器具が特に必要なケースは、何はなくとも内観パース!

特に作成頻度の高い昼間のライティングは、パーススタジオであれば

光源タイプは天空光【内観】がおススメです。

・アーキトレンドのオプション「パーススタジオ」で使用する事ができます。

 

ここから説明するコツは、照明器具の設定というよりも、

天空光【内観】のクセのような話にもなるのですが、基本的には難しくありません。

アングルを決めて、まずはそのままレンダリングしてみましょう。

 

特に難しい事をしなくてもリアルな仕上がり!ですが・・・

 

レンダリングした画像を確認すると、リアルな陰影はついていますが

全体的に薄暗くてなんだかちょっと寂しい空間に見えてしまいますね。

今回の部屋のインテリアのような、カジュアルな雰囲気の部屋には特に合っていないようです。

 

まずは、照明器具が光っていないのが大きい原因です。

この部屋では、シーリングライトと壁につけられているウォールライトですね。

意外に忘れがちですが、まずは「部品光源」をONにしましょう!

こうしないと、せっかくの照明器具も光りません。

ONにしたら準備はOK!

・もう一度レンダリングしてみました!

 

照明器具がONになったので光っているはずですが、ほんのり程度でまだまだ明るさ不足ですね。

あと、照明器具が光った事で、その光に照らされた家具などの影が室内に発生しました!

(赤丸で囲ってある部分です。)

ちょっとシミのように見えて、あまり見栄えがよくありません。

この2点が気になります。

でも、どちらも簡単な設定でコントロールが可能です。

 

まずは影の設定から!

部品光源の「設定」で影を直線的から柔らかいに変更しましょう。

ぼかしの数値はそのままでかまいません。

ここを変更することで、光源に照らされてできる影のつき方がマイルドになります。

 

 

また、実はウォールライトなどは影自体の設定を切ってしまっても良いです。

 

・意図しないところに影が発生しなくなる。

・レンダリングが少し速くなる

(影:柔らかいを設定すると、レンダリングに必要なPCの計算が

   複雑になり、レンダリングも長くなりやすくなります。

 

OFFにすることで、メリットなんかも大きいわけですね。

単に部屋を明るくしたいだけであれば、補助灯などは影の設定をOFFにしてもよいでしょう。

※主照明(シーリングライト)の影もOFFにしていまうと、流石にのっぺりしてしまうので

やめておいたほうが無難でしょう。

 

部屋の明るさに関しても、光源設定の「明るさ」の数値を変更することで調節ができますが

 

全ての部品光源を少しずつ設定して全体の明るさを調整・・・

というのは手間も時間もかかってしまいますね。

なので、全体的に部屋を明るくしたい場合は、「調光割合」を調節すると便利です。

 

・[Re]ボタンを押すと初期値に戻せます。

 

ここの設定は

100%→120%と少しずつ上げてもそれほど違いがわからないため、

200%、250%・・・と思い切って上げた方が、効果がはっきりでますよ!

 

 

調光250%でレンダリングした画像!

先程よりもかなり良い感じになっています。

 

でもまだ気になるところがあります・・・

そう、せっかくのシーリングライトが光っているように見えないのです。

 

「天空光【内観】」は柔らかい光の表現が得意ですが、

そのせいか照明器具のセード部分などが、ピカっと光ってくれなかったりします。

(光っていないわけではないですが、かなり弱くなっているためです。)

仕上げに、ここを光らせてみましょう!

ひと手間ですが、全体的に引き締まった印象になります!

 

1.シーリングライトのセード部分を画面から選び、ダブルクリック。

2.出てきた「属性」から「素材編集」を選択、球体の様な物が写っている

「面素材編集」という画面で「拡散反射光」の部分を2.0位にしてあげます。

・OKボタンをクリックすれば設定は完了です。

必ず2.0とかではないので、弱すぎたり強すぎたりする場合はここも調整します。

 

その後、再ンダリングしてみました。

シーリングライトのセード部分が、ちゃんと発光してるように見えますね!

 

その後、ウォールライトの設定も調整した後、レンダリングしたものがコチラです↓

ここから更に細かく手を加えれば完成度はあがりますが、

お客様に提案イメージを伝える事ができるレベルとしては、これで十分ではないでしょうか?

 

次回は、今回説明できなかった、壁付けウォールライトやブラケット照明が

キレイに光る簡単な設定などをご紹介したいと思います!

 

なお、今回使用してる室内の照明器具~家具は、もちろん全てデータステーションのコンテンツで、

当然VHMでも配信しているものばかりです!

統一感のある色や家具であらかじめコーディネートしてあるので、

こういった洋室もサクッとつくることができます。ぜひ使ってみてくださいね!

 

では、次回の更新をお楽しみに!

今後ともデータステーションを宜しくお願い致します!

http://vh.datastation.jp/